Load Export

MotionViewから呼び出す外部モジュールです。このモジュールでは、ADAMSの実行結果から荷重を取得し、それらの荷重について、表形式のサマリーファイルまたはNastranの入力カードを作成できます。

Load Exportユーティリティは、マルチボディダイナミクス(MBD)解析と有限要素解析(FEA)の間のギャップを以下のようにして埋める手助けをします:
  • 任意のタイムステップについて、ボディ(複数可)にかかる全ての荷重を洗い出し、表形式のフォーマットに要約します。
  • あるコンポーネントに対するすべてのフォースとモーメントを特定し、GRID、CORD、FORCE、MOMENTの各カードを設定したNastran入力デックに指定の時間ステップで転送します。
Load ExportユーティリティをMotionViewと組み合わせて使用し、上記の機能を実行します。このユーティリティを使用するには、MBDモデル内の荷重が処理されるべきコンポーネントを指定する必要があります。この指定を実現するには、MotionViewのGUIを使用するかMDL MBDモデルファイルを編集して、ボディに関するフォースの出力リクエストを追加します。ADAMSを使用してモデルをMBD解析すると、ユーティリティへの入力ファイルとして使用するADAMSリクエストファイルとメタデータファイル(ボディに対するフォース出力の情報を収めたMotionView ASCIIファイル)が得られます。Load Exportの適用範囲は以下に示すとおりです:


Figure 1. 相互作用図

メタデータファイルの生成とフォーマット

MotionViewは、ボディエンティティについてフォースリクエストをサポートしています。MotionViewでは、指定されたボディエンティティに作用するフォースの詳細情報を提供するために、アクティブなモデルにボディエンティティに対するアクティブなフォースリクエストがあれば、メタデータファイルを自動的に生成します。詳細については、メタデータファイルの生成のトピックとメタデータファイルフォーマットのトピックをご参照ください。

Load Exportユーティリティを実行するには:

FlexToolsメニューからLoad Exportを選択します。
  • Load Exportユーティリティが表示されます。