カスタムビューの保存と呼び出し

モデルの現在のビューを後で参照するために保存し、保存したビューを呼び出すことができます。

View Controlsツールバーから、をクリックします。

名前を入力してEnterを押すか、以前に保存したビューを選択します。

ヒント:

(HyperMesh のみ)

  • Ctrl + 数字キーを押すことで、カスタムビューを素早く保存できます。例えば、Ctrl + 1キーを押すと、カスタムビューが作成され、Ctrl + 1という名前が割り当てられます。保存したビューを呼び出すには、そのビューの保存に使用した対応する数字キーを押します。例えば、Ctrl + 1キーを押してカスタムビューを保存した場合、後に1キーを押すと、このビューを素早く呼び出すことができます。
  • ビューの変更、名前変更、削除、表示状態の設定を行うには、ビューを右クリックします。

HyperGraphでは、2つのユーザービューのうち1つを選択するだけで、保存または復元することができます。

HyperViewでは、ビューは結果ブラウザのエンティティとして保存されています。 そのため、ブラウザとエンティティエディター上で作成、編集することも可能です。

OrthographicおよびPerspectiveは従来のHyperViewのビューモードであり、一方、Lensタイプはカメラのレンズをシミュレートします(カメラアングルの座標値がある場合に使用できます)。これらのモードは、ビューのボリューム / クリッピング領域を異なったふうに適用します。

現在のビューは、グラフィックスウィンドウと常に同期されているビューです。これは削除もロックもできません。ユーザー定義またはイメージプレーン整列が生成されたビューはすべて、デフォルトでロックされています。しかしながら、これらのビューは“アンロック”して変更することが可能です。ビューがロック解除されると、そのビューもグラフィックスウィンドウと同期されます。

HyperViewの各ビュータイプの属性は以下の通りです。

ビュー - オーソグラフィック

Orthographicはデフォルトの投影タイプであり、近直交ビューで主に捕捉されたメディアを方向付けるのに便利です(Top、Left、Front、Bottom、Right、Rear)。


図 1.

Standard

Label
ビューのID。
制約事項: この欄は現在のビューについては編集できません。
Lock
アクティブにすると、ビューがロックされます。
With Masking
アクティブにすると、現在のマスク状態がビューに保存されます。

View Projection

Projection Type
ビューの投影タイプ(OrthographicPerspective、またはLens)を選択 / 変更します。

ビュー - パースペクティブ

Perspectiveでは、真の3Dパースペクティブ表示を使用してグラフィックスを表示できます。
注: ツールバーのDisplay ControlメニューにあるPerspectiveオプションを使用して、3Dグラフィックス表示を制御することもできます。


図 2.

Standard

Label
ビューのID。
制約事項: この欄は現在のビューについては編集できません。
Lock
アクティブにすると、ビューがロックされます。
With Masking
アクティブにすると、現在のマスク状態がビューに保存されます。

View Projection

Projection Type
ビューの投影タイプ(OrthographicPerspective、またはLens)を選択 / 変更します。
Perspective Angle
この欄をクリックし、スライダーバーを使用してパースペクティブの角度(5~45°)を調整および設定します。

ビュー - Lens



図 3.
Lensタイプは、カメラのレンズをシミュレートします。


図 4. カメラとモデルの例


図 5. カメラの例

Standard

Label
ビューのID。
制約事項: *この欄はCurrent Viewについては編集不可です。
Lock
ビューのロックをアクティブにします。
With Masking
アクティブにすると、現在のマスク状態をビューに保存します。

Camera

Target
カメラの焦点を合わせる3次元モデル上のポイントの座標値。デフォルト値はなく、ユーザー定義の値を指定する必要があります。
Position
カメラが3次元モデル空間内に位置する座標値。デフォルト値はなく、ユーザー定義の値を指定する必要があります。
Orientation Method
カメラの上部がどの方向を指すかを定義します:
  • X-up
  • X-down
  • Y-up
  • Y-down
  • Z-up
  • Z-down
  • Vector(デフォルト)
Orientation Vector
Orientation Methodが予め定義された方法(XYZ軸のupまたはdown)として選択されている場合、Orientation Vectorは対応するベクトルに自動的に割り当てられます。デフォルトの値は、0.33, 0.33, 0.33です。Orientation MethodがVectorに設定されている場合、任意のベクトルを入力できます。このベクトルは、カメラの上部が指す方向の近似値です。
Up Vector
カメラの上部が指す実際の方向。この値は、これより前の4つの入力値に基づいて自動的に計算されます。正規化された値で、編集は不可です。

View Projection

Projection Type
ビューの投影のタイプ(OrthographicPerspectiveまたはLens)を選択 / 変更します。
Focal Length (Zoom)
カメラのレンズの焦点距離(mm単位)。これは通常、カメラのレンズから読み取ることができます。デフォルトの値は25.0です。
Sensor Height (mm)
カメラのセンサーの高さ(mm単位)。これは通常、カメラのスペックから得ることができます。一部のカメラメーカーは、センサーの幅または対角線距離を指定しています。その場合、静止画 / 動画の縦横比を使って、高さを計算する必要があります。デフォルトの値は15.6。
Focal Point Offset (mm)
Focal Point(焦点)は、カメラレンズの主方向とカメラのセンサー面との交点です。Focal Point Offsetは、このポイントからカメラセンサーの中心までの距離(mm単位)です。デフォルトの値は(0.0, 0.0)です。実際の値が不明である場合、デフォルト値を使用することができます。

Image Plane

静止画 / 動画がトリミングされている場合、Sensor HeightおよびFocal Point Offsetの入力値は、元のスペックから修正する必要があります。このセクションは、トリミング情報を入力するために使用され、HyperViewはこれら2つを自動的に調整します。
Image Plane ID
トリミング情報が入力されるイメージプレーンのID。
Top cropping
上部トリミングのピクセル。
Bottom cropping
下部トリミングのピクセル。
Left cropping
左側のトリミングのピクセル。
Right cropping
右側のトリミングのピクセル。
Adjusted sensor height (mm)
これは、HyperViewによって以下のように計算されます:

Adjusted sensor height = video height * sensor height/(top + bottom + video height)

ここで;

top: 上部トリミングのピクセル

bottom: 下部トリミングのピクセル

video height: 縦方向の解像度(ピクセル単位)

制約事項: この欄は編集不可です。
Adjusted focal point
これは、HyperViewによって以下のように計算されます:

新規のfocal point offsetのx値 = (left - right) / 2.0 / video height + 入力focal point offset x

新規のfocal point offsetのy値 = (bottom - top) / 2.0 / video height + 入力focal point offset y

制約事項: この欄は編集不可です。