合成荷重ケースの作成

File Loaderを使用すると、HyperMeshデータベース内で、および荷重組み合わせファイルを通じて、ネイティブ荷重ケースから結果をインポートし、線形重ね合わせやエンベロープという形で合成荷重ケースを作成できます。Derived Load casesツールを使用して、これらの合成荷重ケースを作成します。

メニューバーから、航空宇宙 > 結果 > 抽出された荷重ケースの順にクリックします。

荷重ケースを選択してツールの右側に移動することで、それらを以下に基づいて結合できます:


図 1. 線形重ね合わせ


図 2. エンベロープ

エンベロープは最小でも最大でもかまわず、ベクトルやテンソルなどの数量の関連メトリックの定義を必要とします(これらの定義が得られる場合)。

それぞれの新規作成された合成荷重ケース(DLC)はリストの末尾に付加され、コンテキストメニューを使用して確認できます。その後DLCは、他のすべての結果ツールで使用できるようになります。

エンベロープの場合、データコンポーネントメトリックに基づいて完全なデータタイプが格納されます。言い換えると、Stress: von Mises, maxに基づいた荷重ケースの間でエンベロープとして作成されたDLCでは、各エンティティについて最大フォンミーゼス値をもたらす完全なテンソル状態が格納されます。この場合、必要なデータタイプのみが格納され、他のデータタイプは使用できません。


図 3.