PowerPointからHyperWorks Desktopへのデータの同期

PowerPoint Publishingを初めて使用する際、HyperWorks Desktopは自動的にAltairアドインをPowerPointに追加します。Altairメニューオプションでは、PowerPointプレゼンテーションからアップデートを取得し、それらをHyperWorks Desktopセッションに同期することができます。また、View NamesおよびView Valuesを使用することで、プレゼンテーション内のタグ名とオブジェクトの実際の値を確認することも可能です。


図 1.
Sync Live
Sync Liveをクリックすると、HyperWorks Desktopセッションで加えられた変更で、PowerPointプレゼンテーションをリアルタイムに更新します。
Tag Table
セッション内の各オブジェクトのタグ名とフォーマットを表示します。このテーブルから、タグの確認、HyperWorks DesktopセッションとPowerPoint間でコネクションまたはリンクが確立できているかの検証を行うことができます。コネクションは、タグ名により保持されます。タグのフォーマットを変更するには、Formatセルをクリックし、ドロップダウンメニューから新しい種類を選択します。


Sync File(Linuxのみ)
Linuxでも、修正されたPowerPointプレゼンテーションを同期できますが、ワークフローは異なります。HyperWorks Desktopセッションから新規のPowerPointファイルに出力することのみが可能です。その他のオプション群は、Publishing PowerPoint GUIで無効となっています。HyperWorks Desktopセッションで修正を行った場合、Windowsで可能であるように、ライブリンクを使って、既存の、もしくは開いているPowerPointファイルにそれらの変更を同期させることはできません。それらの変更を既存のPowerPointプレゼンテーションに伝達するには、Publishを使う必要があります。
*.vbsファイル、*.xmlファイルおよびディレクトリ[demo_pptData]が、HyperWorks Desktop上のLinuxからPowerPointに出力する際に生成されます。新規のPowerPointプレゼンテーションを作成したい場合は、*.vbsファイルをダブルクリックします。
PowerPointからプレゼンテーションを更新したい場合は、Sync File を使って、HyperWorks Desktopセッションへの変更を含んだXMLファイルを読み込みます。詳細については、LinuxでのPowerPoint Publishingの使用をご参照ください。
View Names
PowerPoint スライド上でタグ名を確認するには、View Namesをクリックします。タグの値は、タグがHyperWorks Desktopからのものか、あるいは、PowerPointで直接追加されたものであるかを示します。例えば、以下がHyperWorks Desktopセッションタグの例です:


図 2.
テキストタグは文字列ベースで、コネクションを保持するために、文字列が一致する必要があります。PowerPointでタグ付けされたテキスト欄にテキストを入力すると、タグは壊れます。壊れたタグは、赤色で表示されます。壊れたタグは、PowerPointスライド上でMissing "Tag Name"を表示します。例えば、"Crash Comparison"というテキストがPowerPointで変更され、その結果としてタグが壊れると、下の図のように示されます。


図 3.
View Values
PowerPointファイルでのタグ(静止画、動画、プロットおよびテキスト)の実際の値を確認するには、View Valuesをクリックします。