レポートの作成

Reportツール(旧名はAutomated Reporting Director)を使って、DocumentおよびPresentationレポートをHyperWorksセッション内で作成、エクスポートします。

Reportsツールは、組織内または組織の外部で解析レポートを生成、交換、発表するために使用することができます。レポート生成プロセスの代表的な慣習を捕捉するよう正確に調整されており、産業分野や製品タイプを問いません。レポートは、応力、疲労、振動といったシミュレーション結果の分析に極めて有益であることが分かっています。

Reportツールによってユーザーは:
  • 会社のマスタードキュメントに基づいてDocumentまたはPresentationレポートを一から作成します。さらに、必要であれば、レポートテンプレートを保存します。レポートセッションフォーマットのPDFバージョンをエクスポートすることも可能です。
  • 予め定義されたレポートテンプレートを読み込んで標準化されたレポートを作成します。
  • インタラクティブビューとバッチモードの両方でレポートを作成します。

レポート出力フォーマット

Reportツールを使って、DocumentおよびPresentationフォーマットでレポートを作成します。
Document Reports
プロセスのサマリーまたはフルレポートで構成されます。Microsoft Office Wordと同様なレポート作成要素で、少数から何百ページにも及ぶDocumentレポートを作成し、エクスポートすることができます。
MasterベーステンプレートはDocumentレポートの開始に使用されます。Documentレポートには、レポート出力に必要な基本のスタイルとコンテンツが含まれます。
注: WDocumentマスターファイルのサンプルは、<installation_directory>\hwdesktop\mv\scripts\tcl\report\ARD\base\config\template\wordMaster.docxにあります。
サポートされているDocumentフォーマットには以下のものがあります:
  • .DOCX - オープンXMLフォーマットドキュメントファイル
  • .DOCM - マクロ有効Wordファイル
  • .ODT - Open Document Text(エクスポートのみ)
Presentation Reports
数枚から何百枚にも及ぶスライドで構成されます。
MasterベースPowerPointファイルはPresentationレポートの開始に使用され、以下のものを含みます:
  • Master Layouts - PowerPointのMasterビューオプションで作成されるスライドレイアウトデザイン。これらのレイアウトには、テキスト、画像およびテーブルのプレースホルダーのみが含まれます。
  • Slide Layouts - 画像、テキスト、テーブルなどのコンテンツを含んだ標準スライド。
注: Presentationマスターファイルのサンプルは、<installation_directory>\hwdesktop\mv\scripts\tcl\report\ARD\base\config\template\pptMaster.pptxにあります。
サポートされているPresentationフォーマットには以下のものがあります:
  • .PPTX - Microsoft PowerPointオープンXMLプレゼンテーション
  • .PPTM - マクロ有効PowerPointプレゼンテーション
  • .ODP - Open Document Presentation(エクスポートのみ)
注: Enable Platform Independent Exportオプションを使用すると、Officeアプリケーションの有無にかかわらず、あらゆるオペレーティング システムでレポートをエクスポートすることができます。

ソフトウェアの最低要件

表 1.
ソフトウェア 最小バージョン
オペレーティングシステム
  • HyperWorksによってサポートされるすべてのMicrosoft Windowsバージョン
  • HyperWorksによってサポートされるすべてのLinux OS
Officeバージョン エクスポートされたレポートファイルは、DOCX、PPTX、ODP、ODTフォーマットをサポートする任意のオフィスソフトで表示することができます。例として以下が挙げられます:
  • Microsoft Office 2010以降
  • Google Docs
  • LibreOffice 5.0以降
.NETフレームワーク
  • Microsoft.NET Framework 2.0またはそれ以降(download
    注: Windowsにのみ必要です。