Reportブラウザユーザーインターフェースの概要

Reportブラウザは、DocumentおよびPresentationレポートの作成、実行およびエクスポートに使用されます。

Access
メニューバーからFile > Publish > Reportを選択します。
または、Standardツールバーでをクリックし、ドロップダウンメニューからReportを選択します。

Reportツールのインターフェースは、以下のセクションに分割することができます：

ツールバー

グラフィカルユーザーインターフェースを持つソフトウェアでは、ツールバーは、ある機能を実行するためにクリックするアイコンの帯です。Reportブラウザツールバーでは、下記を実行することができます：
ラベル ボタン 使用法
New 新規のマスターファイルを読み込み、レポートセッションフォーマットを定義します：
  • Word
  • PPT
Load レポートテンプレート（.tpl）を読み込みます。
Save レポートテンプレートを保存します。
Execute ツリー内のアイテムを実行します。
Pause 実行プロセスを一時停止します。
Stop 実行プロセスを停止します。
Export Report レポートを宛先フォルダーにエクスポートします。
Synchronize Report

エクスポートしたレポートを新しい変更点と同期させます。
注: レポートをエクスポートするとアクティブになります。
Close Reportブラウザを閉じます。

ツリー領域

Report Tree Areaでは、アイテムを追加し、レポートツリー構造を作成できます。この構造は、各レポートアイテムについて利用可能な右クリックコンテキストメニューオプションを使用し、コンテンツ一覧として参照することができます。


図 1.
ツリー領域は、異なるオプションに基づいて分割されます。
Entities
エンティティタイプ（画像、テキスト、テーブルまたはチャプター）をレポートします。
ツリー領域ではルートは親エンティティで、これは、レポート構造の構築と作成に必要とされます。


図 2.

ルートエンティティから、右クリックコンテキストメニューで使用可能なオプション群を使用し、レポートツリー構造を作成できます。

Export Report（）
エクスポートするエンティティ。
エクスポートするエンティティのチェックボックスを選択します。
Synchronize Report（）
変更をレポートに同期させます。
レポートをエクスポートするとアクティブになります。
同期させるエンティティのチェックボックスを選択します。
Status（）
エンティティのステータス。
ステータスの値は、エンティティタイプおよびその関連プロパティに依存します。
Warningのステータスは、エンティティについて情報が欠落していることを示します。
Preview（）
エンティティが実行されるか、もしくは出力が作成されたら、プレビューアイコンをクリックして確認と検証を行います。
コンテキストメニューを右クリック
このメニューは、コンテキストまたはエンティティ固有です。各エンティティに関連した様々なオプションにアクセスすることができます。
図 3.

Entity Editor

Reportでは、各エンティティは関連付けされたプロパティ群を有し、それらは直接または間接的に入力を定義します。これらのプロパティには、ReportタブのEntity Editorからアクセスできます。


図 4.

Entity Editorは、選択されたエンティティに基づいて更新されます。プロパティはそれぞれ変更が可能です。

以下のプロパティがReportルートに関連付けられています：
Name
レポートタイトル
Master Document
Base DocumentまたはPresentationマスターテンプレート。
Working Directory
画像、一時ファイルなど、レポート実行中に生成されたすべてのデータを保管する作業ディレクトリ位置。
デフォルトでは、Reportはシステムの共通作業ディレクトリを選択します。ユーザー自身の作業ディレクトリを選択することも可能です。
注: 作業ディレクトリを選択する際は、完全な読み取りおよび書き出しアクセス権のある宛先を選ぶことが推奨されます。
Image/Video Resolution
画像またはビデオの解像度を選択します。
サポートされている解像度：
  • Low (800 x 600)
  • Medium (1024 x 768)
  • HD (1920 x 1080)
  • Ultra HD (3840 x 2160)
  • HW Desktop - HyperWorksのグラフィックス領域の解像度と同じ解像度で画像を生成します。
File path Storage
ファイルパス情報の格納タイプを選択します。
利用可能なオプション：
Absolute
作業ディレクトリに関係なく、ファイルやフォルダーの正確な場所を指すパス。
Relative
現在の作業ディレクトリからの相対的なファイルまたはフォルダーの位置を記述するパス。
Enable Platform Independent Export
Microsoft Officeソフトウェアがインストールされていない場合に、DocumentまたはPresentationのレポートをエクスポートすることができます。
Linuxではデフォルトでアクティブ化されています。
サポートされている入力テンプレート：
  • DOCX
  • DOCM
  • PPTX
  • PPTM
サポートされている出力フォーマット：
  • DOCX
  • DOCM
  • PPTX
  • PPTM
  • PDF, ODT, and ODP - ワープロアプリケーションがある場合に利用可能。
  • HTML
Open Reportファイルがエクスポートされます。
エクスポート後にレポートファイルを開くオプションにチェックを入れます。