ブロックコンポーネント

ここでは、ブロック内のポート、入力、出力、機能、および表示情報について学習します。

ブロックポート

ブロックには、情報の入力および出力を制御するための入力および出力ポートが含まれます。

通常ポートとアクティベーションポート
ブロックのポートは、通常ポートまたはアクティベーションポートとして定義できます。ブロックは、両方のタイプをその数に制限なく持つことができます。これらのポートは、ブロック上の任意の場所に表示できますが、一般的には、通常の入力ポートはブロックの左側に、通常の出力ポートは右側に配置され、上から下へ連続的に番号が付けられます。入力または出力のアクティベーションポートは、それぞれ上部と下部に配置され、左から右へ番号が付けられます。
通常リンクとアクティベーションリンク
同じタイプの入力ポートと出力ポートは、リンクで接続できます。接続されるポートのタイプに応じて、リンクは通常リンクまたはアクティベーションリンクと呼ばれます。通常リンクは、シミュレーションの際に出力ポートから入力ポートに信号を渡します。この信号は、時間の区分的右連続関数(ベクトルまたは行列の可能性あり)を構成します。アクティベーションリンクは、受信端のブロックをアクティベートする必要がある時刻を示す制御情報を渡します。アクティベーション信号は一般に、タイムインターバルとイベントとして知られる単独の時点が結合されたものです。

入力および出力

入力と出力とは、ポートを介したブロック間の情報の流れです。

入力タイプ
ブロックには、通常入力とアクティベーション入力の2種類の入力が用意されています。通常の入力および出力は通常リンクにより相互接続され、アクティベーション入力および出力はアクティベーションリンクにより相互接続されます。
出力タイプ
ブロックには、通常出力とアクティベーション出力の2種類の出力が用意されています。通常の入力および出力は通常リンクにより相互接続され、アクティベーション入力および出力はアクティベーションリンクにより相互接続されます。

ブロック関数

各基本ブロックは、インターフェース関数とシミュレーション関数の2つの関数で定義されます。

インターフェース関数
OMLで記述されるインターフェース関数は、エディターとの相互作用を処理します。この関数は、ブロックの形状、入力と出力の数、およびブロックタイプを指定します。この関数は、パラメーターの更新およびブロックのステータスの初期化に関するユーザーインターフェースに関与します。インターフェース関数は、ブロックパラメーターの有効性のチェックや、ブロックのシミュレーション関数で使用される内部パラメーターの計算も行います。インターフェース関数は、ブロックの.scbファイルから自動的に生成されます。
シミュレーション関数
シミュレーション関数は、シミュレーション時の計算出力やブロックのステータスなどの挙動を定義します。シミュレーション関数は通常Cで記述されますが、OML関数として記述することもできます。