MV-8050: Leaf Spring Builder
本チュートリアルでは、Leaf Spring Builderユーティリティへのアクセス、データを含んだリーフスプリングモデルの作成、データの保存、リーフスプリングのMotionViewファイルの生成、MotionViewでのモデルのオープン、モデルのテストの作成、およびユーティリティを用いたテストの実行を行う方法について学びます。
このチュートリアルの目的は、Leaf Spring Builderユーティリティについて紹介することです。
Leaf Spring Builderは、MotionViewおよびMotionViewに含まれる車両モデリングライブラリと機能するよう設計されたユーティリティです。スプリングの形状、ブッシュレートおよびその他多くの物理定数がモデルへの入力として必要とされます。データの妥当なデフォルト値が多くのフィールドに含まれており、モデルを実行できるようになっています。精確なデータが用意でき次第、置き換えることができます。ユーティリティの出力は、leaf springのビームおよび質量モデルで、MotionViewシステム定義ファイルまたは完全なMotionViewモデルファイルの形式で与えられます。
- Browser: リーフスプリングコンポーネントのナビゲートと選択に使用
- Property Editor: データの入力と修正に使用
- Help Section: 入力したデータの説明に使用
- Visualization Canvas: リーフスプリングの確認に使用。Browserでデータを選択すると、Leaf Spring Builderには、対応するEditor、Visualization Canvas、およびHelp Sectionが表示されます。
Leaf Spring Builderの詳細については、リーフスプリングのモデリングトピックをご参照ください。
Leaf Spring Builderへのアクセス
このステップでは、MotionViewでMBD-Vehicle Dynamics Toolsプリファレンスファイルを読み込み、Leaf Spring Builderを表示させます。
ファイル名 | ファイル |
---|---|
Comma Separated Values files | Leaf_1.csv |
Leaf_2.csv | |
Leaf_3.csv | |
Leaf_4.csv |
本チュートリアルで使用される.csvファイル群には、リーフの中心線の形状を表す座標ペアが含まれます。このチュートリアルのリーフは、軽トラックのリアサスペンションから形状を測定することにより作成されています。この例のリアサスペンションは、3950 lbsのGAWRを擁しています。
リーフスプリングモデルを構築するにはまず、MotionViewでMBD-Vehicle Dynamics Toolsプリファレンスファイルを読み込む必要があります。一旦読み込むと、HyperWorksがそれを覚えていて、HyperWorksを起動するたびに、MBD-Vehicle Dynamics Toolsプリファレンスファイルを自動的に読み込みます。
プライマリシステムの選択
このステップでは、Leaf SpringダイアログのGeneralコンポーネントを使ってプライマリシステムを選択します。
リーフコンポーネントの追加
本ステップでは、Leaf Spring Componentsブラウザセクション内でリーフコンポーネントを追加します。
リーフコンポーネントでは、リーフスプリングにリーフを追加することができます。
Leaf 1データの入力
本ステップでは、Leaf Dataセクションを使って、Leaf 1に必要なデータを入力します。
Leaf 2データの入力
本ステップでは、Property Editorを使って、Leaf 2に必要なデータを入力します。
Leaf 3データの入力
本ステップでは、Property Editorを使って、Leaf 3に必要なデータを入力します。
Leaf 4データの入力
本ステップでは、Property Editorを使って、Leaf 4に必要なデータを入力します。
Leaf Endsデータの入力
本ステップでは、Property Editorを使ってLeaf Endsコンポーネントのデータを入力します。
Leaf Endsパラメータは、フロントエンドとリアエンドでのアイフックタイプに関する詳細を提供します。3つのスプリングアイタイプがサポートされます。
Clipsデータの入力
本ステップでは、Property Editorを使ってClipsコンポーネントのデータを入力します。
Clipパラメータは、Clipのプロパティを定義するために使用します。Clipパラメータで追加されるクリップの数は、Clip Detailsで反映されます。
材料データの入力
本ステップでは、Property Editorを使ってMaterialsコンポーネントのデータを入力します。
ブッシュのプロパティの定義
本ステップでは、Property Editorを使ってBushingsコンポーネントのプロパティを定義します。
Contactsデータの入力
本ステップでは、Contactsコンポーネントの接触を追加し、Property Editorを使ってコンポーネントのデータを入力します。
Shackleデータの入力
本ステップでは、Property Editorを使ってShackleコンポーネントのデータを入力します。
クリップの詳細の入力
本ステップでは、Property EditorのClipDetailsセクションを使ってクリップのデータを入力します。
モデルのインポート
このステップでは、MotionViewにリーフスプリングモデルをインポートします。
Leaf Spring Builderは、.lpfファイルにデータを保存します。.lpfファイルは、Leaf Spring Builderインターフェースから保存したり読み込んだりすることが可能です。ファイルは可読性のあるTiemOrbitフォーマットです。モデルに変更を加えるには、インターフェース内でスプリングのデータを編集し、新規のリーフスプリングシステム定義を構築します。
モデルのテスト
このステップでは、Leaf Spring Builderを使ってリーフスプリングモデルをテストします。