Optionsダイアログ – Check Model

Check Modelオプションでは、Check Modelツール実行の際、モデルファイルからのどの情報を表示させるかを選択することができます。

このダイアログを開くには、ToolsメニューからOptionsを選択し、ツリー上のCheck Modelをクリックします。


Figure 1. Optionsダイアログ – Check Model
使用可能なオプション(下記参照)の1つの横にあるチェックボックスをアクティブにすると、その情報がCheck Modelダイアログに含められます(モデルのチェックが完了した後、表示されます)。アクティブにされた各オプションについての情報は、それぞれのタブに表示されます。
オプション 詳細
Check Model on opening モデルを開いた直後にモデルが確認されます。このチェックがオフになっている場合は、モデルを開いてもエラーがあるかどうかが確認されません。
General Model Information このオプションは、モデルに関する一般的な情報を提供します。この情報として、非アクティブなシステムまたは解析の件数のほかに、タイプごとのエンティティ数があります。


Figure 2.
Degrees of Freedom 自由度の情報を提供します。自由度の合計は、ボディから得られた自由度をすべて加算し、そこから拘束によって削除された自由度を減算することによって計算します。

モデルの自由度数 = DOFbodies - DOFconstraints

ボディと拘束による自由度への影響の詳細については以下の自由度の表をご参照ください。


Figure 3.
Note: 自由度の計算では、重複している拘束は考慮されません。
Files used by Model このオプションでは、モデルで弾性体、グラフィックス、および曲線に使用する参照ファイルが列挙されます。
Suspect Data このオプションでは、解析で問題発生の原因となる疑義があるデータを収集します。このような疑義があるデータとして以下が考えられます。
  • 最大質量と最小質量との比率
  • 剛性がゼロのSpringDamper
  • フリーのボディ
Use entity labels in messages このオプションをオンにしている場合は、メッセージログに投稿されたメッセージで、MotionViewエンティティがそのラベルによって参照されます。オンにしていない場合、メッセージでは変数名によってエンティティが参照されます。
Note: Error MessageおよびWarning Messagesオプションはメッセージログ内に自動的に表示され、常にアクティブとなります。したがって、これらのオプションはこのダイアログ内では使用不可となっています。
自由度の表
ボディタイプ 加算する自由度
剛体ボディ 6
質点ボディ 3
弾性体 - CMS 弾性体に存在するアクティブなモードの数
NLFEボディ NLFEボディを定義するポイントの数に12を乗算した値
ポリビームボディ ポリビームを定義するポイントの数に6を乗算した値
ジョイントタイプ 除去される並進自由度 除去される回転自由度 除去されるトータルの自由度
Atpoint 3 0 3
Inline 2 0 2
Inplane 1 0 1
Orientation 0 3 3
Parallel Axis 0 2 2
Perpendicular 0 1 1
Ball 3 0 3
Constant Velocity 3 1 4
Cylindrical 2 2 4
Fixed 3 3 6
Planar 1 2 3
Point to Curve 2 0 2
Revolute 3 2 5
Translational 2 3 5
Universal 3 1 4
アドバンストジョイントのタイプ 除去される並進自由度 除去される回転自由度 除去されるトータルの自由度
Point to Curve 2 0 2
Curve to Curve 1 2 3
Point to Surface 2 3 5
Curve to Surface 2 3 5
Surface to Surface 2 3 5
Point to Deformable Curve 1 3 4