数式

テキストボックスに数式を入力することにより、あるプロパティを、モデルにある別のプロパティの関数にします。数式は、スプレッドシートにおけるセル式と同様の働きをします。Enterキーを押すと数式が自動的に計算され、算出された値がテキストボックスに表示されます。

数式は、MotionViewの数学関数と演算子を用いて構築することが可能です。他のエンティティのプロパティを参照するには、エンティティ変数名とプロパティ名を使用します。

数式の例：

(p_1.x +p_2.x) / 2

b_powertrain.mass * 1.5

b_uca.l.cm.origin.z + ds_params.wb.value

エンティティの各種プロパティにアクセスするには、ピリオド（.）とプロパティ名を使用します。例えば、上記の例では、下記のプロパティにアクセスしています：

p_1.x ポイントp_1のx座標。
p_2.x ポイントp_2のx座標。
b_powertrain.mass ボディb_powertrainの質量。
b_uca.l.cm.origin.z body b_ucaの重心マーカーの原点のz座標。
ds_params.wb.value データセットds_params内の変数wbの値。

別のシステム内のエンティティを参照するには、参照するモデルとシステムの名称を含める必要があります。プロパティ名同様に、システム名は、ピリオド（.）を使用して変数名と区切ります。

model.sys_front.p_1.x モデルmodel内のシステムsys_front内のポイントp_1のx座標。
sys_plane.sys_wing.sys_flap.j_hinge.body1.mass モデルsys_plane内のシステムsys_wing内のシステムsys_flap内のジョイントj_hingeに結合されているボディの質量。

また、数式を作成するために、Expression Builderを使用することも可能です。詳細については、Expression Builderの使用のトピックをご参照ください。

エンティティまたはシステムの変数名の確認

  1. Project Browserでエンティティまたはシステムを選択します。
    対応するパネルが表示されます。
  2. をクリックします。
    エンティティまたはシステムの変数名を含んだ"Entity" InfoまたはSystem Infoダイアログが表示されます。