Surface Meshメッシュコントロール

サーフェスメッシングのためのモデル、局所、細分化、フィーチャーメッシュコントロール。

メッシュの生成時には、次のような動作が適用されます。
  • 最初にフィーチャーメッシュコントロールが適用されます。
  • 設定に基づき、以下の順番で、モデルおよびローカルメッシュコントロールが適用されます。異なるメッシュコントロールが同じ設定を持つ場合、一番小さい要素サイズから大きいサイズのコントロールの順番にメッシングが適用されます。
    • Rigid body(surface-basedのみ)
    • QI optimize
    • Size and bias
    • Edge deviation
    • Surface deviation (surface-based)/Adaptive (element-based)

モデルとローカル

モデルメッシュコントロールおよびローカルメッシュコントロールでは、メッシングモード、要素サイズ、要素タイプと、サーフェス形状または既存シェル要素を使用したシェル要素のメッシュ作成に使用されるその他のパラメータを定義します。

注: メッシングジョブを実行するには、少なくとも1つのモデルメッシュコントロールを定義する必要があります。
モデルメッシュコントロールおよびローカルメッシュコントロールを定義する際には、実行するメッシングのタイプを決定するために、自動メッシング中に使用するメッシュモードを選択します。さまざまなメッシュモードの詳細については、Mesh Modesをご参照ください。モデルコントロールのメッシュモードは、いつでも変更可能です。ただし、ローカルメッシュコントロールの場合は、メッシュモードは作成時にのみ定義されます。

Size and Bias

指定した均一サイズの要素を使用してメッシュを生成します。
Mainパラメータ
表 1. パラメータ
パラメータ 内容
Use Model Settings モデルコントロールからすべてのメインパラメータを設定します。

ローカルメッシュコントロール専用です。

Element Size 平均要素サイズ。共有またはフリーのサーフェスエッジの長さを要素サイズで割った値で、エッジに沿って配置される要素の数が決定されます。
Element Type 自動メッシングで作成するメッシュに使用される要素のタイプ。

詳細については、メッシュタイプを参照してください。

Element Order
First
線形形状関数を使用して要素を作成します。
Second
多項式形状関数を使用して要素を作成します。
ローカルメッシュコントロールの場合、これはモデルコントロールから引き継がれ、個別には設定できません。
Advancedパラメータ
表 2. パラメータ
パラメータ 内容
Organization
Destination Component
Original
新規に作成された要素をサーフェスが保存されていたコンポーネントに保存します。
Current
新規に作成された要素を現在アクティブになっているコンポーネントに保存します。
モデルコントロールの場合のみ有効です。
Mesh Connectivity 新しく作成された要素と任意の隣接する既存要素をどのように結合するかを決定します。
Keep
共有する境界エッジ上の既存節点を使用します。
Redo
新規に作成されるメッシュの境界に沿った既存の節点分割数を再設定し、メッシュ品質が向上されるように最適化します。
Break
既存の隣接要素を無視し、指定された要素サイズとタイプによってメッシュが作成されます。

モデルコントロールの場合のみ有効です。

Flow
Align 直交四角形を主体にしたメッシュを生成します。
これは、”Element Type”が”Mixed”に設定されている場合にのみ有効です。


図 1. Flow Alignmentオフ


図 2. Flow Alignment オン. より直線的な要素列が作成されています。
Size 最小 / 最大要素サイズの差異が最小限である、グローバルメッシュ要素サイズを強制します。

Element TypeがMixedに設定され、Flow: Alignが有効になっている場合のみ使用可能です。

Mapping
Size 要素をほぼ同じサイズに揃えます。
Skew ゆがみの大きい要素をなるべく作成しないようにします。
Other - Surface Based Automeshing Only
Link Opposite Edges 長方形サーフェスの向かい合うエッジ上のメッシュセッティングをリンクします。リンクされているエッジの一方に加えられた変更は、他方にも適用されます。リンクされているエッジサイズの大きい領域と小さい領域の間を調整する最大アスペクト比(AR)のデフォルトは2.11です。
”Aspect Ratio Less Than”をUser Specifiedに設定することで、任意のアスペクト比を指定することができます。値を上げることで、リンクされているチェーンのサーフェスが増え、値を下げることでこれが減ります。


図 3. Link Opposite Edgesが選択された場合


図 4. Link Opposite Edgesを選択し、Aspect Ratio Less ThanをAutoに設定した場合


図 5. Link Opposite Edgesを選択し、Aspect Ratio Less Than = 8.0に設定した場合
フィーチャー - 要素ベースの自動メッシュのみのパラメータ
表 3. パラメータ
パラメータ 内容
Auto Features 既存の有限要素を自動メッシングのベースとして使用する場合、論理的なフェイスを定義します。
Connected
”feature angle”で指定されている値を元にフィーチャーを検出し、どこにも属さない“孤立している”または閉じていない特徴線を生成しないための処理を行います。
これは、Auto Detectと近いですが、微小領域結合のための更に厳密なチェックを行い、途中で終了するフィーチャーやどのフィーチャーにも結合しないフィーチャーの作成を回避します。
Auto Detect
指定されたfeature angleを元にフィーチャーを検出します。
Surface Edges
選択した要素に関連付けられている形状ラインを、リメッシング操作におけるフィーチャーとして自動的に検出して使用します。


図 6. リメッシング前


図 7. リメッシング後 - surface edges選択
None
上記のいずれかの方法で定義された、余分なフィーチャーを無視します。
User Features フィーチャー角度ベースのフィーチャーとともに捕捉する必要があるフィーチャーを定義する、ユーザー作成の1D要素の選択。ここでは1D要素のみを選択する必要があり、他の要素選択は無視されます。
Anchor Nodes 新しいメッシュに再び使用するために残す節点を指定します。アンカー節点は、オートメッシャーがそれらを動かしたり置き換えたりできないよう"固定"されます。原則、アンカー節点はリメッシング時に除外され、新しいメッシュにおいてもこれらの節点を使用することになります。

QI Optimize

要素品質基準を元に繰り返し計算によって自動的にメッシュを生成します。
Mainパラメータ
表 4. パラメータ
パラメータ 内容
Use Model Settings モデルコントロールからすべてのメインパラメータを設定します。

ローカルメッシュコントロール専用です。

Element Size 平均要素サイズ。共有またはフリーのサーフェスエッジの長さを要素サイズで割った値で、エッジに沿って配置される要素の数が決定されます。
Element Type 自動メッシングで作成するメッシュに使用される要素のタイプ。

詳細については、メッシュタイプを参照してください。

Element Order
First
線形形状関数を使用して要素を作成します。
Second
多項式形状関数を使用して要素を作成します。
ローカルメッシュコントロールの場合、これはモデルコントロールから引き継がれ、個別には設定できません。
Criteria File 基準値を自動的に生成するために使用される、基準値ファイルを指定します。
Advancedパラメータ
表 5. パラメータ
パラメータ 内容
Organization
Destination Component
Original
新規に作成された要素をサーフェスが保存されていたコンポーネントに保存します。
Current
新規に作成された要素を現在アクティブになっているコンポーネントに保存します。
モデルコントロールの場合のみ有効です。
Mesh Connectivity 新しく作成された要素と任意の隣接する既存要素をどのように結合するかを決定します。
Keep
共有する境界エッジ上の既存節点を使用します。
Redo
新規に作成されるメッシュの境界に沿った既存の節点分割数を再設定し、メッシュ品質が向上されるように最適化します。
Break
既存の隣接要素を無視し、指定された要素サイズとタイプによってメッシュが作成されます。

モデルコントロールの場合のみ有効です。

Flow
Align 直交四角形を主体にしたメッシュを生成します。
これは、”Element Type”が”Mixed”に設定されている場合にのみ有効です。


図 8. Flow Alignmentオフ


図 9. Flow Alignment オン. より直線的な要素列が作成されています。
Size 最小 / 最大要素サイズの差異が最小限である、グローバルメッシュ要素サイズを強制します。

Element TypeがMixedに設定され、Flow: Alignが有効になっている場合のみ使用可能です。

Mapping
Size 要素をほぼ同じサイズに揃えます。
Skew ゆがみの大きい要素をなるべく作成しないようにします。
Other - Surface Based Automeshing Only
Smooth Across Common Edges 節点のスムージングは、隣接するサーフェスエッジがfeature angleが指定した値よりも小さい場合、これを超えて節点を移動します。これが選択されると、特徴線ではないエッジに対しサーフェスエッジの形状を厳密に固守することをしないため、形状からの逸脱が発生します。
Features - Element Based Automeshing Only
表 6. パラメータ
パラメータ 内容
Auto Features 既存の有限要素を自動メッシングのベースとして使用する場合、論理的なフェイスを定義します。
Connected
”feature angle”で指定されている値を元にフィーチャーを検出し、どこにも属さない“孤立している”または閉じていない特徴線を生成しないための処理を行います。
これは、Auto Detectと近いですが、微小領域結合のための更に厳密なチェックを行い、途中で終了するフィーチャーやどのフィーチャーにも結合しないフィーチャーの作成を回避します。
Auto Detect
指定されたfeature angleを元にフィーチャーを検出します。
Surface Edges
選択した要素に関連付けられている形状ラインを、リメッシング操作におけるフィーチャーとして自動的に検出して使用します。


図 10. リメッシング前


図 11. リメッシング後 - surface edges選択
None
上記のいずれかの方法で定義された、余分なフィーチャーを無視します。
User Features フィーチャー角度ベースのフィーチャーとともに捕捉する必要があるフィーチャーを定義する、ユーザー作成の1D要素の選択。ここでは1D要素のみを選択する必要があり、他の要素選択は無視されます。
Anchor Nodes 新しいメッシュに再び使用するために残す節点を指定します。アンカー節点は、オートメッシャーがそれらを動かしたり置き換えたりできないよう"固定"されます。原則、アンカー節点はリメッシング時に除外され、新しいメッシュにおいてもこれらの節点を使用することになります。

Edge Deviation

メッシュ要素が、メッシングされたサーフェスの実際のエッジからどの程度逸脱(ディヴィエーション)し得るかを制限するパラメータを設定します。また、リメッシュ時には、フィーチャーに基づいて推測されるエッジからの逸脱として認識されます。
Mainパラメータ
表 7. パラメータ
パラメータ 内容
Use Model Settings モデルコントロールからすべてのメインパラメータを設定します。

ローカルメッシュコントロール専用です。

Minimum Size 許容される最小要素サイズ。
Maximum Size 許容される最大要素サイズ。
Maximum Deviation 要素エッジとサーフェスエッジ間の許容可能な逸脱距離。この設定を有効に利用するには、湾曲したサーフェスエッジに沿った要素エッジの長さは、minimum element sizeで指定した長さよりも短くする必要があります。
Maximum Feature Angle 特徴線を残すための要素間の最大角度。隣り合う2つの要素の法線がこの角度を上回る場合、その2つの間に新しい節点セットが生成され、はっきりとした特徴線を保持します。より大きい値を使用すると、本来の特徴線をまたぐような要素が生成されます。


図 12. . 適切な値であれば、特徴線は維持されます


図 13. . feature angleの値が大き過ぎると、特徴線はぼやけてしまいます。
Element Type 自動メッシングで作成するメッシュに使用される要素のタイプ。

詳細については、メッシュタイプを参照してください。

Element Order
First
線形形状関数を使用して要素を作成します。
Second
多項式形状関数を使用して要素を作成します。
ローカルメッシュコントロールの場合、これはモデルコントロールから引き継がれ、個別には設定できません。
Advancedパラメータ
表 8. パラメータ
パラメータ 内容
Organization
Destination Component
Original
新規に作成された要素をサーフェスが保存されていたコンポーネントに保存します。
Current
新規に作成された要素を現在アクティブになっているコンポーネントに保存します。
モデルコントロールの場合のみ有効です。
Mesh Connectivity 新しく作成された要素と任意の隣接する既存要素をどのように結合するかを決定します。
Keep
共有する境界エッジ上の既存節点を使用します。
Redo
新規に作成されるメッシュの境界に沿った既存の節点分割数を再設定し、メッシュ品質が向上されるように最適化します。
Break
既存の隣接要素を無視し、指定された要素サイズとタイプによってメッシュが作成されます。

モデルコントロールの場合のみ有効です。

Flow
Align 直交四角形を主体にしたメッシュを生成します。
これは、”Element Type”が”Mixed”に設定されている場合にのみ有効です。


図 14. Flow Alignmentオフ


図 15. Flow Alignment オン. より直線的な要素列が作成されています。
Mapping
Size 要素をほぼ同じサイズに揃えます。
Skew ゆがみの大きい要素をなるべく作成しないようにします。
Other - Surface Based Automeshing Only
Link Opposite Edges 長方形サーフェスの向かい合うエッジ上のメッシュセッティングをリンクします。リンクされているエッジの一方に加えられた変更は、他方にも適用されます。リンクされているエッジサイズの大きい領域と小さい領域の間を調整する最大アスペクト比(AR)のデフォルトは2.11です。
”Aspect Ratio Less Than”をUser Specifiedに設定することで、任意のアスペクト比を指定することができます。値を上げることで、リンクされているチェーンのサーフェスが増え、値を下げることでこれが減ります。


図 16. Link Opposite Edgesが選択された場合


図 17. Link Opposite Edgesを選択し、Aspect Ratio Less ThanをAutoに設定した場合


図 18. Link Opposite Edgesを選択し、Aspect Ratio Less Than = 8.0に設定した場合
Features - Element Based Automeshing Only
表 9. パラメータ
パラメータ 内容
Auto Features 既存の有限要素を自動メッシングのベースとして使用する場合、論理的なフェイスを定義します。
Connected
”feature angle”で指定されている値を元にフィーチャーを検出し、どこにも属さない“孤立している”または閉じていない特徴線を生成しないための処理を行います。
これは、Auto Detectと近いですが、微小領域結合のための更に厳密なチェックを行い、途中で終了するフィーチャーやどのフィーチャーにも結合しないフィーチャーの作成を回避します。
図 19. リメッシング前
図 20. リメッシング後 - Connected Features選択
Auto Detect
指定されたfeature angleを元にフィーチャーを検出します。
Surface Edges
選択した要素に関連付けられている形状ラインを、リメッシング操作におけるフィーチャーとして自動的に検出して使用します。


図 21. リメッシング前


図 22. リメッシング後 - Surface Edges 選択
None
上記のいずれかの方法で定義された、余分なフィーチャーを無視します。
User Features フィーチャー角度ベースのフィーチャーとともに捕捉する必要があるフィーチャーを定義する、ユーザー作成の1D要素の選択。ここでは1D要素のみを選択する必要があり、他の要素選択は無視されます。
Anchor Nodes 新しいメッシュに再び使用するために残す節点を指定します。アンカー節点は、オートメッシャーがそれらを動かしたり置き換えたりできないよう"固定"されます。原則、アンカー節点はリメッシング時に除外され、新しいメッシュにおいてもこれらの節点を使用することになります。

Surface Deviation

入力要素からの要素の逸脱の制限内でメッシュを生成します。
Mainパラメータ
表 10. パラメータ
パラメータ 内容
Use Model Settings モデルコントロールからすべてのメインパラメータを設定します。

ローカルメッシュコントロール専用です。

Minimum Size 許容される最小要素サイズ。

サーフェスの逸脱のためのモデルおよびローカルメッシュコントロールが存在し、近隣のメッシュコントロールのminimum sizeが異なる場合、minimum sizeは小さいメッシュサイズから近隣サーフェスに自動的に伝播されます。

Maximum Size 許容される最大要素サイズ。
Growth Rate フィーチャーから遠くになるにつれて要素サイズが大きくなる際のサイズの増分を指定します。


図 23. Growth Rate. フィーチャーから離れることによって、各列の要素が大きくなる
Span Angle 曲線入力での要素サイズを制御します。角度が小さくなるほど、湾曲がより精密化され、入力形状の保持状態が良くなります。デフォルトでは、スパン角度は25.0度です。

要素ベースのコントロールの場合のみ有効



図 24. Span Angle. βはエッジabのスパン角度です。abの長さは2R( sin β/2 )より短くなります。
Feature Angle

保持するフィーチャーを決定します。メッシャーで内部的にフィーチャーが識別され、定義されたフィーチャー角度に基づいてそれらが保持 / 精密化されます。

要素ベースのコントロールの場合のみ有効です。

Element Order
First
線形形状関数を使用して要素を作成します。
Second
多項式形状関数を使用して要素を作成します。
ローカルメッシュコントロールの場合、これはモデルコントロールから引き継がれ、個別には設定できません。
Advancedパラメータ
表 11. パラメータ
パラメータ 内容
Organization
Mesh Connectivity 新しく作成された要素と任意の隣接する既存要素をどのように結合するかを決定します。
Keep
共有する境界エッジ上の既存節点を使用します。
Redo
新規に作成されるメッシュの境界に沿った既存の節点分割数を再設定し、メッシュ品質が向上されるように最適化します。
Break
既存の隣接要素を無視し、指定された要素サイズとタイプによってメッシュが作成されます。
モデルコントロールの場合のみ有効です。
Features - Element Based Automeshing Only
表 12. パラメータ
パラメータ 内容
Auto Features 既存の有限要素を自動メッシングのベースとして使用する場合、論理的なフェイスを定義します。
Connected
”feature angle”で指定されている値を元にフィーチャーを検出し、どこにも属さない“孤立している”または閉じていない特徴線を生成しないための処理を行います。
これは、Auto Detectと近いですが、微小領域結合のための更に厳密なチェックを行い、途中で終了するフィーチャーやどのフィーチャーにも結合しないフィーチャーの作成を回避します。


図 25. リメッシング前


図 26. リメッシング後 - Connected Features選択
Auto Detect
指定されたfeature angleを元にフィーチャーを検出します。
Surface Edges
選択した要素に関連付けられている形状ラインを、リメッシング操作におけるフィーチャーとして自動的に検出して使用します。


図 27. リメッシング前


図 28. リメッシング後 - Surface Edges 選択
None
上記のいずれかの方法で定義された、余分なフィーチャーを無視します。
User Features フィーチャー角度ベースのフィーチャーとともに捕捉する必要があるフィーチャーを定義する、ユーザー作成の1D要素の選択。ここでは1D要素のみを選択する必要があり、他の要素選択は無視されます。
Refine Features フィーチャーの捕捉は別として、微調整フィーチャーが有効になっている場合は、上記のいずれかの方法で選択 / 検出されたフィーチャーに、適用するメッシュサイズを定義できます。

Rigid Body Mesh

剛体オブジェクトのトポロジーを表すメッシュを生成します。サーフェスベースのメッシングの場合のみ使用可能です。
Mainパラメータ
表 13. パラメータ
パラメータ 内容
Use Model Settings モデルコントロールからすべてのメインパラメータを設定します。

ローカルメッシュコントロール専用です。

Minimum Size 許容される最小要素サイズ。
Maximum Size 許容される最大要素サイズ。
Maximum Deviation 要素エッジとサーフェスエッジ間の許容可能な逸脱距離。この設定を有効に利用するには、湾曲したサーフェスエッジに沿った要素エッジの長さは、minimum element sizeで指定した長さよりも短くする必要があります。
Maximum Feature Angle 特徴線を残すための要素間の最大角度。隣り合う2つの要素の法線がこの角度を上回る場合、その2つの間に新しい節点セットが生成され、はっきりとした特徴線を保持します。より大きい値を使用すると、本来の特徴線をまたぐような要素が生成されます。


図 29. . 適切な値であれば、特徴線は維持されます


図 30. . feature angleの値が大き過ぎると、特徴線はぼやけてしまいます。
Element Type 自動メッシングで作成するメッシュに使用される要素のタイプ。

詳細については、メッシュタイプを参照してください。

Element Order
First
線形形状関数を使用して要素を作成します。
Second
多項式形状関数を使用して要素を作成します。
ローカルメッシュコントロールの場合、これはモデルコントロールから引き継がれ、個別には設定できません。
Advancedパラメータ
表 14. パラメータ
パラメータ 内容
Organization
Destination Component
Original
新規に作成された要素をサーフェスが保存されていたコンポーネントに保存します。
Current
新規に作成された要素を現在アクティブになっているコンポーネントに保存します。
モデルコントロールの場合のみ有効です。

Refinement

Refinementは、ジオメトリ、近接性、および角度による要素の調整をコントロールします。

これは、サーフェスの逸脱メッシングでのみサポートされています。

Geometric

ジオメトリ調整メッシュコントロールでは、ポイント、ライン、およびサーフェスといった形状タイプに関して、選択したエンティティの調整サイズを定義します。
注: ジオメトリ調整メッシュコントロールは、サーフェスの逸脱メッシング(サーフェスベースのみ)にのみ適用可能です。
表 15. パラメータ
パラメータ 内容
Refinement Size 選択したエンティティに適用される要素サイズ。

モデルメッシュコントロールで定義されている最小サイズよりも調整サイズが小さい場合は、その最小サイズが調整サイズよりも優先されます。

Proximity

近接性調整メッシュコントロールでは、サーフェスおよび要素の近接性に基づいて調整が行われます。
注: 近接性調整メッシュコントロールは、サーフェスの逸脱メッシング(サーフェスベースおよび要素ベース)にのみ適用可能です。
表 16. パラメータ
パラメータ 内容
Maximum Search Angle 近接性調整の対象となる候補の検索において考慮される、要素とサーフェスとの間の最大法線角度を定義します。
Maximum Proximity Distance サーフェス / 要素の近接性がこの値より低い場合に調整を実行します。
Minimum Proximity Distance サーフェス / 要素の近接性がこの値より高い場合に調整を実行します。
Proximity Within 近接性検索をどのように実行する必要があるかを定義します。
Local Selection Only
このメッシュコントロールで選択されたものだけが対象となります。
Local and Model Selections
このメッシュコントロールおよびモデルメッシュコントロールで選択されたものだけが対象となります。
Proximity Check Direction 近接性を考慮する方向を定義します。
Along Normal
近接性対象の検索時に、同じ向きの法線のサーフェス / 要素のみが考慮されます。
Inverse Normal
近接性対象の検索時に、逆向きの法線のサーフェス / 要素のみが考慮されます。
Both Sides
近接性対象の検索時に、すべての向きの法線のサーフェス / 要素が考慮されます。
Volume Outward
近接性対象の検索時に、外向きのソリッドが考慮されます。
Volume Inward
近接性対象の検索時に、内向きのソリッドが考慮されます。
Refinement Method 近接要素の調整に使用する方法を指定します。
Constant Size
指定された”Constant size”を基に近接度候補を調整します。
Size/Proximity Ratio
入力データの近接距離を基にして近接度候補を調整します。調整サイズ = 比率 * 近接距離です。例えば、2つのサーフェス / 要素フェイス間の近接距離が10であり、比率として0.1が定義されている場合は、調整サイズ1が近接領域に適用されます。したがって、微調整は近接距離の変化に応じて異なります。これは、近い近接領域内に特定の数のテトラ層が必要な場合に非常に役立ちます。
Proximity Curve
近接性と調整サイズの表入力。すべての中間値は補間されます。

Angle-Based

角度ベース微調整メッシュコントロールでは、エンティティ間の角度に基づいて微調整を定義します。このメッシュコントロールによって定義される選択されたサーフェス / 要素は、しきい値の角度制限の範囲内である場合に微調整されます。
注: 角度ベース微調整メッシュコントロールは、サーフェスの逸脱メッシング(サーフェスベースおよび要素ベースの両方)にのみ適用されます。
表 17. パラメータ
パラメータ 内容
Direction 微調整する凹角または凸角を、任意の方向で定義します。凸角および凹角は、多角形に関連しており、サーフェス / 要素フェイス間で測定されます。”Both”が選択された場合は、両方のタイプの角度が微調整されます。


図 31.
Minimum Angle Limit Minimum angle limit.エンティティエディターでこのパラメータの下で指定した”Refinement Size”に、この角度が割り当てられます。
Maximum Angle Limit Maximum angle limit.Entity Editorでこのパラメータの上で指定したRefinement Sizeに、この角度が割り当てられます。

フィーチャー

フィーチャーメッシュコントロールでは、特定の形状フィーチャーのメッシュの密度および品質を定義します。これらは、サポートされているフィーチャータイプに関して高品質の三角形メッシュを生成するために使用できます。

フィーチャーコントロールは、Featureフォルダーを右クリックし、コンテキストメニューからMeshを選択することで単独で実行できます。このシナリオでは:
  • フィーチャーのグローバルコントロールしか存在しない場合は、直接選択を求めるメッセージが表示されます。
  • フィーチャーのボディコントロールしか存在しない場合は、選択内容が事前定義されている必要があり、直接選択は許可されません。
  • フィーチャーのグローバルコントロールおよびボディコントロールの両方が存在する場合は、ボディコントロールが常に使用され、グローバルコントロールは無視されます。
また、フィーチャーコントロールは、Surface Meshフォルダーを右クリックし、コンテキストメニューからMesh操作を選択することで、他のSurface Meshコントロールと一緒に使用できます。このシナリオでは:
  • サーフェスメッシュのモデルコントロールが必要となります。
  • 選択内容は、事前定義済み選択内容または直接選択のどちらかとして、厳密にそのサーフェスメッシュのモデルコントロールに由来します。
  • フィーチャー選択内容(ボディコントロールやローカルメッシュコントロールなど)と重なるサーフェスメッシュモデルコントロール選択内容のみが考慮されます。
  • フィーチャーのグローバルコントロールは、この場合は常に無視されます。

フィーチャーコントロールは単独で実行することをお勧めします。他のサーフェスメッシュコントロールと組み合わせて使用すると、等角でないメッシュになる可能性があります。

Global and Body

グローバルメッシュコントロールがモデル内のすべての形状についてメッシュを定義するのに対し、ボディメッシュコントロールは、選択した局所ボディのメッシュを定義します。
Mesh Sizeパラメータ
表 18. パラメータ
パラメータ 内容
Average Element Size 平均要素サイズを制御する、モデル内の2D要素サイズです。
Minimum Element Size メッシュ内で作成される要素の最小長さ。
Coarse Mesh ソリッド要素の数および節点の数を削減します。平均では、粗いメッシュでは、通常のボリュームメッシャーに比べて約20%少ない節点 / 要素が生成されます。
Use Maximum Element Size 平均要素サイズの代わりに最大要素サイズを指定します。Maximum element size = 1.4 * Average element size.

グローバルメッシュコントロールにのみ使用可能です。

Geometry Curvatureパラメータ
表 19. パラメータ
パラメータ 内容
Maximum Angle per Element 形状の近似は、完全な円の上の要素エッジがなす角度に関係します。例えば、この角度が45度の場合は、8つの要素によって円が近似されます。これと同様の測定は、任意の湾曲したサーフェスにまで及びます。
Curvature Minimum Element Size メッシュサイズを湾曲に相対して変化させることで、メッシュが形状にほぼ等しくなります。この形状近似機能では、”Curvature minimum element size”より小さいメッシュサイズにはなりません。
Mesh Qualityパラメータ
表 20. パラメータ
パラメータ 内容
Aspect Ratio メッシュの品質を決定します。値は1(等辺要素)~無限(平面要素)です。デフォルトの縦横比値は10です。
Mesh Grading 境界から内部までのフェイス内のメッシュの変化は、サーフェスメッシュの粒度によって制御されます。デフォルトの値は1.5。
Mesh Typeパラメータ
表 21. パラメータ
パラメータ 内容
Element Type メッシュ作成にTria3またはTria6を使用します。
Project Mid-node 形状のフェイスおよびエッジに中央節点を投影できます。
Mesh Pattern メッシュパターンを決定します。
Auto
自動的にアイソメッシュされるフェイスを決定します。4つのエッジがある一般的なフェイスすべてと、4つの面があるフェイスがアイソメッシュされます。
Regular 4-Sided Faces
エッジのサイズが近くない場合でも、 4つのエッジがある一般的なフェイスすべてをアイソメッシュします。
None
4つのエッジがある一般的なフェイスの場合でも、ボディ内のすべてのフェイス上に対してフリーメッシュを作成します。

Cylinder

円筒メッシュコントロールでは、選択した円筒サーフェス上の軸方向と円方向の両方にメッシュを定義します。


図 32. Cylinder
表 22. パラメータ
パラメータ 内容
Axial Mesh Size 選択した円筒フェイスの長さ方向の要素サイズを定義します。
Divisions 円筒フェイスの円方向に沿った節点の数は、円形メッシュシードの数を指定することで制御できます。

Edge

エッジメッシュコントロールでは、エッジでのメッシュを定義します。
表 23. パラメータ
パラメータ 内容
Divisions エッジシードは、要素の数を指定することで適用されます。

Face

フェイスメッシュコントロールでは、選択した局所フェイスでのメッシュを定義します。均等メッシュは、フェイスメッシュコントロールが指定されているフェイス上に生成されます。湾曲は無視されます。
Mesh Sizeパラメータ
表 24. パラメータ
パラメータ 内容
Average Element Size 平均要素サイズを制御する、モデル内の2D要素サイズです。
Minimum Element Size メッシュ内で作成される要素の最小長さ。
Geometry Curvatureパラメータ
表 25. パラメータ
パラメータ 内容
Maximum Angle per Element 形状の近似は、完全な円の上の要素エッジがなす角度に関係します。例えば、この角度が45度の場合は、8つの要素によって円が近似されます。これと同様の測定は、任意の湾曲したサーフェスにまで及びます。
Curvature Minimum Element Size メッシュサイズを湾曲に相対して変化させることで、メッシュが形状にほぼ等しくなります。この形状近似機能では、”Curvature minimum element size”より小さいメッシュサイズにはなりません。
Mesh Qualityパラメータ
表 26. パラメータ
パラメータ 内容
Aspect Ratio メッシュの品質を決定します。値は1(等辺要素)~無限(平面要素)です。デフォルトの縦横比値は10です。
Mesh Grading 境界から内部までのフェイス内のメッシュの変化は、サーフェスメッシュの粒度によって制御されます。デフォルトの値は1.5。
Use Local 有効になっている場合は、局所設定を使用します。無効になっている場合は、グローバルコントロールからの設定が使用されます。

Fillet

フィレットメッシュコントロールでは、長さと湾曲方向に沿ってフィレット上のメッシュを定義します。選択したフェイスまたはボディにフィレットメッシュコントロールを適用できます。


図 33. Fillet
Axial Mesh Sizeパラメータ
表 27. パラメータ
パラメータ 内容
Length Along Fillet フィレットの長さ方向の要素の長さを定義します。
Geometry Curvatureパラメータ
表 28. パラメータ
パラメータ 内容
Specification フィレット湾曲方向に沿った要素サイズを定義します。
Number
”Number of Elements”オプションを使用して、湾曲方向に沿った要素の数を明示的に示すことができます。
Curvature
”Maximum Angle per Element”オプションおよび”Curvature Minimum Element Size”オプションを有効にして、これらの値に基づいてメッシュを定義できます。
Mesh Qualityパラメータ
表 29. パラメータ
パラメータ 内容
Ignore Fillet Width Less Than 考慮する最小フィレット幅を指定します。幅がこの値よリ短いフィレットは無視されます。
Aspect Ratio メッシュの品質を決定します。値は1(等辺要素)~無限(平面要素)です。デフォルトの縦横比値は10です。
Merge Small Fillets メッシュ品質を改善するために、メッシングの前に、隣接する小さいフィレットを結合します。
Adjust Axial Length to Aspect Ratio 必ず縦横比を満たすよう、フィレットに沿って長さを調整します。

Imprint Circle

円インプリントメッシュコントロールは、指定された半径およびシードでフェイス上に円形エッジを作成します。
Mesh Seedsパラメータ
表 30. パラメータ
パラメータ 内容
Radius 半径およびスケールファクターの値を使用して計算されます。
Scale この係数でユーザー定義の半径をスケーリングします。
Divisions 円に沿ったシードの数です。
Centerパラメータ
表 31. パラメータ
パラメータ 内容
Circle Center 円形エッジの中心を定義します。

Isoline

アイソラインメッシュコントロールは、トリムされる円筒形 / 円錐形のフェイスにマップ済みメッシュを配置します。マップされたメッシュは、軸方向および円方向で、指定されたサイズ / シードに対して作成されます。
Axial Mesh Sizeパラメータ
表 32. パラメータ
パラメータ 内容
Specification マップされたメッシュを作成するために、軸方向および円方向で、特定のサイズ / シードを定義します。
Geometry Curvatureパラメータ
表 33. パラメータ
パラメータ 内容
Specification 円方向に沿った節点の数は、最大角度またはメッシュシードを使用することで制御できます。

最大角度とは、円筒フェイスの軸から円形に広がる要素エッジに対する角度のことを指します。

Merge Faces 選択したフェイスを単一のフェイスに結合します。このパラメータを使用して、メッシング時に薄い要素層が作成されないようにします。
Mesh Qualityパラメータ
表 34. パラメータ
パラメータ 内容
Aspect Ratio メッシュの品質を決定します。値は1(等辺要素)~無限(平面要素)です。デフォルトの縦横比値は10です。
Curvature Minimum Element Size メッシュサイズを湾曲に相対して変化させることで、メッシュが形状にほぼ等しくなります。この形状近似機能では、”Curvature minimum element size”より小さいメッシュサイズにはなりません。

Preserved Entity

保持エンティティメッシュコントロールでは、メッシング中に保持するフィーチャーを定義します。エッジまたはサーフェス上のごく小さいフィーチャーは、最小要素サイズがそのフィーチャーよりも大きい場合には潰れる可能性があります。ここで選択したエンティティは、そのような潰れから保護されます。

Symmetry

対称メッシュコントロールは、マスターフェイスと対称フェイスとの間で同じメッシュとなるように使用されます。連続しないエッジがある場合は、マスターフェイスと対称フェイスの両方に対して3つの節点 / 頂点を選択します。
表 35. パラメータ
パラメータ 内容
Master Surface メッシュを反映するためのマスター / ソースと見なされるようサーフェスを定義します。
Symmetry Surface メッシュを反映するためのスレーブ / ターゲットと見なされるようサーフェスを定義します。
Master Points 連続しないエッジがある場合にマップされる、Masterサーフェス上のポイントを定義します。
Symmetry Points 連続しないエッジがある場合にマップされる、Symmetryサーフェス上のポイントを定義します。

Washer

ワッシャーメッシュコントロールでは、円の周りの輪を定義します。この円はフェイスの内部にある必要があります。


図 34. Washer
表 36. パラメータ
パラメータ 内容
Washer Width 円の周りのワッシャーの幅を定義します。
Number of Layers 円の周りに作成する、メッシュ層の数を定義します。