seam-quad (vertical+angled)

制約事項: AbaqusNastran、およびOptiStructで利用可能です。

2つの四角形要素列を作成します。1つ目は、反対側のシェルリンクに直角、2つ目は最初のものに対して特定の角度に作成されます。更に、純粋な四角形要素パターンがシーム要素周囲に作成されます。これは、図中で赤で示されている部分です。これらの要素は通常、シェルリンク内にインプリントされます。シームの実際の形状は、角度指定によって影響を受けます。

このリアライゼーションは重ね溶接およびT-溶接に使用されます。
注: quad seamコネクターの向きを次のリアライゼーション時に逆転する場合、Seamパネルのreverse directionチェックボックスを有効にします。


図 1.

四角形要素のリアライゼーションのオプション

接続を表す四角形の列によるシームリアライゼーションタイプで使用できる排他オプション。すべての四角形要素リアライゼーションタイプにこれらの設定が必要というわけではありません。


図 2.
オプション 動作
weld angle 法線の投影と四角形要素の方向との距離を定義します。

主に、weld angleは0.0から90.0の間で定義します。値が0.0に設定されると、内部の板厚ベースの計算が使用されます。値に0.0が指定され、コネクターに板厚が定義されていない場合、エラーとなります。

誤った向きに角度を作成した場合、reverse directionチェックボックスを有効にして再度リアライゼーションを実行することで、シームを反転できます。

cap angle seam-quadタイプに応じて、cap angleは次のようなさまざまな方法で測定されます。
  • シームの先頭にある要素の法線と、最後から2番目の要素の法線が成す角度。
  • シームの先頭にある要素のエッジ法線と、最後から2番目の要素のエッジ法線が、反対側のリンクのプレーン上で成す角度。

デフォルトでは、cap anglesが作成されます。このチェックボックスをオフにすると、cap angleとrunoff angleが削除されます。

cap angleは、0.0から45.0の値の入力が可能ですが、大きい値ほど品質の劣る要素が生成される可能性が高くなります。10.0より小さい値を推奨します。cap angleは、45.0から90.0の値の入力が可能ですが、小さい値ほど品質の劣る要素が生成される可能性が高くなります。75.0より大きい値を推奨します。
注: seam-quad (angled + capped + L)、およびseam-quad (angled + capped + T)にのみ有効です。
runoff angle seam-quadタイプに応じて、runoff angleは次のようなさまざまな方法で測定されます。
  • シームの最後にある要素の法線と、最後から2番目の要素の法線が成す角度。
  • シームの最後にある要素のエッジ法線と、最後から2番目の要素のエッジ法線が、反対側のリンクのプレーン上で成す角度。
cap anglesチェックボックスをオフにすると、デフォルトで作成されたrunoff angleが削除されます。
height 角度つき四角形要素の投影ポイントと始点との距離を定義します。
注: Tシームでのみ使用できます。
この高さは、リンク間のギャップを橋渡しする範囲で選択する必要があります。また、この値は四角形要素の長さに強い影響を与えます。特に非常に大きなweld anglesの場合注意が必要です。