値のフィルター

Contourパネルで使用可能なValue filterを使用すると、特定の範囲でのみ結果を処理するための閾値条件を指定できます。

Value filterは、指定された条件を満たさないすべての値を破棄します。条件を指定するには、以上(>=)、以下(<=)、またはRangeの3つのモードがあります。結果は、値の条件が満たされた場合にのみエンティティ(節点、要素、またはシステム)上に表示されます。デフォルト設定では、フィルターは適用されません(None)。Value filterは、結果を処理する際のアイソサーフェスのフィルターに類似しています。条件を満たさないエンティティに対して結果が表示されない(それらのエンティティが表示から削除されるのではない)点が異なります。Value filterは、‘ホットスポット’領域を隔離するための便利なツールとなります。このフィルターをCount集計モードとともに使用すると、特定の条件を満たす層の数をカウントできます(例えば破壊インデックスを超えるプライの数をカウントするなど)。


図 1. Value filterがハイライト表示されたContourパネル
Value filterのオプション(パネル中央に配置)は以下のとおりです:
Mode
ドロップダウンメニューから以下のいずれかのオプションを選択します:
  • None(*デフォルト設定)
  • <= (以下)
  • >=(以上)
  • Range
Value
入力欄を使用して、数値または値の範囲を指定します。
フィルターパラメータ外の値を有するエンティティ(節点 / 要素 / パート / システム)はすべて、グラフィックス領域に灰色で表示されます。


図 2.

Value filterオプションは、CountおよびLayer filter とともに使用して、特定の閾値条件を満たさないまたは超えている層 / プライを特定できます。

以下の表は、様々なValue filterおよびLayer filterのオプションがどのように連携するかを示しています:


図 3.
すべての層は、合計数およびその他の計算(Max、Minなど)に含まれます。


図 4.
0.4以下(Value filter設定)である層のみが合計数およびその他の計算(最大値、最小値など)に含まれます。


図 5.
0.4以上(Value filter設定)である層のみが合計数およびその他の計算(Max、Minなど)に含まれます。


図 6.
0.4以上(Value filter設定)である層1、3、および5(Layer filterを使用して選択)のみが合計数およびその他の計算(最大値、最小値など)に含まれます。