レイヤー

Layersでは、要素についてレイヤー(層)の定義が使用可能な場合に、特定の要素のコンターを表示します。

コンターは、モデル内に定義されているすべての層に適用されます。質量要素やソリッド要素など、層の定義がなされていない要素の場合でも、どの層が選択されているかにかかわらず、コンターは表示されます。
層がどのように表示されるかをコントロールするオプションには、以下のものがあります:
Max
各エンティティについての層の最大値を表示します。
Min
各エンティティについての層の最小値を表示します。
Extreme
各エンティティについての層の最大絶対値を表示します。
Sum
各エンティティについての層の全ての値の(スカラー)和を表示します。
Average

各エンティティについてデータを含む層の(スカラー)平均値を表示します。

値を持たない(N/A結果の)層は、平均に寄与しません(下の例を参照):

Layer 1 - 10.0

Layer 2 - 26.0

Layer 3 - 30.0

平均は (10+26+30)/3 = 66/3 = 22.0

しかし、次の場合:

Layer 1 - 10.0

Layer 2 - 26.0

Layer 3 - N/A

平均は (10+26)/2 = 36/2 = 18.0

Range
各エンティティについての層の最大値と最小値の差を表示します。

1つの値しか存在しない場合(例えば、層やセクションポイントをもたないソリッド要素など)、この値はゼロとなります。

Count
指定のデータタイプの層数を表示します。デフォルトでは、節点 / 要素ごとに層 / プライの総数が示されます。Layer FilterまたはValue Filterで使用した場合は、(フィルター条件に基づいて)Countの集計モードの挙動が若干異なります。
MaxLayer
エンティティごとの最大値に寄与する層を特定し、名前付きでプロットします。
MinLayer
エンティティごとの最小値に寄与する層を特定し、名前付きでプロットします。
ExtremeLayer
エンティティごとの極値(絶対最大値)に寄与する層を特定し、名前付きでプロットします。
Top/Bottom
上面層と底面層のコンターを同じプロットに表示します。このオプションを使って、どの層を上面または底面とすべきかを指定することができます。

Top/Bottom Layerダイアログを表示させるには、Top/Bottom layer settingアイコンをクリックします。

Top layerとBottom layerのそれぞれについて、ドロップダウンメニューを使って位置(LowerMidまたはUpper)を指定します。
  • 設定/変更を適用してダイアログを終了するにはOKをクリックします。
  • コンタープロットに設定 / 変更を適用するには、Applyをクリックします。
  • 変更を破棄してダイアログを終了するにはCancelをクリックします。


図 1. MaxLayerコンタープロット - 例
注: (層名に加え)最大値、最小値および極値は、Quick Query、Query Panel、Measuresを使用するか、Notes入力欄から照会することができます。コンタープロットごとにCategory Legendが表示されます。

要素中心結果の場合のみ、1つの要素につき1つの層が表示されます。コーナー境界または節点境界結果(平均化の場合)については、異なる層が同じ要素の各コーナー/節点におけるmax/min/extreme値に寄与することがあります。

Min/Max/Range Envelope荷重ステップタイプと層の集約(Min/Max/Range)の組み合わせの挙動については、Derived Load Stepsトピック内の表を参照してください。