シェル板厚の確認

Thicknessビューはモデルのシェル板厚を確認するのに使用します。

Thicknessビューは、Visualizationツールバー上のBy Thicknessを選択した際にグラフィックス領域の左上に表示される固定表示形式を指します。要素の板厚と節点の板厚の両方をサポートします。板厚を表す色は、2つの異なるレジェンドスタイルであるdiscreteまたはrangedによって表示されます。


図 1.

Discrete Thicknessレジェンド

Thickness Viewを選択すると、デフォルト設定においては、Discrete Thicknessレジェンドで表示されます。

Discrete Thicknessレジェンドは、個々の板厚の値に与えられた色を持ち、ここで板厚の値を変更することはできません。このレジェンドは、要素の板厚をグラフィックス領域で確認することを可能にします。

Discrete Thicknessレジェンドは、常に板厚値を最小値から最大値へと表示します。他の要素が表示され、これらの要素にレジェンドにまだ表示されていない板厚が割り当てられている場合、レジェンドが適切に更新され、新しい板厚の値が他の板厚の値の間で適切にソートされます。
注: 表示する板厚の値が25種類を超える場合、HyperMeshは自動的にRanged Thicknessレジェンドに切り替えます。

Discrete Thicknessレジェンドの左上にあるスライダーは、しきい値を超える要素の表示を変更するのに使用できます。要素は非表示、半透明表示、またはワイヤーフレーム表示することができます。カラーバーの下の演算子記号をクリックして、‘smaller than’から‘larger than’へ、またその逆に変更することができます。

スライダーをクリック&ドラッグして位置を変更することで、レジェンドにおける値幅を指定できます。演算子記号の隣にある板厚のしきい値をクリックして新しい値を入力することでも同じことができます。値は、次に使用可能な板厚の値に丸められます。

レジェンド内の色をクリックし新しい色をカラーパレットから選択することで色を変更できます。


図 2.


図 3.

Ranged Thicknessレジェンド

Ranged Thicknessレジェンドは、色分けされたスライディングスケールで構成されています。色は、グラフィックス領域内の各2D要素の板厚を反映しています。

Ranged Thicknessレジェンドは、常に板厚値を最小値から最大値へと表示します。これらの値を変更するには、これをクリックし新しい値を入力します。残りの板厚の値は、他の編集された値との間で補間され、最小値から最大値へ変わるレジェンドとなります。
注: 値をリセットするには、値をクリックして入力欄を空の状態にします。値は再補間されます。
最小値と最大値を編集することもできますが、実際の板厚幅の最小値と最大値を超える値を指定することはできません。

Ranged Thicknessレジェンドの左上にあるスライダーは、しきい値を超える要素の表示を変更するのに使用できます。要素は非表示、半透明表示、またはワイヤーフレーム表示することができます。カラーバーの下の演算子記号をクリックして、‘equal or smaller than’から‘equal or larger than’へ、またその逆に変更することができます。

スライダーをクリック&ドラッグして位置を変更することで、レジェンドにおける値幅を指定できます。演算子記号の隣にある板厚のしきい値をクリックして新しい値を入力することでも同じことができます。値は、次に使用可能な板厚の値に丸められます。

レジェンド内の色をクリックし新しい色をカラーパレットから選択することで色を変更できます。


図 4.


図 5.


図 6.

Thicknessビューとプライ

Discrete ThicknessレジェンドとRanged Thicknessレジェンドは、どちらもプライ板厚を表示することができます。2D詳細要素リプリゼンテーションと複合材レイヤーの可視化のすべての組み合わせをサポートします。


図 7.


図 8.

Thicknessビューのコンテキストメニュー

Thicknessビューは、右クリックコンテキストメニューを使用して起動することができます。Thickness Viewコンテキストメニューにアクセスするには、レジェンドを右クリックします。
Beyond Threshold As
結果の値を持たない要素、あるいはグラフィックス領域内に表示されている値より高いまたは低い要素をどのように表示するかを変更します。利用できる表示オプションは以下のとおりです:Transparent、Feature Lines、およびOff(デフォルト)。
Ranged Legend
Ranged Legendのチェックボックスの選択 / 非選択。
このオプションが選択されるか、板厚の値の数が25を超える場合、Ranged Legendが使用されます。Ranged Legendが非選択の場合、Discrete Legendが使用されます。
このオプションは、number of visible thicknessesが25以下の場合利用できます。
Reset
色、値、レベル数などの設定をデフォルトに戻します。
Number of Levels
カラーバーに表示される色の数を指定します。2から15の値を指定できます(Rangedレジェンドのみ)。