Exporter

Exporterには、OMLワークスペースに結果をエクスポートするブロックと、信号をファイルとしてエクスポートするブロックが用意されています。

OML作業領域

SignalOutブロックにより、シミュレーションの結果をOML作業領域に送り、ここから統計やプロットの結果を取得できます。

OML作業領域に信号をエクスポートするには、モデルにSignal Outブロックパレットブラウザ#menucascade-separatorActivate#menucascade-separatorSignal Exporters#menucascade-separatorSignal Outが必要です。

前出の“肉食動物-獲物”モデルの例では、Signal Outブロックは棲息数の時間ベースの信号をOMLにエクスポートします。

信号名はブロックパラメーターとして定義されます。

シミュレーションの実行後、以下のコードブロックに示すようにOMLコマンドウィンドウでアクセスできる"prey"OML変数において信号を取得できます。

> size(prey.time)
ans = [Matrix] 1 x 2
3  300256
> size(prey.ch{1}.data)
ans = [Matrix] 1 x 2
1  300256
次に、実際の棲息数を抽出、解析、およびプロットできます。

> mean(prey.ch{1}.data)
ans = 1.93480719
> plot(prey.time(1,:), prey.ch{1}.data)
NoteColonSymbol 必要なすべてのデータポイントを格納するには、この例のバッファーサイズは増大させる必要があります。詳細は、Signal Outブロックに関するF1ヘルプをご参照ください。

信号ファイル

Signal Exporterパレットにあるブロックを使用すると、信号をファイルとして容易にエクスポートできます。

信号をOML作業領域に送信するだけでなく、信号をファイルとしてエクスポートして再利用することができます。

Signal Exporterパレットには多くのブロックが含まれ、これらにより.txt.csvをはじめとする様々なフォーマットにエクスポートすることができます。