モニター体積

エアバッグをモニター体積として定義します。モニター体積は、3節点または4節点のシェルプロパティセットを1つ以上持つものとして定義します。

ここで定義したサーフェスは閉じている必要があります(図 1に示すように、シェル要素の法線はあらゆる方向で外向きであることが必要です)。シェルの法線は体積の外側を向いている必要があります。特定のプロパティセットでは、プロパティ値に負数を入力することにより、シェルの法線の向きを反転できます。ダミーのプロパティ(/PROP/TYPE0)と材料(/MAT/TYPE0)を使用できます。


図 1. タイヤのモデル:閉じた体積
MONITORED VOLUME(モニター体積)には以下の5種類があります:
  1. AREAタイプ: 体積とサーフェスの出力(ポスト処理のオプション、圧力なし)
  2. PRESタイプ: 圧力と相対体積との関係を定義するユーザー関数
  3. GASタイプ: 断熱状態での圧力と体積との関係。 P ( V V i n c ) γ = C s t 、ただし γ = c p c v
  4. AIRBAGタイプ: 単一のエアバッグ P V = n R T = m r T

    P = ρ r T = ρ ( c p c v ) T = ( γ 1 ) ρ c v T = ( γ 1 ) E V

  5. COMMU1タイプ: チャンバーを持ち、連結され、折り畳まれたエアバッグ(連結エアバッグ)

同一の基礎方程式:

モニター体積の一般的な用途として、タイヤ、燃料タンク、エアバッグがあります。
  • タイヤでは、PRESタイプまたはGASタイプのモニター体積を使用します。
  • 燃料タンクでは、PRESタイプまたはGASタイプのモニター体積を使用します。
  • 折り畳んでいない簡潔なエアバッグでは、AIRBAGタイプのモニター体積を使用します。
  • チャンバーを持つエアバッグでは、COMMU1タイプのモニター体積を2つ以上使用します。
  • 折り畳んだエアバッグでは、COMMU1タイプのモニター体積のセットを使用します。