メッシュに関する推奨
ここでは、衝突解析と陰解法解析において推奨するメッシュに関するいくつかの点を紹介します。
推奨される要素数

図 1. 座屈波形方向の要素の数

図 2. 穴のあるパートのためのサーフェスメッシュ生成
- パートにほぼ一様な応力が圧力またはせん断として作用し、曲げのない場合は1
- 弾性挙動で曲げを含む場合は2
- 弾塑性挙動で低い精度の場合は3
- 弾塑性挙動で良い精度の場合は5
- 弾疎塑性挙動で良い精度で、局所的な荷重または局所的な不連続を含む場合には10

図 3. 最小要素数
メッシュの遷移
与えられた物理パートに異なるシェルの定式化を用いることは推奨されません。完全積分と低減積分要素は同じ剛性マトリックスではありませんが、質量マトリックスは同じです。これらの2種類の要素の間の運動量の伝達には乱れが起こるかも知れません。

図 4. メッシュの遷移の例
メッシュパターン

図 5. メッシュの遷移の例
Radiossでは、どのような種類のメッシュ品質が与えられるかは、要素のロバスト性に依存することがあります。陽解法での実行は、陰解法の場合と異なる点に注目する必要性が出てきます。例えば、均一なメッシュは陽解法で陰解法よりも重要で(時間ステップのため)、正のヤコビアン、反り、ゆがみ、アスペクト比は陰解法で陽解法よりも重要となります(収束性のため)。初期のメッシュ品質をが良いということは、良いシミュレーション結果を得るために必要です。