メッシュの生成

Launch オプションとExport ams fileオプションを有効にした状態で、または以前にエクスポートされたファイルを使用して、メッシュを生成すると(Tools > Generate Meshまたはツールバーの )、以下のファイルがAcuConsoleから作成されます。
.arm  
説明 メッシュの場所を定義するメタデータが含まれるAcuMeshSimの出力ファイル - AcuConsoleでのGUI表示に使用されます。
場所 次のファイルと同じディレクトリ: .acs
名前 ユーザーによって指定された<problem>名と同じ - <problem>.arm
ファイルタイプ ASCII
メッシュが生成され、.acsファイルが作成されたら、このファイルを削除できます。
.Meshsim.jou  
説明 メッシングプロセスの詳細が含まれたAcuMeshSimの出力ファイル。メッシングプロセスに関する問題を特定する目的以外には一般に使用されません。
場所 次のファイルと同じディレクトリ: .acs
名前 ユーザーによって指定された<problem>名と同じ - <problem>.Meshsim.jou
ファイルタイプ ASCII
このファイルは、メッシングプロセスの詳細なトラブルシューティング専用です。メッシュが問題なく生成された場合は、このファイルを削除してもかまいません。サポート担当者とのやり取りにおいて、このファイルの内容を尋ねられる場合があります。
Meshsim.txt  
説明 メッシングプロセスのサマリーが含まれたAcuMeshSimの出力ファイル - この情報はメッシュの生成時にAcuTailに表示されます。
場所 次のファイルと同じディレクトリ: .acs
名前 <problem>.<ID><ID>AcuMeshSimによって生成されたIDであり、このIDは通常は特定の問題に対してAcuMeshSimが実行された回数を表します)
ファイルタイプ ASCII
このファイルには、メッシングプロセスのサマリーが含まれています。サマリー情報が不要な場合は、メッシングの完了後にこのファイルを削除してもかまいません。メッシュの生成時に、MESHSIM.DIRディレクトリが作成されます。デフォルトでは、このディレクトリ内のファイルはASCIIファイルとなります。このディレクトリ内に作成されるファイルがバイナリ形式になるようにプリファレンスを変更できます(File > Preferences > Export > Mesh file type)。
.cnn  
説明 ボリュームセット内の要素の結合状態が含まれたAcuMeshSimの出力ファイル
場所 .acsファイルの場所の下の\MESHSIM.DIR ディレクトリ
名前 <problem>.<volID>.<meshtype>.cnn<volID>はボリュームID、<meshtype>はボリュームに関連付けられたメッシュタイプ)
ファイルタイプ ASCII(デフォルト)またはバイナリ
メッシュが生成され、.acsファイルが作成されたら、このファイルを削除できます。
.crd  
説明 モデル内の節点の座標が含まれたAcuMeshSimの出力ファイル
場所 .acsファイルの場所の下の\MESHSIM.DIR ディレクトリ
名前 ユーザーによって指定された<problem>名と同じ
ファイルタイプ ASCII(デフォルト)またはバイナリ
メッシュが生成され、.acsファイルが作成されたら、このファイルを削除できます。
.ebc  
説明 各サーフェスセットに関連付けられた要素コレクションの識別子が含まれたAcuMeshSimの出力ファイル
場所 .acsファイルの場所の下の\MESHSIM.DIR ディレクトリ
名前 <problem>.<volID>.<volmeshtype>.<surfID>.<surfmeshtype>

ここで、

<volID>はボリュームID、

<meshtype>はボリュームに関連付けられたメッシュタイプ、

<surfID>はサーフェスID、

<volmeshtype>はボリュームに関連付けられたメッシュタイプ、

<surfmeshtype>はサーフェスに関連付けられたメッシュタイプ)

ファイルタイプ ASCII(デフォルト)またはバイナリ
メッシュが生成され、.acsファイルが作成されたら、このファイルを削除できます。

メッシュを生成すると(Tools > Generate Meshまたはツールバーの )、デフォルトでは、AcuConsoleによってまずメッシュ設定がエクスポートされてから、AcuMeshSimが実行されます。このプロセスにおいて、ファイルとディレクトリが作成されます。

メッシュ設定は<problem>.amsに含まれています。ここで<problem>は、ユーザーがAcuConsoleのデータベースを作成したときに指定した問題名です。このファイルはAcuMeshSimへの入力として使用され、メッシュ設定をグローバルに、あるいはボリュームセット単位、サーフェスセット単位、エッジセット単位、押し出し単位などで定義する属性を含んでいます。

メッシュ設定をエクスポートすると、CADに関連付けられたディレクトリも作成されます。CAD.DIRディレクトリが、.amsファイルと同じディレクトリレベルに作成されます。CAD.DIRには、AcuConsoleにインポートされた元の形状ファイルのコピーが格納されています。このファイルの拡張子は、ファイルがインポートされた場合は.x_t、バイナリファイルがインポートされた場合は.x_bです。CAD.DIRには、.smdという拡張子の非マニホールドCADファイルも格納されています。

AcuMeshSimは、アプリケーションの出力を捕捉する<problem>.<ID>.MeshSim.txtmeshsim.jouという2つのファイルを生成します。.MeshSim.txtファイルは、AcuMeshSimAcuConsoleから実行されたときにAcuTailによって自動的に開かれますが、任意のテキストエディタで手動で読み込むこともできます。このファイルの内容は、メッシングプロセス、節点と要素の数、CPU時間、メモリ使用量などに関する情報です。Meshsim.jouは、メッシュプロセスに関する追加の詳細情報を含んでおり、メッシングプロセス中に問題が発生した場合のデバッグに役立ちます。

AcuMeshSimの実行が完了すると、指定されたメッシュディレクトリ(デフォルト名はMESHSIM.DIR)内に追加のファイルが作成されます。MESHSIM.DIRには、AcuMeshSimによって作成された結果メッシュが格納されています。このメッシュは、各種サーフェス、ボリュームなどのユーザーが要求した情報を表す別々のファイルに保存されます。MESHSIM.DIRディレクトリ内に作成されるファイルに加えて、<problem>.armというデフォルト名のメタデータファイルが指定されたディレクトリ内に作成されます。.armファイルはCAD.DIR内の形状ファイル、およびMESHSIM.DIRに格納されている、座標、結合状態、要素境界条件、および節点境界条件が含まれたファイルを指しています。AcuConsole.armファイルを読み込んで、可視化とその後の処理 / 保存のためにMESHSIM.DIRの内容をGUIにインポートします。

メッシュを正常に生成して、.acsファイルを保存したら、メッシングプロセス中に生成されたファイルを安全に削除することができ、これらのファイルがなくても、解を生成するために必要なすべての情報は確保されています。これらのファイルのいずれかが必要になった場合は、メッシュを生成することでこれらのファイルを再作成できます。