メッシュの再構築

再構築再構築ツールは、高い品質と望ましいメッシュフローを新たに作成するために既存のメッシュをリメッシュするプロセスを提供します。この機能では、BatchMesherで使用されるパラメーターファイルと基準値ファイルを活用して品質基準と適切なメッシュパラメーターが指定されます。以前の自動メッシュと品質修正アプローチと比較して大幅に時間を短縮することが可能になります。

再構築のためのアルゴリズムは、多くの異なる目的に利用できます。

リメッシュによりサイズ、品質、およびメッシュフローを調整します。

図 1. 修正前	図 2. 修正後

異なる要素タイプに変更します。

図 3. 修正前	図 4. 修正後

穴の周りのワッシャー層の追加または削除、穴の節点密度の変更、穴の直径の調整、あるいは穴の削除を行います。

図 5. 修正前	図 6. 修正後

メッシュフローが不良な領域を局所的に補正します。

図 7. 修正前	図 8. 修正後

現在、再構築は、形状に関連付けられていないあるいは3D要素フェイスに接続されていない1次の有限要素メッシュのみサポートします。メッシュトポロジーを定義するには、1Dフィーチャー（プロット要素）が重要となります。これらのフィーチャーは、操作時にジオメトリと同様に頂点、エッジ、およびフェイスとして活用され、中立メッシュツールmidmesh ツール（Featuresパネル経由）によって自動的に作成、あるいは、手動で作成することができます。1Dフィーチャーは、メッシュ上には定義されず、内部的に自動作成されます。

リビルドメッシュの結果をコントロールするためにパラメーターファイルのいくつかのオプションを更新します。

オプション	動作
Basicタブ > 要素サイズ（Element size)	目標の要素サイズを指定します。
Basicタブ > 要素タイプ（Element Type)	目標の要素タイプを指定します。
Quality Correctionタブ > フィーチャー角度(Feature angle)	必要に応じて、1Dフィーチャーの自動生成に使用するフィーチャーおよび頂点の角度を定義します。
Holes 2Dタブ	円形の穴の処理を行うための各種値を定義します。
Quality Correctionタブ > フリーエッジ間の移動（Move across free edges)	最小要素サイズの修正時において、フリーエッジ上の節点の移動可能な範囲を指定します。
Quality Correctionタブ > ノンマニフォールドエッジ間の移動（Move across non-manifold edges)	最小要素サイズの修正時において、ノンマニフォールドエッジ上の節点の移動可能な範囲を指定します。
Quality Correctionタブ > 共有エッジ間の移動（Move across shared edges)	最小要素サイズを修正するため、共有エッジ上の節点の移動可能領域を指定します。
サーフェス穴認識(Surface hole recognition)	円形の穴の処理に使用するパラメータを定義します。

メッシュリボンから、再構築ツールをクリックします。

図 9.
オプション: ガイドバーでをクリックして、リビルドのオプションにアクセスします。
リビルドする要素を選択します。
オプション: ガイドバーで、フローガイドクリックしてメッシュフローの方向を指定します。フローガイドを追加するには：
1. 再構築する要素対象を左クリックして、フローガイドを作成するための制御点を選択します。
  マイクロダイアログとともに表示されるラインを確認します。
2. フローガイドの追加をクリックして、フローガイドを完成させます。
3. ステップ５ａとステップ５ｂを繰り返して、フローガイドをさらに追加します。
ガイドバーまたはマイクロダイアログ上のリビルドをクリックします。
オプション: マイクロダイアログでをクリックしてから再構築をクリックすると、改善された滑らかなメッシュが得られます。