ブーリアンツールを使用して、ソリッド同士の結合、一方のソリッドの他方のソリッドからの除去、ソリッド同士の交差部分の抽出、、切り離しができます。
パラソリッドを使用
ブーリアンツールをクリックすると、共有境界面を保持するか、パラソリッドを使用するかを選択できます。

図 1.
このオプションが追加され、パラソリッドカーネルを使用して、結合、差、交差などのブーリアン演算を実行できるようになりました。
主な違い
ここでは、従来のジオメトリとパラソリッドジオメトリを使用する際の主な違いをいくつか紹介します。
複雑な形状を操作する場合、パラソリッドオプシ ョ ンを使用すると、
モデルブラウザ内に問題領域を作成することによりそれ以外の部分の形状に関しては問題ないものとして返すことができます。以下の画像は、例として、いくつかの類似領域を示しています。

図 2.
問題のある部分を見直し、残りのソリッドをブーリアン演算のために正常に処理できるようにソリッドをトリミングすることで、問題を修正するか分割するかのどちらかを行うことができます。
選択されたソリッドが、選択されていない別のソリッドと共通面を持つ場合、そのソリッドはパラソリッドオプションを使用対象として考慮されません。従来のジオメトリ エンジンでは、選択されていないソリッドと面を共有するソリッドは、ブーリアン操作でも考慮されます。

図 3. パラソリッドオプションを使用した結合

図 4. パラソリッドオプションを使用しない結合
以下の例では、選択されたソリッドは、選択されていない別のソリッドと共通のインタフェースを有します。パラソリッドオプションを使用した場合、そのソリッドは考慮されておらず、これらのソリッドを切り離すことによって共通面が除去されます。従来のジオメトリ エンジンでは、選択されていないソリッドと面を共有するソリッドは、ブーリアン操作でも考慮されます。

図 5. パラソリッドオプションを使用した結合

図 6. パラソリッドオプションを使用しない結合