領域

領域エンティティは、モデリングの慣例やプロセスの自動化と活用のために使用される情報を保存します。同じ領域データが提供されていれば、設計変更や他のモデル全体を通じて共通の選択を可能にします。

領域エンティティは、2つの入力コンフィギュレーションをサポートします:By IDとBy Metadataをサポートします。どちらの入力も形状のみをサポートし、選択目的の利用が可能です。

たとえば、メッシュコントロールを使用する場合、メタデータ(またはID)によってタグ付けされているサーフェスにメッシュを作成することが可能になります。設計変更が発生し、新しい設計が読み込まれた場合、新しいCADバージョンに以前と同じメタデータ(またはID)が与えられている限り、同じメッシュコントロールが再び適用されます。領域エンティティは、常に等しく繰り返される自動リメッシングプロセスを可能にします。

Region Reconcile Behavior

PreferenceダイアログのAutomatically update sets to mesh changesオプションは、HyperMeshで、特定のセットと接触サーフェスのジオメトリ形状を記憶するようになりました。このオプション / ツールは、メッシュが変更されたときや、要素が完全に削除されて新しいものに置き換えられたときにも、ジオメトリ形状情報を使って自動的に内容を更新します。

更新できるものの例としては、以下のようなものがあります。

  1. シェルやソリッド要素で使用されない節点以外の、2D / 3D要素で使用される節点のみを対象とする節点セット
  2. シェル(2D)要素のセット
  3. シェル要素のフェイスのセグメントセットまたは接触面
  4. 外面ソリッド要素のフェイスのセグメントセットまたは接触面
  5. シェル要素エッジのセグメントセットまたは接触面
  6. Feature entities

セット上の力のように、セット内の節点数を変更すると、力によって適用される総荷重が誤って変化するケースがあります。このような場合、元のセットと同じ名前で"_unreconciled"が付加された空のセットに一時的に適用されるように荷重がリダイレクトされます。これは、荷重の大きさを再計算して、元のセットに戻すべきであることを警告するためのものです。したがって、モデル内に"_reconciled"という接尾辞を持つセットがあったら、その相互参照を調査して、何に注意が必要かを確認し、修正する必要があります。