ガスケットメッシング

ガスケット要素は非常に薄いコンポーネントのモデル化に使用され、構造コンポーネント間のシーリングとして機能することを主な目的としています。

ガスケット要素の節点の並びは、1次または2次の六面体および五面体要素とは異なります。ガスケット要素には上面と底面に節点があり、板厚に沿った中間節点はありません。


図 1. タイプGK3D18のガスケット要素の節点の並び
制約事項:

ガスケット要素はAbaqusソルバーインターフェースのみでサポートされ、Gasket Elementsツールを使用してタイプGK3D18およびGK3D13のガスケット要素のみを作成できます。

ガスケット要素の作成

  1. メニューバーからMesh > Create > 3D Elements > Gasket Elementsをクリックします。
    Create Special Elementsダイアログが表示されます。
  2. Create Meshを選択します。
  3. Sourceセレクターを使用して、3Dボリュームのフェイスを選択します。
  4. Targetセレクターを使用して、3Dボリュームのターゲットフェイスを選択します。
  5. Element Size欄に、要素を作成する際の平均要素サイズを入力します。
  6. Number of Layers欄に、ソース層とターゲット層の間に作成する要素(層)の数を入力します。
  7. Destination Compで、新しく作成した要素の保存先を選択します。
    • New Componentを選択すると、要素は新しいコンポーネントに保存されます。
    • Current Componentを選択すると、要素はカレントのアクティブなコンポーネントに保存されます。
    • Elems to Surf Componentを選択すると、要素はサーフェスが属するコンポーネントに保存されます。
  8. Assign Property & Materialで、新しく作成した要素にプロパティを割り当てる方法を選択します。
    • 新しいプロパティを割り当てる場合は、New Propertyを選択します。
    • 既存のプロパティを選択する場合は、Existing Propertyを選択します。
  9. 適用をクリックします。
  10. OKをクリックしてダイアログを閉じます。
ヒント: Reviewをクリックすると、新規に作成されたガスケット要素の節点がハイライト表示されます。


図 2. 元の形状


図 3. ガスケット要素を含むメッシュ


図 4. レビューが有効になったガスケット要素

Gasket要素の更新

  1. メニューバーからMesh > Create > 3D Elements > Gasket Elementsをクリックします。
    Create Special Elementsダイアログが表示されます。
  2. Update Elementsを選択します。
  3. Sourceセレクターを使用して、3Dボリュームのフェイスを選択します。
  4. Element Typeで要素タイプを選択します。
  5. 適用をクリックします。
  6. OKをクリックしてダイアログを閉じます。
ヒント:

Reviewをクリックすると、新規に作成されたガスケット要素の節点がハイライト表示されます。