HyperViewでのnSOFTインターフェースの使用に関するガイドライン

HyperViewでnSOFTインターフェースを使用する方法の概要。

  1. 解析するコンポーネントのFEモデルをHyperMeshに読み込みます。
    1. 疲労寿命を評価する対象となる荷重環境を表す荷重を適用します。適切な出力リクエストを発行します。
      荷重は、静的荷重でも過渡荷重でもかまいません。荷重が静的荷重である場合は、要素 / 節点の応力 / ひずみテンソルがFatigue Managerから書き出され、nSOFTで荷重履歴を提供できます。これらの荷重が過渡荷重である場合は、過渡動的有限要素解析の結果をFatigue ManagerからnSOFTにエクスポートできます。Fatigue Managerによって書き出される出力ファイル(部分的FESファイル)には、選択したすべての要素 / 節点の各時間ステップの応力テンソルとひずみテンソルが含まれます。
  2. 希望の有限要素ソルバーを使用してモデルを解析します。
  3. FEモデルと結果をHyperViewに読み込みます(詳細については、Load Modelパネルをご参照ください)。
    注: モデルまたは結果がHyperViewに読み取られない場合や、フル応力 / ひずみテンソル以外のデータタイプを使用して疲労解析を実行する場合は、以下の手順を実行します:
    • カスタムの疲労コンフィギュレーションファイルを作成し、ローカルの作業ディレクトリまたはホームディレクトリにコピーします。HyperViewのbinディレクトリ内にあるデフォルトの疲労コンフィギュレーションファイルは、Radioss/NastranLS-DYNA、およびAbaqusの各ソルバーをサポートしています。カスタムコンフィギュレーションファイルの作成および使用方法の詳細については、疲労コンフィギュレーションファイルデータグループをご参照ください。
    • 適切なHyperMesh結果トランスレーターを使用して、有限要素解析の結果をHyperMeshの結果ファイルフォーマット(hmres)に変換します。
    • Load ModelパネルのLoad Results欄でこのhmresファイルを選択し、結果をFatigue Managerで使用できるようにします。
  4. Fatigue Managerで、応力 / ひずみデータタイプまたはユーザー定義のグループと、これらのデータタイプを書き込む必要のある有限要素エンティティを選択します。FESファイルをASCIIまたはバイナリフォーマットで書き出します。
  5. FESファイルをnSOFTに読み込んで、疲労解析のセットアップを完了します。セットアップには、荷重履歴と疲労材料プロパティの指定や、解析手法の選択などが含まれます。
  6. nSOFTで解析を実行し、疲労解析結果を含むHyperMesh結果ファイル(hmres)を生成します。
  7. この結果ファイルをHyperViewに読み込み、nSOFTで生成された疲労結果をContourパネルで表示します。