ツールバー

各ツールバーには、一般的なツール群へのアクセスを提供するアイコンボタンのグループが含まれています。

ツールバーは、Viewメニューからオンオフの切り替えが可能です。チェックマークは、ツールバーがその時点で表示されていることを示します。

HyperWorks Desktopツールバー

HyperWorks Desktopに用意されているツールバーの概要。

重要: 各クライアントに特有なツールバーの情報については、各クライアントのヘルプマニュアルをご参照ください。

Standard

Standardツールバーは、モデルの読み込みと出力へのアクセスを提供します。使用しているアプリケーションによって、一部のオプションは無効である場合もあります。


図 1. Standardツールバー
ボタン 機能 挙動
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New 新しいFEモデル、セッション、プロット、テーブル、メディアファイル、またはドキュメントファイルを開く
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Open 既存のモデル、セッション、プロット、メディア、またはドキュメントファイルを開く
/ / Save セッション、モデルまたはドキュメントファイルを保存
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Import FEモデル、セッション、ソルバーデック、ジオメトリ、コネクターまたはマーカーをインポート
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Export モデル、ソルバーデック、ジオメトリ、コネクター、カーブ、テキストまたはマーカーをインポート
/ PowerPointまたはHTMLにセッションを出力 Publishing PowerPointダイアログを開く

セッションをHTMLファイルに出力することの可能なPublish Sessionファイルブラウザを開く

User profile User Profilesダイアログを開く
/ / / Load 結果、プリファレンス、テンプレートファイル、またはMetadata Tableを読み込む

クライアントセレクター

HyperWorksアプリケーションは、クライアントセレクターツールバーから選択することが可能です。ツールバーの一番左端にあるClient Selectorアイコンをクリックし、HyperMeshHyperViewHyperGraph 2DHyperGraph 3DMotionViewMediaViewTextViewおよびTableViewを選択します。ツールバー、ビューコントロールおよびメニューバーは、選択されたアプリケーションに応じて変更されます。


図 2. Client Selectorメニュー

Page Controls

Page Controlsツールバーは、ページの管理、ページレイアウトの変更および個々のウィンドウ操作に使用されるツール群へのアクセスを提供します。


図 3. Page Controls
ボタン 機能 挙動
/ Add page / Delete page 現在のセッションページの末尾にページを追加し、それをアクティブページとする

現在のページを削除し、その次のページをアクティブページとする

Window layout 現在のページウィンドウレイアウトを、ドロップダウンメニューから選択されたアイコンに設定
/ Expand/Reduce Windows アクティブなウィンドウをフルスクリーンに拡大、または拡大されているウィンドウを通常のページレイアウトに縮小。1つが選択されている際、もう一方のアイコンは直ちに、使用可能な唯一のオプションとなる
Left Only Pick Targetダイアログを表示し、現在のウィンドウを選択されたオプションと入れ替え
/ Window Synchronization Select Windows to Synchronizeダイアログを表示。同期させたいウィンドウを選択し、Stop Windows Synchronizationアイコンをクリック

Page Edit

Page Editツールバーには、様々なページの操作に使用可能な機能が含まれます。


図 4. Page Editツールバー
ボタン 機能 挙動
Cut window 現在選択されているウィンドウをカット
/ Copy window / page 選択されている対象を現在のカーソル位置にコピー
/ Paste window / page 選択されている対象を現在のカーソル位置にペースト
/ Overlay window / page 選択されているウィンドウまたはページを重ね描き

Animation

Animationツールバーは、Animation Controlsパネルなしでアニメーションの制御するために使用されるツール群へのアクセスを提供します。モデルの確認でフル画面に切り替え、ツールバー上のアニメーションコントロールアイコンが表示されていない際に、このツールバーを使用してアニメーションを制御することができます。


図 5. Animationツールバー
ボタン 機能 挙動
/ / アニメーションモードを設定 Transient、ModalまたはLinearアニメーションモードを選択
Rewind アニメーションをシーケンスの最初に巻き戻し
Rewind アニメーションをインクリメント毎に1つ巻き戻し
Play アニメーションの再生を開始
Next Time/Angle/Step アニメーションをインクリメント毎に1つ早送り
Next Time/Angle/Step アニメーションをセグメントの最後に早送り
Animation options Animation Controlsパネルを開く

Standard Views

Standard Viewsツールバーは、頻繁に使用されるビュー角度へのショートカットを提供します。


図 6. Standard Viewsツールバー
ボタン 機能 挙動
Fit Model モデルをスクリーンいっぱいに表示
Previous View ビューを1つ前のビューに設定
XY Top Plane View xy面を上から見たビューに設定
XY Bottom Plane View xy面を下から見たビューに設定
XZ Left Plane View xz面を左から見たビューに設定
XZ Right Plane View xz面を右から見たビューに設定
YZ Rear Plane View yz面を後ろから見たビューに設定
YZ Front Plane View yz面を前から見たビューに設定
Isometric View 等角図法にビューを設定
Reverse View ビューを現在のビューの“逆”に設定
User views 現在記憶されているユーザービューを設定/復元

Report

Reportツールバーは、レポートの生成に使用されるツール群へのアクセスを提供します。


図 7. Reportツールバー
ボタン 機能 挙動
Open Report Template レポートテンプレートを開く
Save Report レポートテンプレートとしてファイルを保存
Open Report Panel Reportパネルへのショートカット

3D View Controls

3D View Controlツールバーは、モデルを3次元で可視化する際のオプションを提供します。


図 8. 3D View Controlsツールバー
ボタン 機能 挙動
Zoom 2の倍数でズームイン/ズームアウト
Circle/Dynamic Zoom 左クリック: サークルズームモード

右クリック: ダイナミックズームモード

Dynamic Rotate/Spin 左クリック: ダイナミック回転モード

右クリック: ダイナミックスピンモード

Pan 左クリック: パンモード

右クリック: センターモデルモード

Rotate Left/Right 左クリック: 左に回転

右クリック: 右に回転

Rotate Up/Down 左クリック: 上に回転

右クリック: 下に回転

Rotate clockwise/counter-clockwise 左クリック: 時計回りに回転

右クリック: 反時計回りに回転

2D View Controls

2D View Controlツールバーは、モデルを2次元で可視化する際のオプションを提供します。
制約事項: このツールバーは、HyperGraph 2Dのみで有効です。


図 9. 2D View Controlsツールバー
ボタン 機能 挙動
Fit すべてのデータをビュー可能なグラフィックス領域いっぱいに表示
  xデータのみをビュー可能なグラフィックス領域いっぱいに表示
  yデータのみをビュー可能なグラフィックス領域いっぱいに表示
Zoom 左クリック: ズームイン

右クリック: ズームアウト

Pan horizontal 左クリック: 左にパン

右クリック: 右にパン

Pan vertical 左クリック: 上にパン

右クリック: 下にパン

Pan diagonal 左クリック: 左斜め上方向にパン

右クリック: 右斜め上方向にパン

Pan diagonal 左クリック: 左斜め下方向にパン

右クリック: 右斜め下方向にパン

Reverse View xデータとyデータを入れ替え。

HyperGraphでBar Chartモードにいる場合、このオプションは軸を反転させ、水平方向のカテゴリラベルを作成します

User view 現在記憶されているユーザービューを設定/復元

Scripting

Scriptingツールバーは、スクリプト記述ツール群へのアクセスを提供します。


図 10. Scriptingツールバー
ボタン 機能 挙動
Create Tcl/Tk script 新しいHyperMathセッションを開始
/ Open Script/ Command file HyperMathTcl/Tkを開く、または、テキストエディタでコマンドファイルを開く
Debug Tcl/Tk script 選択されたスクリプトをデバグするようプロンプトが出される
/ Run Tcl/Tk script/ Command file Run Tcl/Tkダイアログを開き、実行するスクリプトを選択するようプロンプトが出される

既存のコマンドファイルを実行

New HyperMath Script 空白のHyperMathスクリプトファイルで新しいHyperMathセッションを開始
Open HyperMath Script HyperMathスクリプトを選択し、開いて編集
Debug HyperMath/Tk script HyperMathスクリプトを選択し、デバッギングモードでHyperMathを読み込み
Templex functions Templex functionsパネルを開く

Image Capture

Image Captureツールバーは、HyperWorks Desktopの表示の様々なコンポーネントのスクリーンショットを得るためのオプションを提供します。このツールバーは、以前に選択されたファイルタイプを自動的に記憶します。したがって、セッションの最中にファイルタイプが変更されると(例えばJPEGからTIFへ)、そのあとに開かれるFile Save Asダイアログでは、デフォルトで、以前に設定されたタイプが表示されます。
制約事項: Windowsインストレーションでのみ利用が可能です。


図 11. Image Captureツールバー
ボタン 機能 挙動

File Toggle

Clipboard Toggle

このアイコンは、イメージをファイルに保存するか、クリップボードに保存するかの切り替えを行います。下記のすべての画像キャプチャーアイコンについて機能します。トグルをsave to fileオプションに設定すると、グラフィックス領域が選択され、ファイルの名称と種類(*.jpg*.png*.tif、または*.bmp)を指定するようプロンプトが出されます。

クリップボードに保存することを選択すると、グラフィックス領域がクリップボードに保存されます。その後、Ctrl+vをクリックして、イメージを別の場所に貼り付けることができます。

Capture Graphics Area グラフィックス領域を、選択されているトグル設定に保存します。
Capture Panel Area アクティブなパネル領域を、選択されているトグル設定に保存します。
Capture Dynamic Rectangle ユーザーが選択した領域を、選択されているトグル設定に保存します。
Capture Frame Area アプリケーションのフレーム全体を、選択されているトグル設定に保存します。
Capture Animation Video グラフィックス領域のビデオを開始時刻 / アングル / ステップから終了時刻 / アングル / ステップまで、名前を付けて現在のアニメーション設定で保存します。
Capture Dynamic Rectangle Video 選択された領域のビデオを開始時刻 / アングル / ステップから終了時刻 / アングル / ステップまで、名前を付けて現在のアニメーション設定で保存します。

ツールバーの位置の変更

ツールバーは、アプリケーション内の異なる位置に移動し、そこに固定することができます。

ツールバーを移動して固定するには、有効なツールバー領域にツールバーを"ドロップ"する必要があります。
ハンドルを希望する新しい場所にクリック&ドラッグで置きます。
各ツールバーにはツールバーハンドルが付いており、ツールバーをドラッグして移動または固定するために使用されます。ツールバーハンドル上に移動すると、カーソルがに変わります。
  • その時点で閉じているツールバー領域にツールバーを固定する(すなわちその領域にツールバーが存在しない場合)には、開いた状態でツールバー領域が存在し得る場所でマウスボタンを放します。
  • 非ツールバー領域にツールバーを移動して固定するには、開いた状態でツールバー領域が存在し得る場所でマウスボタンを放します。

    ツールバーを非ツールバー領域に移動させると、浮動式のダイアログが表示されます。Viewメニューを使用する代わりにダイアログを閉じることで、ツールバーをオフにします。ダイアログをツールバー領域に再統合するには、アプリケーション内の有効なツールバー領域にツールバーハンドル(ダイアログのタイトルバーではない)をドラッグ&ドロップします。