Integrated Diagnostics - Contributionsタブ

感度と荷重との間の車両の応答について寄与分析を行います。各ファイルはLoadcase Processingタブで読み込まれ、車両の応答が計算または読み込みされ、Vehicle Responseタブ、Powertrain入力またはRoad Profile入力で荷重ケースが選択されます。

Order Contributionタブ

Vehicle Responseタブでパワートレイン入力荷重ケースを、Loadcase Processingタブで対応する感度と荷重の結果ファイルを選択した後、応答全体がプロットされます。Order Contributionタブでは、ウォーターフォールプロットを作成し、次数カット解析を行うことができます。



図 1. パワートレイン入力荷重ケース内の応答全体についての次数解析
Order Cuts
サーフェスプロットを確認した後、Start、End、Stepの欄を使って、サーフェスプロットをカットすることにより確認したい次数を指定します。
Combine Order By - RSSまたはArithmetic Sum を選択し、全体の応答を構築するための次数カーブをどのように結合するかを決定します。
Display Options
Display Optionsダイアログでは、スケール、太さ、プロットレイアウトなど、応答全体のプロットをカスタマイズすることが可能です。
Load Response
選択を終えたら、Load Responseをクリックし、次数および次数合計応答オーバーレイプロットを作成します。
Bar
特定の周波数またはRPMにおける棒グラフを作成します。
Specific RPM欄に固有のRPMを入力するか、もしくはスライダーバーを使ってRPMの値を選択します。RPMの選択にスライダーバーを使用する際は、応答のプロット上に赤色のラインが表示され、スライダーバーをドラッグすると同時に、そのラインもドラッグされます。
No. of highest order
特定のRPMを選択した後、次数の最大数を選択して表示を編成します。
Rank by
次数のランク付けに使用する方法を、下記のオプションのいずれかで定義します:
  • Magnitude - 次数は、次数の大きさによってランク付けされます。棒グラフに使用できます。
Display Options
Display Optionsダイアログでは、プロットをさらにカスタマイズできます。
Display
プロットを作成し、表示するには、Displayをクリックします。
2D Line
特定の周波数またはRPMにおける2次元ラインプロットを作成します。
RPM range
次数カーブをプロットしたいRPMの範囲を選択します。
No. of highest order
RPM範囲を定義した後、次数の最大数を選択して表示を編成します。
Rank by
次数のランク付けに使用する方法を、下記のオプションのいずれかで定義します:
  • RSS Magnitude - 次数は、選択された周波数における次数の大きさの二乗和平方根によってランク付けされます。2次元ラインプロットおよび3次元サーフェスプロットに使用できます。
3D Surface
RPM範囲内の応答の3次元サーフェスプロットを作成します。
RPM rangeは、自身の結果ファイルに基づいた使用可能な範囲を示します。
FromおよびTo欄を使って、RPMの範囲をカスタマイズすることが可能です。
その他のオプションはすべて、2次元ラインプロットのオプションと同様です。

Load Path Contribution

Vehicle Responseタブでパワートレイン入力荷重ケースを、Loadcase Processingタブで対応する感度と荷重の結果ファイルを選択すると、Load Path Contributionタブでは、車両の応答に基づきRPMサブケースについて感度と荷重の寄与解析を行うことができます。



図 2. パワートレイン入力荷重ケースでのRPMベースの応答の荷重経路寄与
Bar
特定の周波数における棒グラフを作成します。
Specific Frequency欄に固有の周波数を入力するか、もしくはスライダーバーを使って周波数の値を選択します。周波数の選択にスライダーバーを使用する際は、応答のプロット上に赤色のラインが表示され、スライダーバーをドラッグすると同時に、そのラインもドラッグされます。
Display Options
Display Optionsダイアログでは、プロットをさらにカスタマイズできます。
Display
プロットを作成し、表示するには、Displayをクリックします。
2D Line
特定の周波数またはRPMにおける2次元ラインプロットを作成します。
Frequency range
応答カーブをプロットしたい周波数の範囲を選択します。

Wheel Contributionタブ

Vehicle Responseタブで道路プロファイル入力荷重ケースを、Sensitivity and Forcesタブで対応する感度と荷重の結果ファイルを選択すると、Wheel Contributionサブタブで、ランダムサブケースに対する車両の応答についてのホイール寄与と感度の寄与解析を行うことができます。



図 3. 道路プロファイル入力荷重ケース内の応答に基づいたランダム荷重サブケースのホイール寄与
Bar
特定の周波数における棒グラフを作成します。
Specific Frequency欄に固有の周波数を入力するか、もしくはスライダーバーを使って周波数の値を選択します。周波数の選択にスライダーバーを使用する際は、応答のプロット上に赤色のラインが表示され、スライダーバーをドラッグすると同時に、そのラインもドラッグされます。
Display Options
Display Optionsダイアログでは、プロットをさらにカスタマイズできます。
Display
プロットを作成し、表示するには、Displayをクリックします。
2D Line
特定の周波数またはRPMにおける2次元ラインプロットを作成します。
Frequency range
応答カーブをプロットしたい周波数の範囲を選択します。