重力(最適化)

重力オプションを使用すると、最適化の実行時に重力を加えたり、重力の方向を変更したりできます。

構造物の重量が大きな荷重となる場合、解析や最適化の実行時に重力を与える必要があります。ビルや橋のような大きなオブジェクトは、それ自身の重みを支える必要があり、重力を考慮する必要があります。一方、剛性が高い小さな構造体で、自身の重みの下では顕著な曲がりが生じないものでは、重力を考慮するべきではありません。

最適化の実行ウィンドウで重力を適用するかどうかを定義します。

  1. 構造リボンで、最適化アイコンにある最適化の実行をクリックします。

  2. 実行タイプと最適化目標を選択します。選択されたオプションによって最適化の実行ウィンドウ内で表示されるオプションが変わります。
  3. 重力の横にある ボタンをクリックして、はいを選択します。

  4. 重力の向きを変更するには、プルダウンメニューから方向を選択します。

  5. 実行のために必要なその他オプションの設定を必要に応じて行います。
  6. 実行をクリックして最適化を開始します。最適化が実行されている間、その状況は実行状況ウィンドウを使用してモニターできます。
  7. 終了したら、実行名をダブルクリックして結果を表示します。
ヒント:
  • 重力は、デフォルトではZ軸のマイナス方向にかかる力となりますが、実行オプションにあるプリファレンスウィンドウを使用して変更できます。
  • 最適化で重力を適用するときに、モデルに非設計領域または集中質量が含まれている場合には、重力が荷重を加えるため、他の荷重は不要です。設計領域のみの場合、最適化中に重力を適用するときには、モデルに荷重、圧力、トルク、または集中質量を適用する必要があります。荷重が設定されていなかったり、構造の重量に対し荷重が小さすぎる場合、最適化は空の構造を結果として出力します。