集中質量

集中質量アイコンを使用して、パート上または空間内のポイントに集中質量を作成します。

このツールは、周波数制約を使用した最適化の実行時に、または共振の解析時に、パートの質量を考慮する必要があるときに役立ちます

最適化または解析中に重力がかかると、質量は構造に荷重を加えます。


ほとんどのケースで、集中質量パートは距離を置いて作成します。作成方法としては、モデル上のポイントに質量を作成してから距離を置く方法と、空間内にポイントを作成してからそのポイントに質量を適用する方法があります。

パート上での質量の作成

  1. 構造リボンの集中質量アイコンをクリックします。


  2. モデル上のポイントをクリックします。
    質量は球体として表示され、マイクロダイアログが表示されます。


  3. マイクロダイアログのテキストフィールドに集中質量パートの質量を入力し、Enterキーを押します。
    • 集中質量を離れた場所に配置するには、マイクロダイアログにある アイコンをクリックします。ツール移動が表示されます。これを使用して、集中質量パートをモデルから離れた位置に移動できます。終了したら、右クリックしてツール移動を抜けます。
    • 集中質量を特定の正確な位置に置くには、マイクロダイアログにある ボタンをクリックし、座標x、y、zの値を入力します。
    • 集中質量パートをモデルに結合するには、マイクロダイアログにある アイコンをクリックします。ポイント、エッジ、またはフェイスの上にマウスカーソルを置いてクリックしてコネクターを作成します。上記の手順を繰り返して、別のコネクターを作成します。終了したら、右クリックするか、Escキーを押します。
  4. チェックマークを右クリックして、マウスで移動して終了するか、または右ダブルクリックします。

空間内のポイントに集中質量を作成

  1. 形状タブのポイントスケッチツールを選択します。


  2. スケッチ面がアクティブでない場合、パートのフェイス上をクリックして、アクティベートします。
  3. マイクロダイアログの新規パートの作成アイコンをクリックします。
  4. モデリングビュー内をクリックしてポイントを作成します。
  5. 右クリック2回でスケッチモードを抜けます。
  6. 構造タブをクリックし、集中質量ツールを選択します。


  7. 作成したポイントをクリックします。
    質量は球体として表示され、マイクロダイアログが表示されます。


  8. マイクロダイアログのテキストフィールドに集中質量パートの質量を入力し、Enterキーを押します。
  9. マイクロダイアログの アイコンをクリックします。ポイント、エッジ、またはフェイスの上にマウスカーソルを置いてクリックしてコネクターを作成します。上記の手順を繰り返して、別のコネクターを作成します。終了したら、右クリックするか、Escキーを押します。
  10. チェックマークを右クリックして、マウスで移動して終了するか、または右ダブルクリックします。

パートを質量に変換

単独のパートまたは複数のパートをポイント質量に変換してシミュレーションを簡素化し、高速に実行できるようにします。

パートを右クリックし、コンテキストメニューから質量に変換を選択します。質量は残りの構造体に接続している必要があります。


コネクターの適用

集中質量パートを作成した場合、通常、コネクター(赤いラインで表示)を使用して、作成した集中質量パートをモデル上の形状フィーチャーに関連付けます。



  1. 集中質量ツールのマイクロダイアログにあるコネクタアイコン をクリックします。
  2. マイクロダイアログには、集中質量パートをダブルクリックしてアクセスします。


  3. モデリングビューでコネクターをクリックして選択します。選択したコネクターがオレンジ色になります。特定の集中質量からのコネクターラインはすべて、単一のコネクターとみなされます。


  4. コネクターをダブルクリックし、編集モードに入ります。
    編集モードでは、結合を別の形状フィーチャーにも追加できます。また、集中質量を特定の形状フィーチャーに接続するラインのみをクリックして選択することもできます。
  5. チェックマークを右クリックして、マウスで移動して終了するか、または右ダブルクリックします。