HyperWorksでのビーム断面利用
ビーム断面の扱いは、HyperMesh各ユーザープロファイルによって多少異なりますが、一部の機能は同じです。
コンポーネント、プロファイル、要素およびビーム断面
HyperWorksには、FEAモデルを構成するための多くの方法があります。1Dビームモデリングにおいて、コンポーネント、プロパティ、要素、およびビーム断面間の関係を理解することは非常に重要です。
モデルブラウザは、コンポーネント、プロパティ、および材料を1度に作成し、すべてが適切に割り当てられているかを検証することを可能にします。また、既存のビーム断面をプロパティに割り当てることもできます。おそらく、これが1Dモデリングのためのコンポーネントの作成および構成を行う最も簡単な方法です。
Beam、Bar、Rod要素を含むすべての要素は、コンポーネント内に置く必要があります。プロパティは、コンポーネントまたは個々の要素に割り当てることができます。要素に直接割り当てられたプロパティとコンポーネントに割り当てられたプロパティが一致しない場合、直接要素に割り当てられたプロパティが優先されます。1Dプロパティは、標準断面の場合面積、慣性、更に特定の寸法などの断面情報を有します。また、1D要素は向きとコネクティビティの情報を有します。ビーム断面は断面の形状情報と断面計算データ(1Dプロパティと同様)を持ちます。ビーム断面がプロパティに割り当てられた際、プロパティを自動的に継承し必要な情報を入力します。3D化表示は、ビーム断面が持つ形状データを基に行われます。プロパティからビーム断面の割り当てを解除するには、プロパティカードイメージ内でbeamsectionセレクターを右クリックします。