RBE3要素の作成、確認、編集

RBE3の作成

RBE3要素は、パートの結合、非構造集中質量の付加、荷重と境界条件の適用、および分散結合が必要なその他の場所に広く使用します。RBE2と異なり、名前に反して、RBE3は剛体ボディとして動作しません。RBE3によって、構成節点間に柔軟性のある結合が作成され、中心節点を除く各節点の変位量の加重平均値が、中心節点の変位量になるような自由度が作成されます。コネクター技術の使用が不要であるか望ましくない場合は、この操作を使用すると、RBE3を迅速に直接作成し、また変更できます。

制約事項: 現時点でサポートされているのは、OptiStructインターフェースとNastranインターフェースのみです。
  1. モデルリボンでRBE3ツールをクリックします。


    図 1.
    注: このRBE3操作は、RBE2と剛体ボディも関係するドロップダウン操作のグループに属しています。RBE3が表示されない場合は、このアイコンの横にあるドロップダウン矢印をクリックします。
  2. 独立節点を選択します。
    少なくとも1つの独立節点が必要です。複数の独立節点を選択すると、RBE3がただちに作成され、同時に独立節点の重心位置に従属節点が自動的に作成されます。
    ヒント: 穴の中にRBE3をすばやく作成するには、エッジまたはフェイスセレクターを使用します。
  3. オプション: 従属節点を選択します。

    選択した独立節点が1つのみの場合は、従属節点を選択すると自動的にRBE3が作成されます。

    ここで従属として指定した自由度は、モデルにある他のエンティティ(RBE、MPC、SPCなど)に従属として指定することはできません。

    RBE3に複数の独立節点が存在する場合は、従属節点の選択を解除すると、重心位置に自動的に作成された従属節点が選択された状態に戻ります。

  4. オプション: RBE3で扱う従属節点と独立節点の自由度を調整するには、マイクロダイアログをクリックします。
  5. オプション: 均一の重み係数を指定するか、従属節点からの距離に基づいて独立節点の重み係数を自動的に計算するには、マイクロダイアログをクリックします。
  6. オプション: マイクロダイアログをクリックして、節点ベースの編集モードを開始します。
    1. 1つ以上の独立節点を選択します。
    2. ドロップダウンメニューを使用して、選択した独立節点のDOFと重み係数のどちらを更新するかを選択します。
    3. 選択した節点の新しい値を入力します。

      DOFは、1~6の数字の組み合わせ(123、123456、124など)として指定します。

  7. オプション: 移動ツールを使用して従属節点の位置を変更するには、マイクロダイアログをクリックします。

    従属節点が他の要素に接続されている場合は、新しい節点が作成されて新しい位置に移動します。

  8. ガイドバーで、をクリックして別のRBE3を作成するか、をクリックしてツールを終了します。

RBE3の確認と編集

  1. RBE3コンテキストを編集モードで開くには、アイドルから以下のいずれかを実行します。
    • RBE3をダブルクリックします。
    • RBE3を選択して、右クリックメニューで編集を選択します。
    • RBE3を選択し、リボンアイコンを使用してこのツールにアクセスします。
  2. 上記のアクションのいずれかを利用して、RBE3の連続性、DOF、重み係数、独立節点の位置を確認または変更します。
  3. ガイドバーで、をクリックして別のRBE2を作成するか、をクリックしてツールを終了します。
ヒント:
  • ステータスとフィードバックについては、ガイドバーのエンティティステータスアイコンをご参照ください。このアイコンをクリックすると、現在のRBE3に合わせてビューが調整されます。
  • RBEコンテキストで指定した変更は、自動的にデータベースにコミットされます。RBEを無効にする変更(独立節点の選択解除など)を実施すると、RBEを再び有効にするまでRBEは灰色表示になり、データベースは更新されません。必要な入力を特定するには、セレクターのエンティティステータスアイコンとエラーフラグが効果的です。
  • 複数の節点をまとめて追加するにはCtrlキー、まとめて削除するにはShiftキーを押したままで各節点を続けて選択します。CtrlキーまたはShiftキーを放すとRBEが更新されます。