複数ソリッドへのソリッドマップHexメッシング

提供されているソリッドマップメッシングのために複数のソリッドを選択することができます。各ソリッドは実際にマップ可能なものを選択します。ただし、たとえ選択されたソリッドがマップ可能であったとしても、メッシングエンジンは必ずしも選択されたすべてのソリッドに1度の操作でメッシュを作成するとは限りません。

このようなケースは、選択された異なるソリッドとマップ可能なソリッドの制約との間に矛盾が生じることで起こる場合があります。例えば、マップ可能な制約のタイプの1つとしては、マップ可能なソリッドの特定のサーフェス(同じ方向に沿ったフェイス)がマップ-メッシュタイプでなければならないというものがあります。このような制約が満たされていない場合、メッシュが正しく生成されない原因となるフェイスには、赤いアイコンが表示されます。

図 1では、両方のソリッドは個々にマップ-メッシュ可能ですが、ソリッド1(三角形)のマークされたすべてのフェイス(5、6、9)はマップ-メッシュでなければなりません(現在はマップ-メッシュではない)。しかし、ソリッド2においては、共有サーフェス(6)をマップする方向のターゲットとして使用した場合にのみマップ-メッシュが可能となり、矛盾の原因となります。つまり、この共有サーフェスが、ソリッド2のメッシュのためにサーフェス4と8上のメッシュと一致しなければならないので、矛盾が生じます。

このような場合、赤いアイコンでマークされたものを非選択にし、他の選択はそのままにすることで残りのソリッドにメッシュを作成できます。これは、マークされていないソリッドに1度の操作でメッシュを生成することを可能にするか、問題の更なる推察への手助けとなります。残されたソリッドは、残念ですが、個々にメッシュを作成するか、グループとしてソリッド-マップメッシュを実行する前に更なる領域分けが必要になります。


図 1.