Bar2要素の方向付け

補強材メッシュ: 向きツールを使用してbar2の方向ベクトルまたは方向節点を定義します。

方向ベクトルには、グローバルと標準の2種類があります。グローバルは変位座標系(または解析)に使用されます。標準はHyperMeshの全体座標系(座標系ID = 0)を使用します。

向きを定義するには、3つ目の節点を選択するか、ベクトルを指定します。By Vectorを選択した場合、向きを設定するためのオプションがいくつかあります。


図 1.
  1. 船舶リボンから、補強材メッシュ > 向きツールをクリックします。


    図 2.
  2. 向き設定する要素を選択します。
  3. オプション: ガイドバーをクリックして、オプションを指定します。
  4. 節点を使って向きをを決める場合:
    1. By Vectorチェックボックスのチェックを外します。
    2. 節点を選択します。
  5. ベクトルを使って向きを決める場合:
    1. By Vector チェックボックスを選択します。
    2. マイクロダイアログ のオプションを使用して方向を指定します。
    オプション 説明
    プレート補強としてのビーム / バーの方向付け をクリックし、ビーム / バーの軸を、隣接シェルの法線の正方向に揃えます。

    隣接シェルの法線は、オプションで定義されたしきい値(ブレーク角)より大きい角度を持たないため、平均化されます。鋭角の場合、最も小さいIDを持つシェルが参照用として使用されます。T接合の場合、不要なシェルを非表示にし、“シェルの法線”オプションをDisplayedに設定することで、参照シェルを選択できます。

    要素のX軸のまわりの回転 - 時計回りに90度回転

    - 反時計回りに90度回転

    - マニピュレータを使って回転

    ベクトルツールと座標系 ベクトルツールを使用して、空間内の任意の方向ベクトルを指定します。
    1. をクリックします。
    2. ベクトルの向きを設定した後 Esc をクリックすると、実行中の機能に戻ります。
    3. どの座標系で方向ベクトルの成分を分解するかを選択するには、マイクロダイアログをクリックします。
      • System - エンティティセレクターを使用して、事前に定義された座標系を選択します。
      • Basic System - ビーム節点Aの出力座標系に、X、Y、およびZ成分すべてが配置されます。
ヒント: モデリングウィンドウの左上の凡例を使用して、現在の向きから定義される要素座標系の軸をプロットします。

ラインからのBar2要素の方向付け

補強材メッシュ: 向きツールを使用して、選択したラインからbar2の方向ベクトルを定義します。

この機能は、1D Meshの向きとは、要素の選択が可能なだけでなく、ソースとしてのフリーラインが使用できるという点で若干異なります。

セレクタータイプがフリーラインの場合、要素の3D表示はオフになります。ラインを選択すると、近接度によって線と一致する1D要素が検出されます。1D要素の検出は進行時のみ行われるため、選択されたラインからの要素の強調表示はありません。

  1. 船舶リボンから、補強材メッシュ > 向きツールをクリックします。


    図 3.
  2. ガイドバーで、セレクターを ラインに設定します。
  3. オプション: ガイドバーをクリックし、必要に応じてこれらのオプションを設定します。
  4. ラインを選択します。
  5. マイクロダイアログのオプションを選択します。
    • Orient by metadata - メタデータから向きを決定します。メタデータが見つからない場合は、Orient normal to shellsを使用します。
    • Orient normal to shells - 隣接するシェルの法線に沿って補強材のY軸を合わせます。
    • Use direction tool to orient - ベクトルツールを呼び出し、重複しない方向ベクトルを定義します。 Esc をクリックすると 補強材メッシュ機能に戻ります。