Nastranとのインターフェース

MotionViewは“単位がない”インターフェースですが、多くの場合、モデラーで扱っている単位をソルバーの入力デックに通知する必要があります。したがって、質量、長さ、時間、力の定義はMotionViewで自動的に生成されます。これらの選択内容には、MiscシステムにあるUnitsフォームからアクセスできます。Nastranに単位をエクスポートするために使用するデフォルト値とTemplexテンプレートはstd_incファイルで生成されます。

• そのうちの1つでは、Templexテンプレートの存在がsolvermodeに依存するようにTemplexテンプレートのインスタンス全体をラップします。例えば、次のように記述したMDLモデルがあるとします。

  if( solvermode == "NASTRAN" )
   *Template(.....1...)
  else
   *Template(.....2...)
  endif

  これによって、SolversメニューでNastranを選択すると、Template #1の全体が使用されます。別のソルバーを選択すると、Template #2が使用されます。何らかのテンプレートを使用すると、それがTemplatesパネルに表示され、ソルバーの入力デックを保存するときに機能します。
• もう1つの方法では、Templexテンプレートの一部のみが特定のソルバーに適用されるようにTemplexテンプレートのテキストをラップします。例えば、次のように記述したMDLモデルがあるとします。

  *DefineTemplate(........)
   {if (solvermode == "NASTRAN" ) }
       text for nastran
   {else}
       text for other
   {endif}
  text for all
  *EndDefine()

  モデルをエクスポートするときに、ソルバーとしてNastranを選択すると、“text for nastran”と“text for all”が入力デックにエクスポートされますが、Nastran以外のソルバーを選択すると、“text for other”と“text for all”がエクスポートされます。テンプレートのうち、ユーザーインターフェースに表示される部分についても同様の処理が適用されます。