制約
受容できる最適化とするには制約を満足する必要があります。制約がDOEと関連付けられていることもあります。DOEの評価で使用されていなくても、DOEの結果を可視化する際に制約が役に立つことがあります。そのような制約の例として、変位や応力に対する限度があります。
制約のカテゴリー
- 不等式制約
- 片側の条件を満足する必要がある制約。
gj(x)≤0j=1,...,m - 等式制約
- 厳密な条件を満足する必要がある制約。
hk(x)=0k=1,...,mh - 側面制約
- 最適解の検索領域を制限する、入力変数に対する境界。
xLi≤xi≤xUi
制約のタイプ
- 決定論的タイプ
- 決定論的制約を使用すると、出力応答に対して、境界タイプ、境界値、評価ソースを手動で定義できます。
- ランダムタイプ
- ランダム問題の定式化では、設計内の可変性を考慮して、パフォーマンスでの対応する可変性を調査します。このような特性の調査は、信頼性と堅牢性に基づいて行われます。
制約の標準的な強制
- 標準的な強制
- 制約がその境界間で低いパーセンテージの差に収まっていれば、その制約は実現可能であると考えられます。このタイプの強制は従来から使用されているものです。
- 厳密な強制
- マージンを伴わずに制約を完全に満足する必要があります。このタイプの強制では、収束するには、オプティマイザーからの反復がさらに必要となる場合があります。
- 制約の境界値に対する比率
- 収束した設計では、この値より大きく制約に違反している必要があります。厳密な強制では、等式制約でこのトレランスのみを使用します。
- 制約境界値が0.0の場合
- 一般的に、制約値はその境界値に正規化されています。例外として、境界の絶対値がこのパラメータ値未満である場合があります。
制約の作成
拘束ツールを使用して、既存の応答から最適化制約を作成します。
制約は、最適化の探索にのみ適用できます。