HWD-0080: Flexible Reports Templateパネルの使用

本チュートリアルでは、以下の項目について学習します:
  • レポートテンプレートの作成
  • Channel Mappingを用いた、一致しないチャンネルの整合

ツール

Create Curves by Fileダイアログには、次のいずれかの方法によりアクセスできます:
  • HyperGraph 2DツールバーからBuild Plots Dialogアイコンをクリック

または

  • メニューバーからCurves > Build Plotsを選択

Build Plotsパネルでは、1つのデータファイルから複数のカーブとプロットを構築することができます。カーブは、1つのウィンドウ内に重ねて置かれるか、あるいは、各カーブが新しいウィンドウに割り当てられます。



図 1.
Flexible Reports Templatesパネルには、次の方法でアクセスできます:
  • ReportsツールバーからOpen Report Panelアイコンをクリックします。

Flexible Report Templatesパネルでは、これらの予め定義されたページセットを現在のセッションに追加することができます。このパネルは、HyperWorks Desktopの前バージョンまでにおけるReportsパネルに取って代わるものです。このパネルでは、テストとシミュレーションのデータを容易に比較できます。標準のReportパネルの機能群に加え、一致しないチャンネル(Type、RequestおよびComponentデータ)を整合することが可能なChannel Mappingが用意されています。再結合されたチャンネルをコンフィギュレーションファイルに保存し、後ほど使用することができます。このパネルからは、Parametersブラウザで生成されたパラメータの属性を直接編集することが可能です。



図 2.

ファイルのオープン

  1. Fileメニューから、New > Sessionを選択し、HyperGraph 2Dセッションのすべてのコンテンツを破棄します。
  2. プロットタイプメニューでXY Plotが選択されていることを確認します
  3. Build Plotsアイコンをクリックします。
  4. Y Source tab > Choose Data File欄でOpen Fileボタンをクリックし、ファイル../tutorials/mv_hv_hg/reports/Run1/data.lacを開きます。
  5. Create Curves by FileダイアログのY Sourceタブで、以下を選択します:
    1. TypesにLinear Accelerationを選択
    2. RequestsにLower TorsoUpper TorsoLeft KneeRight Kneeを選択
    3. Componentsにすべてのオプションを選択
    4. LayoutドロップダウンメニューからOne Plot Per Requestを選択し、4ウィンドウプロットレイアウトを選択
  6. Plotをクリックします。


    図 3.

レポートテンプレートの作成とプロットチャンネルの確認

  1. File > Save As > Report Templateをクリックします。ファイルをcrash_reportとして作業ディレクトリに保存します。
  2. File > New > Sessionをクリックします。
  3. はいをクリックし、すべてのデータを破棄します。
  4. Reportsツールバーで、Open Reports Panelアイコンをクリックします。
  5. 作成したレポートテンプレートがReport Templatesリストに表示されるはずです。
  6. Channel Mappingの下のCheck Plot Channelsをクリックします。
    チャンネルがすべてマッピングされます。Closeをクリックします。


    図 4.
  7. Flexible Report TemplatesパネルのModeの下でReplaceを選択し、Applyをクリックします。


    図 5.

異なるテストデータを含んだファイルの読み込み

  1. Reportsツールバーで、Open Reports Panelアイコンをクリックします。
  2. Current Parameter Valueの下でOpen Fileアイコンをクリックし、ファイル../tutorials/mv_hv_hg/reports/Run2/data_different_request_labels.lacを開きます。
  3. Modeの下でReplaceを選択し、Applyをクリックします。
    いくつかのエラーメッセージが表示されます。


    図 6.
  4. Closeをクリックします。

一致しないチャンネルの手動による整合

  1. Flexible Report TemplatesパネルでCheck Plot Channelsをクリックします。
    いくつかのチャンネルが一致していません。


    図 7.
  2. Requestの下の1つ目のセルをクリックし、Lower Torsoをクリックします。ドロップダウンメニューが現れます。
    注: ドロップダウンメニューは、ベストマッチの順に並べられていません。


    図 8.
  3. 4つのLower Torsoチャンネルのすべてを手動で結合するには、ドロップダウンメニューから50th% Hybrid3 - Lower Torso を選択します。
    4つのLower Torsoチャンネルがすべて再結合されました。


    図 9.
  4. Channel Mappingダイアログを開いたままにしておきます。

Best Matchオプションを用いての一致しないチャンネルの整合

  1. Left Kneeチャンネル群を整合するために、Select Best Matchをクリックします。
    マッチングのアルゴリズムに従って、ベストマッチが選択された欄に挿入されます。結果は、文字列の一致を使って最短距離に並び替えられます。このオプションを選択すると、欄の右端にあるアイコンが黄色の星印に変わります。リストは、ベストマッチの順に並べられています。
  2. 結果に満足な場合は、Confirmをクリックします。
    選択された欄内のアイコン表示は、からに変わります。
  3. Select Best Matchオプションは、コンテキストメニューにも見つかります。
  4. リストから任意の数のチャンネルを選択し、右クリックして、コンテキストメニューからSelect Best Matchを選択します。


    図 10.

    結果に満足な場合は、コンテキストメニューからConfirmを選択します。

    一致を元に戻すには、メニューからResetを選択します。

    注: ダイアログ上部のボタン群が使用される場合、動作はすべてのチャンネルに適用されます。コンテキストメニューが使用される場合は、選択されたチャンネルにのみ、動作は適用されます。
  5. Closeをクリックし、Flexible Report Templatesパネルに戻ります。

一致しないチャンネルのリストでの手動による整合

  1. Flexible Report Templatesパネルで、crash_report.tplファイルとdata_different_request_labels.lacファイルを一旦消去し、続いて再度追加します。
  2. Check Plot Channelsをクリックします。
  3. ドロップダウンメニューを使ってリクエストを選択する代わりに、列からRight Kneeを選択してドロップダウンメニューを表示させます。リストは、ベストマッチの順に並べられています。


    図 11.
  4. ドロップダウンメニューから50th% Hybrid3 - Right Kneeを選択します。
    4つのRight Kneeチャンネルがすべて再結合されました。
  5. Select Best Matchオプションは、コンテキストメニューにも見つかります。
  6. リストから任意の数のチャンネルを選択し、右クリックして、コンテキストメニューからSelect Best Matchを選択します。


    図 12.

    結果に満足な場合は、コンテキストメニューからConfirmを選択します。

    一致を元に戻すには、メニューからResetを選択します。
    注: ダイアログ上部のボタン群が使用される場合、動作はすべてのチャンネルに適用されます。コンテキストメニューが使用される場合は、選択されたチャンネルにのみ、動作は適用されます。