HWD-0030: レポートの生成とデータの自動化

本チュートリアルでは、以下の項目について学習します:
  • レポートテンプレートを作成、使用して、アニメーション、プロットおよびテキストデータの処理を自動化
  • プロット、アニメーションおよびビデオデータをレポートテンプレートに追加、重ね書き
  • プロットウィンドウ内でのデータのレイヤーの表示、表示解除
  • アニメーションウィンドウでのモデルの表示、表示解除

Tools

Reportsパネルにアクセスするには:
  • Reportsツールバーで、Open Reports Panelボタンをクリックします。

Flexible Report Templatesダイアログでは、レポートテンプレート内の予め定義されたページセットを現在のHyperWorks Desktopセッションに追加(付加、置換または重ね書き)することが可能です。レポートテンプレートは、類似データの異なるセットの処理を自動化します。レポートテンプレートには、特定のテストデータファイルまたは結果データファイルについて結果をどのように処理すべきかを指定するレポート定義ステートメントのリストが含まれています。



図 1.

本チュートリアルレポートテンプレートの作成と使用内の演習では、セッションファイルairbag.mvw、およびエアバッグ解析run 2からのLS-DYNA入力ファイルとd3plotファイルを使用します。

セッションファイルairbag.mvwを開き、レポートテンプレートファイルを保存

  1. ../tutorials/mv_hv_hg/animationフォルダーから、セッションファイルairbag.mvwを開きます。
  2. ReportツールバーからSave As Report Template を選択し、Save Report Asダイアログを開きます。
    Save as type:はReport definition (*.tpl)に設定されています。
  3. レポートテンプレートのファイル名airbag_newで保存します。
    レポートファイルが保存される際、ファイル名に拡張子が付けられていない場合は、*.tplが付加されます。


    図 2.

レポートテンプレートを使った結果のポスト処理の自動化

テンプレートの4つのファイルパラメータが、パネルの中央部にリストされています。これらは、レポートテンプレートが作成されたセッション(解析のrun1について)で使用されている4つのデータファイルを表わします。パラメータのデフォルト値は、セッション内で使用されているファイルの名称です。

  1. セッションの中身を破棄します。
  2. Reportsツールバーで、Open Reports Panelボタンをクリックします。
  3. airbag_newテンプレートが読み込まれ、Report Definitionsの下でアクティブとなっていることを確認します。
  4. テンプレートが読み込まれていない場合は、下記の手順に従ってください:
    1. Addをクリックし、ダイアログにレポートテンプレートを追加します。
    2. ファイルのリストからairbag_new.tplを選択し、Openをクリックします。
    テンプレートの4つのファイルパラメータが、パネルの中央部にリストされています。これらは、レポートテンプレートが作成されたセッション(解析のrun1について)で使用されている4つのデータファイルを表わします。パラメータのデフォルト値は、セッション内で使用されているファイルの名称です。


    図 3.
  5. Applyをクリックし、テンプレートからセッション(エアバッグ解析のrun1について)を再生成します。
  6. GRAPHIC_FILE_1について、現在のパラメータの下のフィールドをクリックし、ブラウザボタンをクリックして../tutorials/mv_hv_hg/animation/airbag/run2フォルダーにあるファイルd3plotを開きます。
  7. Reportsパネルで残りのファイルを自動的に書き入れるには、単にGRAPHIC_FILE_1の横のファイルパスを右クリックし、Autofill directoryを選択します。


    図 4.

    Autofill directoryを選択すると、このレポートテンプレートに必要なその他のファイルが、選択されたディレクトリ内のファイル群を使用するよう更新されます。



    図 5.
  8. Mode:の下の Overlayラジオボタンをクリックします。
    Use report colorsオプションをオフにします。

    このオプションは、レポートテンプレートで指定された色ではなく、HyperGraphが定義したデフォルト色をベースにカーブをプロットさせます。これにより、run2から得られたカーブはrun1からのカーブと差別化され、視覚的に認識しやすくなります。

  9. Applyをクリックし、エアバッグ解析のrun2からのデータをセッションに追加します。


    図 6.

プロットウィンドウ内のカーブレイヤーの表示オンオフ切り替え

  1. ReportsダイアログからLayersをクリックし、Layersダイアログを開きます。


    図 7.
  2. Layer 1を選択し、解析のrun 1についてカーブの表示をオフにします。
    レイヤーの表示がオフの際は、Layer 1ボックス内にチェックマークが表示されません。
    注: レイヤーの表示をオフにすると、アニメーションウィンドウ内のrun 1のモデル表示もオフになります。
  3. Layer 1を選択し、解析のrun 1についてカーブの表示をオンにします。
  4. Layersダイアログを閉じます。