クィックウィンドウ選択

Quick Window Selection(クィックウィンドウ選択)機能では、アクティブなモデル上の節点、要素、コンポーネント、システムおよびアセンブリを囲むウィンドウを描くことが可能です。

ウィンドウ定義を完了すると、HyperViewは選択されたエンティティに対し、ハイライト表示なしに、適切なアクションを適用します。これは、入力コレクターのみに機能します。


図 1. 入力コレクター
Shiftキーを押し、マウスの左ボタンを押したままマウスをドラッグしてウィンドウを描きます。マウスボタンを放すと、ウィンドウが描きあげられます。ウィンドウの形には次の3つがあります:
Rectangle
Shiftキーを押している間に、マウスの左ボタンが押されたポイントである上部左側コーナーから始まり、マウスの左ボタンが放されたポイントである下部右側コーナーで終わります。
Polygon
マウスの左ボタンが押されたポイントで始まり、マウスの左ボタンが放されたポイントで終わるフリースタイルの多角形。マウスをドラッグすると、短いラインが描かれます。
Circle
Shiftキーを押している間に、マウスの左ボタンが押されたポイントである上部左側コーナーから始まり、マウスの左ボタンが放されたポイントである下部右側コーナーで終わります。
シングルクリックして放すと、エンティティ選択ポップアップメニューが現れます:


図 2.
エンティティ選択ポップアップメニューから、最初の6つのクィックウィンドウ選択モードのいずれかを選択します:


図 3.
どのウィンドウの形であっても、ウィンドウの内側または外側の節点、要素、コンポーネント、システムまたはアセンブリを選択することが可能です。Shiftキーを押している間に、マウスをドラッグせずに左ボタンをクリックします。表示されるポップアップメニューから、以下のウィンドウモードの1つを選択します:
Inside rectangle
矩形ウィンドウの内側にあるエンティティを選択します。
Outside rectangle
矩形ウィンドウの外側にあるエンティティを選択します。
Inside polygon
多角形ウィンドウの内側にあるエンティティを選択します。
Outside polygon
多角形ウィンドウの外側にあるエンティティを選択します。
Inside of circle
円形ウィンドウの内側にあるエンティティを選択します。
Outside of circle
円形ウィンドウの外側にあるエンティティを選択します。
  • アクティブな入力コレクターがnodesに設定され、insideモードが選択されている場合、ウィンドウの内側にあるすべての節点が選択されます。
  • アクティブな入力コレクターがnodesに設定され、outsideモードが選択されている場合、ウィンドウの外側にあるすべての節点が選択されます。
  • アクティブな入力コレクターがelementsに設定され、insideモードが選択されている場合、1つの要素がそのセットに追加されるためには、すべての節点が選択ウィンドウの内側になければなりません。
  • アクティブな入力コレクターがelementsに設定され、outsideモードが選択されている場合、1つの要素がそのセットに追加されるためには、すべての節点が選択ウィンドウの外側になければなりません。
  • アクティブな入力コレクターがcomponentsに設定され、insideモードが選択されている場合、コンポーネントに属する1つの節点または要素が選択ウィンドウの内側にありさえすれば、コンポーネントはそのセットに追加されます。
  • アクティブな入力コレクターがcomponentsに設定され、outsideモードが選択されている場合、コンポーネントに属する1つの節点または要素が選択ウィンドウの外側にありさえすれば、コンポーネントはそのセットに追加されます。
  • アクティブな入力コレクターがsystems(markers)に設定され、insideモードが選択されている場合、ウィンドウの内側に原点があるシステムのみが選択されます。
  • アクティブな入力コレクターがsystems(markers)に設定され、outsideモードが選択されている場合、ウィンドウの外側に原点があるシステムのみが選択されます。
  • アクティブな入力コレクターがassembliesに設定され、insideモードが選択されている場合、アセンブリに属する1つのシステムが選択ウィンドウの内側にありさえすれば、アセンブリはそのセットに追加されます。
  • アクティブな入力コレクターがassembliesに設定され、outsideモードが選択されている場合、アセンブリに属する1つのシステムが選択ウィンドウの外側にありさえすれば、アセンブリはそのセットに追加されます。
次に、ポップアップメニューから、最後の2つのクィックウィンドウ選択モードのいずれかを選択します:


図 4.
Visible only off
選択ウィンドウ内の要素 / 節点をすべて考慮に入れます。
Visible only on
選択ウィンドウ内で表示されている要素 / 節点のみを考慮に入れます。表示されている、とは、要素の重心が見えている状態です(ソリッドの場合は少なくとも1つのフェイスの重心)。

クィックウィンドウ選択機能の使用

  1. Load Modelパネルからモデルを読み込みます(結果は必要ありません)。
  2. Mask、VectorまたはTensorパネルを選択します。
  3. モデリングウィンドウ内にピックカーソルを置きます。
  4. Shiftキーを押している間に、マウスの左ボタンを押し、カーソルをドラッグしてウィンドウを描きます。
    ウィンドウを描くと、ピックカーソルは、のようになります。
  5. ウィンドウを描き終えるには、マウスの左ボタンを放します。
    ウィンドウが完成すると、そのパネルに依って、ウィンドウ内の節点または要素にアクションが適用されます。
    Mask
    すべての要素がマスクされます。
    Vector, Tensor
    ベクトルまたはテンソルプロットが作成されます(モデルステップなしに)。

モード選択法の切り替え

  1. カーソルをHyperViewモデリングウィンドウ内に置きます。
  2. Shiftキーを押している間に、マウスの左ボタンをクリックし、ドラッグせずに放します。
    上部に6つの異なるクィックウィンドウ選択モードを示すメニューが表示されます。アクティブなモードがハイライト表示されます


    図 5.
    • Inside of rectangle
    • Outside of rectangle
    • Inside of polygon
    • Outside of polygon
    • Inside of circle
    • Outside of circle
    注: デフォルトのモードは、Inside of rectangleです。
  3. 希望するモードをクリックします。
  4. ポップアップメニューから、最後の2つのクィックウィンドウ選択モードのいずれかを選択します:


    • Visible only off
    • Visible only on
    選択されたモードがすべてのページのHyperViewウィンドウに適用されます。