RL-GOによる特性化サーフェス

.trファイルを使用する特性化サーフェスを定義します。

特性化サーフェスの媒質の設定先とする大きな長方形プレートを定義します。

  1. 新しいCADFEKOモデルを作成します。
  2. モデルの寸法単位をmmに設定します。
  3. 新しい変数d=15.2を定義します(この値は、FSS特性化の周期的境界条件で使用したFSS要素のサイズです)。
  4. 長方形プレートを定義します。
    • Base centre:(0, 0, 0)
    • Width = d*31.
    • Length = d*31.
    • このプレートの大きさは、31x31のFSS要素と同じです。
  5. FSSモデルの作成と.TRファイルの書き込みで作成した.trファイルを使用して、媒質Characterised surfaceを作成します。
  6. RL-GOを使用するように長方形プレートのソルバー手法を設定します。
    Tip: Face propertiesダイアログを開いてSolutionタブをクリックします。Solve with special solution methodリストから、Ray launching - geometrical optics (RL-GO)を選択します。
  7. 長方形プレートに特性化サーフェスを適用します。
    1. Medium: CharacterisedSurface1
    2. U-vector
      1. Start point:(0, 0, 0)
      2. End point:(1, 0, 0)
      Tip: Face propertiesダイアログを開いてSolutionタブをクリックします。
      Note: U-Vectorを定義すると、特性化サーフェスの各要素がフェイス上で示す方向が決まります。この例では、FSSのシミュレーションで使用した元の方向が変化しないので、U-VectorX directedとなります。
  8. Solution frequencyを10GHzに設定します。
  9. 0~180°の範囲で6°ずつ増加するθを繰り返し使用する平面波給電源を定義します。