モーフィング用グローバルハンドル

グローバルハンドルが最も効果的なのは、モデル形状の概略変更を行う場合です。例えば、モデルの基本的形状を変更したり、モデルのパーツを引き伸ばしたり、または多くのローカルハンドルの動きに関連した変更などが挙げられます。

モデルへのグローバルハンドルの影響に関与するオプションとして、direct、hierarchical、mixedの3つが用意されています。デフォルトはdirectオプションで、グローバルハンドルを動かすと直接節点が移動します。hierarchicalオプションでは、グローバルハンドルがローカルハンドルを動かし、これにより節点が移動します。しかし、ローカルドメインの外の節点には影響しません。mixedオプションでは、ローカルドメイン内の節点にはhierarchicalが使用され、それ以外の節点はdirectが使用されます。hierarchicalオプションはモデルのエッジドメインの形状を保持しますが、ローカルハンドルがモデルを通して等間隔に配置されていない場合、いくつかのパートに歪みが生じます。directオプションは期待通りの結果を与えますが、エッジドメインの形状に歪みが生じることがよくあります。シェルまたはソリッドモデルの場合、hierarchicalオプションを使い、歪みがある場所にローカルハンドルを置くほうがよい結果を生みます。