領域

領域は、モデリングの慣例やプロセスの自動化と活用のために使用される情報を保存します。

同じ領域データが提供されていれば、設計変更や他のモデル全体を通じて共通の選択を可能にします。領域は、現在２つの入力コンフィギュレーションをサポートします：By IDとBy Metadataをサポートします。どちらの入力も形状のみをサポートし、選択目的の利用が可能です。

たとえば、メッシュコントロールを使用する場合、メタデータ（またはID）によってタグ付けされているサーフェスにメッシュを作成することが可能になります。設計変更が発生し、新しい設計が読み込まれた場合、新しいCADバージョンに以前と同じメタデータ（またはID）が与えられている限り、同じメッシュコントロールが再び適用されます。領域は、常に等しく繰り返される自動リメッシングプロセスを可能にします。

基本領域の作成

基本領域を作成し、それをエンティティエディターで定義します。

  1. メッシュコントロールブラウザでRegionフォルダーを右クリックし、Create > Basicをコンテキストメニューから選択します。
  2. エンティティエディターで、適切に領域パラメータを選択します。

フィーチャーからの領域の作成

Regions from Feature Selectionツールを使用して、フィーチャータイプに基づいてエンティティを選択することで領域を作成します。

領域は、指定した領域名で作成され、定義されたフィーチャータイプに基づいてこのツールで見つかった特定のエンティティを参照します。

  1. メッシュコントロールブラウザでRegionフォルダーを右クリックし、Create > From Metadata to CAEをコンテキストメニューから選択します。
  2. Regions from Feature Selectionダイアログで、領域名を入力します。
  3. フィーチャータイプを選択します。
    • Circlesを選択し、最小および最大半径の範囲内の閉じた円を表すサーフェスエッジを選択します。任意で内部エッジのみに限定します。

      それらのエッジは、選択したサーフェスエッジから、または選択したサーフェスのすべてのエッジから見つかります。

    • Cylindersを選択し、最小および最大半径の範囲内の円筒を表すサーフェスを選択します。

      円筒は、閉じていても部分的でもかまいません。または、任意で閉じた円筒のみに限定することもできます。

    • Filletsを選択し、最小および最大半径の範囲内のフィレットを表すサーフェスを選択します。

メタデータによるCAE領域の作成

メタデータによるポイント、ライン、およびサーフェスからの領域の作成

  1. メッシュコントロールブラウザでRegionフォルダーを右クリックし、Create > From Metadata to CAEをコンテキストメニューから選択します。
    Metadata to CAEダイアログが表示されます。
  2. CreateをRegionsに設定します。
  3. FromをPoints、Lines、またはSurfacesに設定します。
  4. ”Metadata”で、メタデータ名を指定します。
    エンティティのリストが作成されます。
  5. この表で、領域を作成するエンティティを選択します。
  6. 適用をクリックします。