チュートリアル:ひずみエネルギー密度解析
共振解析を実行して、ひずみエネルギー密度結果を調べます。
モーダル法による解析を実行し、ひずみエネルギー密度結果を使用して、質量をサポートする単純なブラケットの設計を改善します。
このレッスンでは、以下を行います。
- 質量をサポートする単純なブラケットで共振解析を実行する
- ひずみエネルギー密度結果を調べる
- 上記の結果に基づいてブラケットの設計を変更する(質量の追加はなし)
- 設計を比較する

このチュートリアルの目的は、以下の必要最低限の基本をご紹介することです。
- 構造が変形すると、ひずみの量は領域によって異なります。この変形による構造内のエネルギーの和をひずみエネルギーといいます。
- 固有値は、モーダル法による解析が実行される際に正規化されます。ひずみエネルギー密度結果は、構造のどの領域に最大のひずみが生じているのか、また、剛性に最も寄与している構造の領域を判別するために使用します。
- 設計変更に向けて高いひずみエネルギー密度の領域を解析対象とすることは、モーダル法による解析で固有振動数を上げるための一般的な方法です。
モデルの検証とモーダル法による解析の実行
ひずみエネルギー密度結果を確認する
高ひずみ領域に材料を追加する
要約すると、高いひずみエネルギー密度の領域を対象にすることは、構造の剛性を高めるための強力な手段です。このチュートリアルで、最初のモードは材料を追加せずに大幅に増えました。