チュートリアル:モーション接触とフォースエクスプローラ

複数のパート間でモーション接触を作成し、フォースエクスプローラを使用して荷重を可視化します。

このレッスンでは、以下のことを学習します。

  • 複数のパート間でモーション接触を作成する
  • モーション解析を実行する
  • フォースエクスプローラを使用して荷重を可視化する
  • 接触を編集して摩擦を含める
  • 接触を個別化する
  • モーション接触結果をプロットする
  • モーション結果でモデルを保存する

Altair Inspireモデルを開く

  1. F7キーを押してデモブラウザを開きます。
  2. Motionフォルダ内のM07_GenevaWheel.stmodファイルをダブルクリックしてモデリングウィンドウにロードします。


  3. F2キーを押してモデルブラウザを開きます。
  4. プリファレンス内のモデル単位がMMKS (mm kg N s)に設定されていることを確認します。プリファレンスでも表示単位を変更できます。

モーション解析を実行してメカニズムの動作を表示する

  1. リボンのモーションタブをクリックします。
  2. モーション解析ツールにあるクイックランボタンをクリックしてモデルのモーションを確認し、モデルを最後まで実行します。


    ストライカーパートは、パート間の接触が未定義であるため、Genevaホイールを通過します。しばらくすると、スライダーはGenevaホイールから引き離されます。

  3. 解析が終了したら、アニメーションツールバーの アイコンをクリックしてモーション結果を再生します。


  4. モデリングウィンドウを右クリックするか、モーション結果のレビューツールを左クリックして、レビューモードを抜けます。


3つのパート間でモーション接触を作成する

  1. モーション接触ツールをクリックします。


  2. カムパートをクリックします。
    パートが赤色に変わり、パート1ボタンのカウントが(1)パートになります。
  3. ストライカーパートをクリックします。
    パートが赤色に変わり、パート1のカウントが(2)に増分されます。
  4. パート2ボタンをクリックします。
  5. Genevaホイールアセンブリの周辺にあるGenevaホイール領域分割2パートをクリックします。
    パートが青色に変わり、パート2ボタンのカウントが(1)パートになります。
  6. ボタンをクリックします。リボンのカウンターに示されているように1つの接触が作成され、編集モードになります。
  7. チェックマークを右クリックして、マウスで移動して終了するか、または右ダブルクリックします。

モーション接触を定義した状態でモーション解析を実行する

  1. ビューコントロールの アイコンをクリックします。
  2. 保存したビュー(Start View)をクリックし、ビューウィンドウを閉じます。
  3. モーション解析ツールにあるクイックランボタンをクリックしてモデルのモーションを確認します。完了するまで実行させますが、レビューモードは抜けません。今回、パートは互いに干渉し合っていないため、3D接触動作を確認します。

フォースエクスプローラを使用してモーション解析結果をレビューする

  1. フィールドに値を入力するか、スライダーバーをドラッグして、アニメーションツールバーにある時間0.30に変更します。
  2. モーションリボンの実行をクリックしてから、フォースエクスプローラをクリックします。

    フォースエクスプローラが表示されます。フォースエクスプローラをドッキング解除するには、タイトル領域をクリックしてグラフィック領域にドラッグします。


  3. Fキーを押して、ビュー内のモデルをフィット表示します。
  4. アニメーションツールバーの再生ボタンを押します。Genevaホイールがその軸周りに割り出されると、モーターとねじりばねの接触力とトルクがどのように変化するかに注目してください。
  5. フォースエクスプローラで、いくつかのチェックボックスとエンティティボタンのオン/オフを切り替えて、アドバンストオプションをお試しください。
  6. フォースエクスプローラで、リセットボタンをクリックしてデフォルト設定に戻ります。
  7. モデリングウィンドウをダブル右クリックしてレビューモードを抜けます。ただし、フォースエクスプローラは表示されたままになります。この状態にしてください。

モーション接触を編集して摩擦を組み込む

  1. Ctrlキーを押しながらモーション接触アイコンをクリックします。これで、モーション接触1の編集モードに入ります。
    モデルブラウザで接触が選択されています。また、赤と青の接触ペアが表示されています。
    ヒント: または、モデルブラウザで接触を選択するか、モデリングウィンドウでモーション接触グリフを選択して、モーション接触ツール内で編集モードに入ることもできます。
  2. 摩擦の有効化を選択します。

モーション接触を個別化する

  1. ガイドバーの個別化チェックボックスをクリックし、 ボタンをクリックします。

    接触アイコンのカウンターはここで、モデルに2つの接触があることを通知します。この操作は、3つのパート間の単一の接触を2つのパートペア間の2つの接触に分離します。接触を個別化する理由は、接触ペアごとにモーション接触結果をプロットすることです。

  2. ガイドバーの矢印ボタン をクリックして、各接触ペア間を移動します。
  3. 接触ツールをクリックしてツールを抜けます。

モーション解析を実行して結果をアニメーションする

  1. モーション解析ツールにあるクイックランボタンをクリックしてモデルのモーションを確認し、解析を最後まで実行します。
  2. ここで、接触領域の荷重ベクトルは、接線成分(摩擦を表す)を直線の青い矢印で、また、法線力成分を赤色で表示します。

モーション接触結果をプロットする

  1. モデルブラウザで、モーション接触2をクリックします。
  2. プロットを右クリックして、法線力をクリックします。
  3. プロットをもう一度右クリックし、ポップアウトをクリックします。
  4. プロットを右クリックして、接線力をクリックします。

モーション結果でモデルを保存する

  1. ファイル > 名前をつけて保存を選択し、モデルにM07_GenevaWheel_wResultsと名前を付けて保存します。
  2. 保存したファイルにモーション結果が含まれていることを確認するには:
    1. Inspireを抜けます。
    2. 新しいセッションを起動します。
    3. ファイルを開きます。
    4. モーション結果を再生し、前回の実行結果をプロットします。