パートの最適化の実行

パート最適化実行ツールを使用して、モーションパートでトポロジー、トポグラフィー、板厚の最適化を定義して実行します。

前提条件：パートを最適化する前に、モーション解析を実行します。また、コンテキストメニューを使用して少なくとも1つのパートを設計領域として指定する必要があります。

パートの最適化アイコンにある最適化実行をクリックします。
最適化のための設計領域を選択します.パート最適化実行ウィンドウが表示されます。
実行の名前はデフォルトでパートの名前になっていますが、テキストフィールドに別の名前を入力することができます。
実行する最適化のタイプを選択します。（最適化タイプを参照してください。）
最適化の目標を選択します。（最適化の目標値は、実行タイプとして選択したものに応じて変わります。）
最適化の制約を定義します。（制約オプションは選択したタイプと目標によって変わります。）
スピード/精度のプリファレンスを選択します。
モーションからの荷重を抽出する際に使用する方法を設定します。
パート最適化実行ウィンドウのデフォルトオプションに戻す場合は、元に戻すをクリックしてデフォルトを選択します。
実行ボタンをクリックして最適化を開始します。
ヒント:
- 実行名の末尾には、その実行を識別するためのいくつかのパラメータとカウンターが付加されます。そのパートに対して最適化を実行するたびに、このカウンターの値が増加します。
- 実行の終了を待たなくとも、実行状況ウィンドウを閉じて、Inspireで作業を続行することができます。パートの最適化アイコンにある実行状況ツールをクリックしていつでも実行の状況をチェックできます。

注: 既知の問題と回避策

設計領域に直接結合されているジョイントは、パートの最適化ツールを抜けた後に復元されないことがあります。この問題を回避するには、設計領域に結合（ジョイント、モーター、またはアクチュエータ）を行うときに非設計領域領域分割を使用し、設計領域のある領域分割を単一の剛体グループに入れることです。
多数のモーション接触荷重ベクトルを含むモーションモデルでパートの最適化を使用すると、重大なパフォーマンス問題が発生する可能性があります。この問題を回避するには、モデリング手法を変更して、モーション接触の数を減らすか、設計領域（またはその非設計領域の領域分割）でモーション接触を使用しないようにします。

FEMファイルのエクスポート

パートの最適化アイコンにある最適化実行をクリックします。最適化の実行ウィンドウが表示されます。
最適化の実行ウィンドウのエクスポートボタンをクリックし、エクスポートの単位系を選択します。
ディレクトリとファイル名を選択して保存をクリックします。
エクスポートが完了したら、実行名をダブルクリックし、FEMファイルが保存されているディレクトリを開きます。

モーションからの荷重

モーション実行を使用してパートを最適化する場合、そのパートはモーションシミュレーションの結果から読み込まれます。ピーク荷重、等間隔時間サンプル、すべての時間サンプル、または時間の範囲を抽出することで、最適化対象となる時点を選択できます。

#個のピーク荷重を使用（各コネクションにおいて）：このオプションを選択すると、前に実行されたモーション解析時にピーク荷重が発生した時間サンプルが抽出されます。これがデフォルトのオプションです。
#個の等間隔サンプルを使用：このオプションを選択すると、以前に実行されたモーション解析から等間隔時間サンプルが抽出されます。これは実行数を減らすのに便利です。
#個の時間サンプルすべてを使用：このオプションを選択すると、以前に実行されたモーション解析のすべての時間サンプルから荷重が抽出されます。これはモーションサイクル全体から荷重をキャプチャーするのに便利です。
時間範囲#～#：このチェックボックスを選択して、サンプル数を制限するための時間枠を設定します。これは上記3つのオプションのいずれにも適用できます。
合計接触力を使用：このオプションでは、個々の接触力そのものではなく、接触力の合計接触領域位置表示が使用されます。