モデルの作成
CADFEKOでモデルを作成します。このモデルに必要なポートと給電源をすべて定義します。このモデルの動作周波数または動作周波数範囲を指定します。
- モデルの寸法単位をミリメートルに設定します。
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次の変数を定義します:
- freq = 10e9 (The operating frequency.)
- lambda =c0/freq*1e3(The wavelength in free space.単位はミリメートルです。)
- n = 1(給電ピン位置のインデックス)
- pin_step_size = lambda/32(ピン位置間の距離)
- pin_length = 0.9*lambda/4(ピン給電部モノポールの長さ)
- pin_offset = pin_step_size*n(導波管先端からピンまでのオフセット)
- radius = 0.1(ピンワイヤの半径)
- waveguide_length = lambda*2(導波管セクションの長さ)
- wr90_height = 10.16(WR90の導波管高さ(Xバンド、8.2~12.4GHz))
- wr90_width = 22.86(WR90の導波管幅(Xバンド、8.2~12.4GHz))
Note: モデルの寸法単位はミリメートルです。変数lambdaは実際の波長ではなく、形状定義で使用するパラメータです。 -
導波管を作成します。
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立方体を作成します。
- Definition method: Base centre, width, depth, height
- Base centre:(0, 0, 0)
- Width: wr90_width
- Depth: waveguide_length
- Height: wr90_height
- Label: waveguide
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立方体を作成します。
- waveguide領域をFree spaceに設定します。
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給電ピンを接続できるようにメッシュ上に頂点をインプリントします。
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ラインを作成します。
- Start point:(0, -waveguide_length/2, 0)
- End point:(0, -waveguide_length/2 + pin_step_size, 0)
- Label: imprinted_edge_1
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imprinted_edge_1をコピーして平行移動します。
- From:(0, 0, 0)
- To:(0, 2*pin_step_size, 0)
- Number of copies:7
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ラインを作成します。
- すべての形状を結合します。得られたパートの名前をwaveguide_perforatedに変更します。
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NGFをアクティブ化して、waveguide_perforatedを静的パートとして設定します。
Note: model treeでwaveguide_perforatedの横に表示されているアイコンは、静的パートであるために編集できないことを示します。
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給電ピンを作成します。
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ラインを作成します。
- Start point: (0, pin_offset, 0)
- End point:(0, pin_offset, pin_length)
- Workplane origin:(0, -waveguide_length/2, 0)
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ラインを作成します。
- 給電部と導波管底面との接合部にワイヤポート(セグメント)を追加します。
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反対側の導波管端部に導波管ポートを配置します。これにより、ピン給電部から注入される電力が導波管ポートで吸収されます。
- 基準方向を90°回転させます。
- このワイヤポートに電圧源を追加します。(1V、0°、50Ω)
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周波数をfreqに設定します。
Note: X=0の平面を対称面とする対称性を備えた磁気面が存在しますが、NGFと併せて使用している場合、演算パフォーマンス上の利点はありません。