モデルの作成

CADFEKOでモデルを作成します。このモデルに必要なポートと給電源をすべて定義します。このモデルの動作周波数または動作周波数範囲を指定します。

1. 次の変数を定義します：
   • lambda = 0.1（周期的境界条件の間隔）
   • freq = c0/lambda (The operating frequency.)
   • epsr = 2.55（基板の相対誘電率）
   • base_width = 0.5*lambda（基板の幅）
   • base_length = 0.5*lambda（基板の長さ）
   • base_height = 0.02*lambda（基板の高さ）
   • patch_width = 0.3*lambda（パッチアンテナの幅）
   • patch_length = 0.3*lambda（パッチアンテナの長さ）
   • pin_pos = patch_length/4（パッチ中心から給電ピンまでの距離）
2. 相対誘電率をepsr、誘電損失を0にそれぞれ設定した新しい誘電体substrateを作成します。
3. 基板を作成します。
   1. 立方体を作成します。
      • Definition method: Base centre, width, depth, height
      • Base corner：(0, 0, 0)
      • Width： base_width
      • Depth： base_length
      • Height： base_height
4. パッチを作成します。
   1. 長方形を作成します。
      • Definition method: Base centre, width, depth, height
      • Base centre： (0,0, base_height)
      • Width： patch_length
      • Depth： patch_width
5. 給電ピンを作成します。
   1. 基板の底面とパッチの間にワイヤを作成します。
      • Start point：(-pin_pos, 0, 0)
      • End point：(-pin_pos, 0, base_height)
6. すべての要素を結合し、この結合体のラベルとしてantennaを指定します。
7. 立方体の領域をsubstrateに設定します。
8. パッチのフェイスと基板の底面フェイスをPECに設定します。
9. ラインの中央にワイヤポート（セグメント）を追加します。
10. ポートに電圧源を追加します。（1V、0°、50Ω）
11. 周波数をfreqに設定します。
12. 基板がX directionとY directionの両方に広がりを持つように、モデルの周期的境界条件が正確に基板のエッジで終了するように設定します。
13. 両方向の位相偏位をそれぞれu1=0°およびu2=0°に指定します。