結果の表示

POSTFEKOで結果を表示して後処理を実行します。

MLFMM解法に必要なリソース(時間とメモリ)は、完全なMoM解法より著しく少なくてすみます。この例では、ヘリコプターの閉じたPEC構造に対してCFIE定式化を使用することで、必要なリソースを削減できます。この例でCFIEを使用すると、デフォルトのEFIE解法と比べて、必要なメモリリソースは30%少なくなり、シミュレーション時間は50%短くなります。.outファイルに記録されている解析時間を以下に示します。この時間はハードウェアに応じて異なります。

        SUMMARY OF REQUIRED TIMES IN SECONDS
CPU-time runtime
Reading and constructing the geometry 0.710 0.732
Checking the geometry 0.400 0.399
Calcul. of the MLFMM transfer function 10.690 10.783
Fourier transform of MLFMM basis funct.70.670 71.015
Calcul. of matrix elements 4254.970 4282.781
Calcul. of right-hand side vector 0.010 0.020
Preconditioning system of linear eqns.48.610 48.881
Solution of the system of linear eqns.453.320 456.073
------------ ------------
total times: 4847.260 4878.584
(total times in hours: 1.346 1.355)
Peak memory usage during the whole solution: 365.509 MByte
  1. ヘリコプターに設置したアンテナを対象として、次の操作を実行します。
    1. 直交座標グラフ上で、周波数の関数としてアンテナ間のカップリングを表示します。


    Figure 1. 直交座標グラフ上で周波数の関数として表示したアンテナ間のカップリング。
  2. 直交座標グラフ上で、周波数の関数としてアンテナの反射係数を表示します。


    Figure 2. 直交座標グラフ上で周波数の関数として表示したアンテナの反射係数。