CADクリーンアップトレランス

CADクリーンアップトレランスは、2つのサーフェスエッジが同じであるかどうか、2つのサーフェスの頂点が同じかどうかを判断するために使用されます。

CADクリーンアップトレランスは以下の場合に使用されます。
  • 2つのサーフェスエッジが、自動的に結合するのに十分に近い距離かどうかを決定(共有エッジ作成)。
  • サーフェスが縮退した面(不完全)で、削除されるべきかどうかを決定。

自動設定を使用した場合、サーフェスとエッジ形状の複雑さが考慮され、共有エッジが最も多く作成されるトレランスが選択されます。クリーンアップトレランスをユーザーが指定するには、デフォルトの値より大きくなければなりません。読み込み時、元のデータトレランス範囲内にあるデータのみ変更されます。

トレランスの値を上げることは、問題の原因となり得ます。指定されたトレランスの値以下のフィーチャーは削除されます。リーダーは、トレランスの値より短いエッジを読み込みません。これらの短いエッジがサーフェスにとって非常に重要な場合、そのサーフェスが歪んだり、トリムが正しく行われない場合があります。同様に、トレランスより小さいサーフェスはインポートされない可能性があります。

読み込むファイルに非常に短いエッジが数多く含まれる場合、より大きいトレランスの値を使用して再読み込みする価値はあるかもしれません。サーフェスが表示される際に"表裏"の状態になる場合も同じことが言えます。

トレランスの値は、オプションパネルで設定した要素メッシュに使用される節点トレランスよりも大きい値に設定しないでください。