NVH Director 2021リリースノート
新機能
- HyperWorks NVH
- HyperWorks NVHを呼び出す独立したショートカットが用意されています。NVHDアセンブリを構築する各種機能はAssemblyリボン、Analyzeリボン、Toolsリボンにまとめられています。NVHDのポスト処理の各種機能はPostリボンにまとめられています。
- 複数のコンフィギュレーションをサポートするAnalysis Manager
- 複数のモデルコンフィギュレーションをサポートするようにAnalysis Managerが再設計されています。モデルのコンフィギュレーションの作成機能、解析荷重ケース、モジュラー方式による解析設定などの機能があります。単独の解析を作成できるほか、設定したモデルのコンフィギュレーション、解析荷重ケース、解析設定の組み合わせでバッチ実行することもできます。複数の解析をレビューして、それらを迅速に比較することもできます。
- CAEデータの管理とバージョン管理
- CAEデータの管理機能およびアセンブリのXMLとリプリゼンテーションファイルをファイル単位でバージョン管理する機能が追加されました。このバージョン管理では、担当チームとアナリスト、メジャーバージョンとマイナーバージョンなどの複数のレベルでバージョンを管理できます。編集や閲覧の役割をユーザーに割り当てるアクセス制御が可能です。個人とチームの変化に対する明確なトレーサビリティによって最新のファイルとファイルの競合を追跡し、その追跡を効果的に管理することで、さまざまなプロジェクト間や前バージョンとの間でデータを交換できます。
- キャビティに対するCDTireのサポート
- タイヤのキャビティと転動効果をサポートするCDTireの機能が強化され、車両のNVH応答に対するタイヤのパフォーマンスを評価できます。
- ERPに対するモード寄与
- ERPに対するモード寄与のポスト処理と診断をサポートするモード/パネル寄与ユーティリティが機能強化されました。
機能強化
- ネットワークビュー
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- ネットワークビュー、アセンブリブラウザ、グラフィック領域の相互動作
- ネットワークビューでモジュールにマウスカーソルを合わせると表示される、モジュールのポストカードイメージ
- コンフィギュレーションを選択するオプション
- 接続をリアリゼーションまたはリアリゼーション解除するオプション
- モジュール質量および結合に関する情報を取得するオプション
- モジュールを作成するオプション
- サブシステム解析のオプション
- 高度な結合に使用するカラーパレット
- アセンブリのXMLをインポートするパフォーマンス
- テンプレートをインポートするパフォーマンスの向上によってアセンブリのXMLをインポートするパフォーマンスが大幅に向上し、そのアセンブリのインスタンスのHMファイルを保存するパフォーマンスも同様に向上しています。
- 節点寄与の即時計算
- 路面入力とパワートレーン加振に対する節点寄与を即時計算する組み込み診断機能が強化されました。診断プロットの表示オプションおよびフィルターが機能強化されました。
- エンジンマウントの最適化
- 既存の決定論的最適化に加え、信頼性ベースの最適化(RBDO)を実施するエンジンマウント最適化が機能強化されました。
解決された問題点
- 各モードのアニメーションの後、節点の特定に関連してPreTestユーティリティで発生する問題を解決しました。
- 0~1の範囲のみを表示する凡例でDPRプロットに関連して発生する問題を解決しました。
- 選択したsubxmlのみではなくすべてのsubxmlが保存されていた場合に、保持モードでsubxmlを保存するときに発生する問題を解決しました。
- コンフィギュレーション固有の結合のレンダリングに関連する問題を解決しました。