HyperWorks Desktopの起動オプション

起動オプションは、特定の挙動または定義済みの特定の設定で、HyperWorks Desktopを起動します。

オプション群はアプリケーションの実行可能ファイルまたは起動スクリプトへのコマンド行オプションとして提供されます。

HyperWorks Desktop

HyperWorks Desktopには以下のオプションが有効です:
-b
バッチモードをアクティブにするために、-tcl-hwc、または-cオプションと組み合わせて使用されます。Tcl、HWCスクリプトまたはコマンドファイルが完了し次第、HyperWorks Desktopは終了します。
-clientconfig <client_config_filename>
読み込むクライアントコンフィギュレーションファイルを指定し、読み込まれるクライアントおよびどのクライアントが利用可能かを定義します。ファイルが指定されていない場合は、デフォルトのclients.datファイルが使用されます。
hwfepre.dat
HyperMesh
hwmbdmodel.dat
MotionView
hwplot.dat
HyperGraph 2D
hwplot3d.dat
HyperGraph 3D
hwpost.dat
HyperView
hwtext.dat
TextView
hwvideo.dat
MediaView
<filename>
-clientconfigの値に応じて、下記の動作を実行します:
-clientconfig hwfepre.dat
.mvw ファイル - .mvwファイルを読み込みます。アクティブなクライアントは、.mvwファイルから決定されます。
.hm ファイル – HyperMeshクライアントでHyperWorks Desktopを起動し、.hmファイルを読み込みます。
-clientconfig hwmbdmodel.dat
.mvw ファイル - .mvwファイルを読み込みます。アクティブなクライアントは、.mvwファイルから決定されます。
.hm ファイル – MotionViewクライアントでHyperWorks Desktopを起動し、.mdlファイルを読み込みます。
-clientconfig hwplot.dat
.mvw ファイル - .mvwファイルを読み込みます。アクティブなクライアントは、.mvwファイルから決定されます。
-clientconfig hwplot3d.dat
.mvw ファイル - .mvwファイルを読み込みます。アクティブなクライアントは、.mvwファイルから決定されます。
-clientconfig hwpost.dat
.mvw ファイル - .mvwファイルを読み込みます。アクティブなクライアントは、.mvwファイルから決定されます。
既知の結果ファイル – HyperViewクライアントでHyperWorks Desktopを起動し、モデルファイルおよび結果ファイルの両方に結果ファイルを読み込みます。
-clientconfig hwtext.dat
.mvw ファイル - .mvwファイルを読み込みます。アクティブなクライアントは、.mvwファイルから決定されます。
.txt.html.tplファイル – TextViewクライアントでHyperWorks Desktopを起動し、テキストファイルを読み込みます。
-clientconfig hwvideo.dat
.mvw ファイル - .mvwファイルを読み込みます。アクティブなクライアントは、.mvwファイルから決定されます。
.amf.avi.wmvファイル – MediaViewクライアントでHyperWorks Desktopを起動し、メディアファイルを読み込みます。
-clientconfigの指定なし
.mvw ファイル - .mvwファイルを読み込みます。アクティブなクライアントは、.mvwファイルから決定されます。
.hm ファイル – 自動的に -clientconfig hwfepre.dat を使用し、.hmファイルを読み込みます。
.mdl ファイル – 自動的に-clientconfig hwmbdmodel.dat を使用し、.mdlファイルを読み込みます。
既知の結果ファイル: 自動的に-clientconfig hwpost.datを使用し、モデルファイルおよび結果ファイルとして結果ファイルを読み込みます。
-clientconfig hwpost.dat
.txt.html.tplファイル – 自動的に-clientconfig hwtext.datを使用し、テキストファイルを読み込みます。
.amf.avi.wmvファイル – 自動的に-clientconfig hwvideo.datを使用し、メディアファイルを読み込みます。
-f <filename>
<filename>と同様これは、他のオプションと一緒にファイルを渡す際に必要です。例えば、"-f model.hm -tcl model.tcl"
-h
HyperWorks Desktopの使用メッセージを出力します。
-landscape
横置きですべてのページを出力するために、-pオプションと組み合わせて使用されます。
-nobg
HyperWorks Desktopを強制的にLinuxのフォアグラウンドで実行させるために-bオプションと組み合わせて使用されます。
-p <mvw_file> [ps_file]
指定した用紙の方向で、mvw_fileにすべてのページを出力します。ps_fileが指定されている場合、ページはプリンターではなくps_fileというPostscriptファイルに出力されます。
-portrait
縦置きですべてのページを出力するために、-pオプションと組み合わせて使用されます。
-s <width>x<height>+<x>+<y>
ピクセル単位で指定した幅と高さのウィンドウでHyperWorks Desktopを開きます。
オプションとして、ウィンドウの上部左側角のxおよびy位置を指定することができます。
-tcl <tcl_filename>
指定したTclスクリプトを自動的に実行します。
注: -tclとファイル名の間にスペースが入ります。
-hwc <hwc_filename>
指定したHWCスクリプトを自動的に実行します。
注: -hwcとファイル名の間にスペースが入ります。
-version
HyperWorks Desktopバージョンを出力します。
-wait
Windowsで稼働している場合、キーの押下を待って終了するために、-bオプションと組み合わせて使用されます。

HyperMeshクライアント

以下のオプションは、-clientconfig hwfepre.datと使用される場合にのみ有効です。
-a<subprofile_name>
HyperMeshユーザープロファイルのサブプロファイルを指定するために、-u<profile>と組み合わせて使用します。
注: -aとサブルーチン名の間にスペースは入りません。
例: -uAbaqus -aStandard3d
-batchcontext
OpenGLバッチコンテキストをセットアップするために、-bオプションと組み合わせて使用されます。このオプションは、HyperMeshを正常に実行するためにコンテキストを要するマシンに必要です。このオプションを使用するには、DISPLAY環境変数が定義され、機能していなくてはなりません。
-c<command_filename>
指定したコマンドファイルを自動的に実行します。
注: -cとファイル名の間にスペースが入らない点にご留意ください。
-continue
コマンドファイルを処理する際、エラー時に常に継続します(プロンプトを出しません)。
-g
起動時にHyperMeshuser profileダイアログを表示します。
-nobatchcontext
OpenGLバッチコンテキストをセットアップしないために、-bオプションと組み合わせて使用されます。このオプションは、HyperMeshを正常に実行するためにバッチコンテキストを使用することが不可能なマシンに必要です。
-nocommand
HyperMeshにコマンドファイルの作成および書き出しをさせません。
-nouserprofiledialog
起動時にHyperMeshuser profileダイアログを表示しません。
-nowriteviewcommands
HyperMeshにコマンドファイルへの表示のコマンドの書き出しをさせません。
-r<result_filename>
HyperMesh結果ファイルの名称を.res接尾部の付いた入力ファイル名または指定したファイルのいずれかに設定します。
注: -rとファイル名の間にスペースは入りません。
-templex
コマンドファイル内にTemplexステートメントを許可します。
-t<template_filename>
グローバルテンプレートを指定したファイルに設定します。
注: -tとファイル名の間にスペースは入りません。
-u<profile_name>
起動時のHyperMeshユーザープロファイルの指定に使用します。
注: -aとプロファイル名の間にスペースは入りません。
例: -uAnsys

例: 起動オプション

Windows
<altair_home>/hw/bin/<platform>/hw.exe -clientconfig hwfepre.dat -tcl /home/user/my_script.tcl
Linux
<altair_home>/altair/scripts/hw -clientconfig hwfepre.dat -tcl /home/user/my_script.tcl