ファイルのインポート

HyperWorks Desktopでは、様々な種類のファイルを選択したクライアントにインポートすることができます。

インポートのオプションは、その時点でアクティブとなっているクライアントによって異なります。

いずれかのタイプのファイルをHyperWorks Desktopにインポートするということは、現在開いているファイルに選択されたファイルが追加されることを意味します。既存のファイルを上書き / 置き換えするものではありません。したがって、2つ(またはそれ以上の)ファイルを1つのウィンドウに開くために、Importオプションを使用することが可能です。

モデルのインポート

外部CADのラインおよびサーフェスデータまたは有限要素モデルをインポートします。 また、HyperMeshモデルファイル(.hm)を現在のモデルセッションにインポート/統合することも可能です。

モデルのインポートでは、現在のセッションを削除することなしに、1つまたは複数のHyperMeshモデルファイルを現在のHyperMeshセッションにインポートすることが可能です。

  1. 以下の方法でモデルをインポートします:
    • メニューバーから、File > Import > Modelを選択します。
    • Standardツールバーから(Import Model)をクリックします。
    Import - Modelタブが開きます。
  2. File Selection領域でをクリックし、インポートするファイルを選択します。

    File Selection領域からファイルを削除するには、(Remove Selection)または(Remove All)をクリックします。

  3. Import Optionsの左のをクリックし、モデルのインポートオプションを定義します。
  4. Importをクリックします。

モデルのインポートオプション

モデルをインポートする際に定義されるEntity Managementの設定

Entity Management設定は、現在のHyperMeshセッションおよびインポートするバイナリファイル内でコンポーネントID(PID)、プロパティID(SECID)および材料ID(MID)に一致(および不一致)がある場合に開始されます。コンポーネント、プロパティまたは材料のIDが一致しない場合、何も実行されず、エンティティはそのままインポートされます。
注: デフォルトでは、コンポーネントIDはオフセットされ、該当するパートへ統合されます。コンポーネント、プロパティまたは材料エンティティについてはKeep Incoming AttributesまたはKeep Existing Attributesを、ジオメトリ / FEについてはKeep Incoming Onlyを選択するのが、この使用ケースでは最も一般的です。
コンポーネント、プロパティ、材料
Offset ID
入ってくる属性と競合するIDをセッションにマージし、それらのIDをオフセットします。これは、Entity Management設定で、コンポーネント、プロパティまたは材料についてはデフォルトのオプションです。
Keep Existing Attributes
既存のセッション内エンティティ属性と入ってくる競合エンティティIDを維持します。
Keep Incoming Attributes
入ってくるエンティティ属性をセッション内エンティティにマップします。
Geometry/FE
Keep Both
一致しないIDを持つコンポーネント内の既存およびインポートするジオメトリ / FEを両方保持します。
Keep Existing Only
一致しないIDを持つコンポーネント内の既存ジオメトリ / FEを保持します。
Keep Incoming Only
一致しないIDを持つコンポーネント内のインポートするほうのジオメトリ / FEを保持します。これは、Entity Management設定で、ジオメトリ / FEについてはデフォルトのオプションです。
コネクター
HyperMeshバイナリファイルとともにコネクターを読み込む際、HyperMeshは、一致しないスポットコネクターとボルトコネクターをチェックします。
注: 一致しないコネクターのチェックで、IDは考慮されません。
Connectorオプションの右にあるをクリックし、一致しないコネクターを見つけるために使用されるオプションを定義します。
Tolerance
一致しないコネクターを見つけるために使用されるトレランス。コネクターの座標は、互いにトレランスの範囲内になければなりません。
Link Check
リンクのタイプ、名称およびIDにより、使用されるリンクを比較します(デフォルトでアクティブ)。
Thickness Check
層の数を比較します(デフォルトでアクティブ)。
Attribute Check
直径、コンフィギュレーション、ソルバーおよびポストスクリプトを比較します(デフォルトで非アクティブ)。
コネクターが一致しないものとして認識されない場合、そのコネクターは通常のインポートメカニズムに従ってインポートされます。一致しないコネクターについては、以下のオプションがインポート時に使用できます:
Keep Both
一致しないコネクターをインポートします。
Keep Existing Attributes
一致しないコネクターがインポートされるのを阻止します。
Keep Incoming Attributes
既存のコネクターを削除し、一致しないコネクターをインポートします。

FEモデルのインポート

ソルバー入力ファイルをインポートします。

サポートされているソルバーインターフェースに有限要素モデルをインポート、または任意の内部または独自のソルバー用にユーザーによって作成されたカスタムfeinput入力トランスレーターに有限要素モデルをインポートします。
  1. 以下の方法でモデルをインポートします:
    • メニューバーからFile > Import > Solver Deckをクリックします。
    • Standardツールバーから(Import Solver Deck)をクリックします。
    Import - Solver Deckタブが開きます。
  2. File typeに、インポートするソルバー固有のファイルタイプを選択します。

    デフォルトではこの欄は、その時点で読み込まれているユーザープロファイルのソルバー固有のファイルタイプに自動的に設定されます。

  3. File欄でをクリックし、インポートするファイルを選択します。
  4. File TypeがCustomに設定されている場合、をクリックし、適切なリーダーを選択します。
  5. Import Optionsの左のをクリックし、FEモデルのインポートオプションを定義します。
  6. Importをクリックします。

FEモデルのインポートオプション

FEモデルがどのようにインポートされるかを決定するために使用されるインポートオプション群。

Import
インポートするエンティティのタイプ。
All
選択されたファイル内のすべてのエンティティをインポートします。
Custom
選択されたファイルからインポートするエンティティを選択します。
Select EntitiesをクリックしてImportダイアログを開き、インポートするエンティティのチェックボックスを選択します。各エンティティについてのインポートの挙動は、エンティティインポートの挙動に指定されています。
Display
新たにインポートされた荷重コレクターおよび / またはシステムコレクターの表示をオン / オフにします。
ヒント: このオプションは、数多くの荷重 / システムを含んだ有限要素入力モデルの実行を向上させる手助けとなり、
すべてのインポートリーダーについてサポートされています。既存の荷重コレクターおよびシステムコレクターは、このオプションの影響を受けません。
All
新たにインポートされた荷重コレクターおよびシステムコレクターの表示をオンにします。
Custom
表示するエンティティを選択します。
Select EntitiesをクリックしてDisplayダイアログを開き、表示するエンティティのチェックボックスを選択します。非アクティブであるエンティティは表示されません。
Solver options
Select Optionsをクリックし、ソルバーのインポートオプションインポート設定を定義します。
Create comps
インポート時にコンポーネントを作成する方法。
By HM Comments
過去のモデルのエクスポートでHyperMeshにより作成された指定のファイル内のHyperMeshコメント$HMNAME COMP、$HMMOVEおよび$HMDPRPを与えます。
By Property
指定のファイル内のコメント$HMNAME COMP、$HMMOVE、$HMDPRPを無視し、ファイル内の各プロパティに基づきコンポーネントを自動的に作成します。コンポーネント名は、プロパティの名称となります。プロパティも作成され、要素ではなくコンポーネントに割り当てられます。(By Property階層構造
By 1 Component
指定のファイル内のコメント$HMNAME COMP、$HMMOVE、$HMDPRPを無視し、ファイル内のすべての要素をまとめる1つのコンポーネントを作成します。プロパティが作成され、要素に直接割り当てられます。(By Component階層構造
Assign props
インポート時に要素にプロパティを割り当てる方法。
By HM Comments
$HMNAME COMP、$HMMOVEおよび$HMDPRPコメントを与え、それにしたがってプロパティを要素に割り当てます。$HMDPRPコメント内にリストされた要素はいずれも直接割り当てられたプロパティを有し、残りの要素はコンポーネントからそれらのプロパティを取ります。
On Element
$HMNAME COMPおよび$HMMOVEコメントを与え、それらのカード定義に基づいて、プロパティを直接すべての要素に割り当てます。
On Component
$HMNAME COMPおよび$HMMOVEコメントを与え、すべての要素がそれらのコンポーネントからプロパティを取るようにします。
注: 要素は、それが属するコンポーネントからプロパティ割り当てを取ることが可能、もしくは、プロパティを直接割り当てさせることが可能です。直接の割り当ては、コンポーネントの割り当てより優先されます。
Import as include
非インクルードファイルをインクルードファイルとして読み込み、表示します。
Include files
インクルードファイルをインポートする方法。
Merge
すべてのインクルードファイルからのコンテンツをHyperMeshモデルにインポートしますが、それらの参照は保持しません。インポートの際、すべてのエンティティはマスターファイルに書き出されます。
Preserve
個々のインクルードファイル内のデータをマスターモデルへの参照と共に保存します。Includeブラウザで、個々のインクルードファイルのコンテンツを確認します。インポートの際、エンティティは、マスターファイル内の参照と共に、対応するインクルードファイルに書き出されます。
Skip
インクルードファイル内のデータをHyperMeshにインポートしません。インクルード参照は保持され、インポート中にマスターモデルに書き出されます。
ID Rules
ID-Manager内に定義されており、各インクルードファイルの末尾でXMLブロックとしてソルバーデックにエクスポートされるID管理ルールをインポートします。
制約事項: Include filesがPreserveにセットされている際に使用できます。
Create Part Assemblies/Parts
パート / パートアセンブリコメントがない際に各コンポーネントについてパート階層を生成し、新たに作成された各パート / パートアセンブリにUIDを割り当てます。
FE overwrite
一致するIDを持つエンティティを上書きします。チェックマークが入っていない場合、重複を避けるためにエンティティIDがオフセットされます。
ID Offset
オフセットの設定を調整します。
Define OffsetsをクリックしてDefine Offsetsダイアログを開き、各エンティティをオフセットするための値を指定します。
Display import errors
インポートプロシージャ中に起こったあらゆるエラーを表示します。

エンティティインポートの挙動

エンティティがどのようににインポートされるかの概要。

アセンブリ

  • インポートファイル内に存在し得るアセンブリコメントカード(HMASSEM、HMASSEM_IDS)をインポートし、コメントカード内のデータ毎にアセンブリを生成します。
  • オプションの追加のインポート: コンポーネント、要素、節点、コネクター

コンポーネント

  • インポートファイル内に存在し得るコンポーネントコメントカード(HMNAME COMP、HWCOLOR COMP、HMMOVE、HMDPRP)をインポートし、コメントカード内のデータ毎にコンポーネントコレクターを生成します。
  • オプションの追加のインポート: 要素、節点、コネクター。節点と要素の両方がインポートされない場合、コンポーネントがインポートされて生成されますが、それに要素は含まれません(すなわち、空のコンポーネント)。コネクターについても同様です。

荷重コレクター

  • インポートファイル内に存在し得る荷重コレクターコメントカード(HMNAME LOADCOL、HWCOLOR LOADCOL)をインポートし、コメントカード内のデータ毎にHyperMesh荷重コレクターを生成します。
  • オプションの追加のインポート: 荷重。荷重がインポートされない場合、荷重コレクターがインポートされて生成されますが、それに荷重は含まれません(すなわち、空の荷重コレクター)。

システムコレクター

  • インポートファイル内に存在し得るシステムコレクターカード(HMNAME SYSTCOL、HWCOLOR SYSTCOL)をインポートし、コメントカード内のデータ毎にシステムコレクターを生成します。
  • オプションの追加のインポート: 座標系。座標系がインポートされない場合、システムコレクターがインポートされて生成されますが、それに座標系は含まれません(空のシステムコレクター)。

ベクトルコレクター

  • インポートファイル内に存在し得るベクトルコレクターカード(HMNAME VECTORCOLS、HWCOLOR VECTORCOLS )をインポートし、コメントカード内のデータ毎にベクトルコレクターを生成します。
  • オプションの追加のインポート: ベクトル。ベクトルがインポートされない場合、ベクトルコレクターがインポートされて生成されますが、それにベクトルは含まれません(空のベクトルコレクター)。

ビーム断面コレクター

  • インポートファイル内に存在し得るビーム断面カード(HMNAME BEAMSECTCOLS)をインポートし、コメントカード内のデータ毎にビーム断面を生成します。
  • オプションの追加のインポート: ビーム断面。ビーム断面がインポートされない場合、ビーム断面コレクターがインポートされて生成されますが、それにビーム断面は含まれません(空のビーム断面コレクター)。

マルチボディ

  • インポートファイル内に存在し得るマルチボディコメントカードをインポートし、コメントカード内のデータ毎にマルチボディコレクターを生成します。
  • オプションの追加のインポート: エリプソイド、マルチボディジョイント、マルチボディプレーン。エリプソイド、マルチボディジョイント、マルチボディプレーンがインポートされない場合、マルチボディコレクターがインポートされて生成されますが、それにエリプソイド、マルチボディジョイント、マルチボディプレーンは含まれません(空のマルチボディコレクター)。

荷重ステップ

  • インポートファイル内に存在し得る荷重ステップコメントカード(HMNAME LOADSTEP)とソルバー荷重ステップ定義をインポートし、ソルバーおよびコメントカードデータ毎に荷重ステップエンティティを生成します。

出力ブロック

  • インポートファイル内に存在し得る出力ブロックコメントカードとソルバー出力ブロック定義をインポートし、ソルバーおよびコメントカードデータ毎に出力ブロックエンティティを生成します。

コントロールカード

  • インポートファイル内に存在し得るソルバーコントロールカード定義をインポートし、ソルバーカードデータ毎にカードエンティティを生成します。

プロパティ

  • インポートファイル内に存在し得るプロパティコメントカード(HMNAME PROP、HWCOLOR PROP)とソルバープロパティカード定義をインポートし、ソルバーおよびコメントカードデータ毎にプロパティエンティティを生成します。

材料

  • インポートファイル内に存在し得る材料コメントカード(HMNAME MAT、HWCOLOR MAT)とソルバー材料カード定義をインポートし、ソルバーおよびコメントカードデータ毎に材料エンティティを生成します。

セット

  • インポートファイル内に存在し得るセットコメントカード(HMSET)とソルバーセットカード定義をインポートし、ソルバーおよびコメントカードデータ毎にセットエンティティを生成します。

ブロック

  • インポートファイル内に存在し得るブロックコメントカードとソルバーブロック定義をインポートし、ソルバーおよびコメントカードデータ毎にブロックエンティティを生成します。

タグ

  • インポートファイル内に存在し得るタグコメントカード(HMTAG)とソルバータグカード定義をインポートし、ソルバーおよびコメントカードデータ毎にタグエンティティを生成します。

タイトル

  • インポートファイル内に存在し得るタイトルコメントカードとソルバータイトルカード定義をインポートし、ソルバーおよびコメントカードデータ毎にタイトルエンティティを生成します。

プロット

  • インポートファイル内に存在し得るプロットコメントカードとソルバープロットカード定義をインポートし、ソルバーおよびコメントカードデータ毎にプロットエンティティを生成します。
  • オプションの追加のインポート: カーブ

接触サーフェス

  • インポートファイル内に存在し得る接触サーフェスコメントカードとソルバー接触サーフェスカード定義をインポートし、ソルバーおよびコメントカードデータ毎に接触サーフェスエンティティを生成します。
  • オプションの追加のインポート: 節点、要素

グループ

  • インポートファイル内に存在し得るグループコメントカード(Domain)とソルバーグループカード定義をインポートし、ソルバーおよびコメントカードデータ毎にグループエンティティを生成します。
  • オプションの追加のインポート: 節点、要素

センサー

  • インポートファイル内に存在し得るセンサーコメントカードとソルバーセンサーカード定義をインポートし、ソルバーおよびコメントカードデータ毎にセンサーエンティティを生成します。

コントロールボリューム

  • インポートファイル内に存在し得るコントロールボリュームコメントカードとソルバーコントロールボリュームカード定義をインポートし、ソルバーおよびコメントカードデータ毎にコントロールボリュームエンティティを生成します。

節点

  • インポートファイル内に存在し得るソルバー節点カード定義をインポートし、ソルバーカードデータ毎に節点エンティティを生成します。

要素

  • インポートファイル内に存在し得るソルバー要素カード定義をインポートし、ソルバーカードデータ毎に適切な要素コンフィグ / タイプエンティティを生成します。
  • 必須: 節点
  • オプションの追加のインポート: アセンブリ、コンポーネント。コンポーネントがインポートされない場合、すべての要素は自動的に"Auto"コンポーネントにまとめられます。

コネクター

  • インポートファイル内に存在し得るマスターコネクターファイルxmlデータをインポートし、コネクターのxmlデータ毎にコネクターエンティティを生成します。
  • 必須: 節点、要素、コンポーネント
  • オプションの追加のインポート: アセンブリ

荷重

  • インポートファイル内に存在し得るソルバー荷重カード定義をインポートし、ソルバーカードデータ毎に適切な荷重コンフィグ/タイプエンティティを生成します。
  • 必須: 節点(フォース、モーメント、温度)
  • オプションの追加のインポート: 荷重コレクター。荷重コレクターがインポートされない場合、すべての荷重は自動的に"Auto"荷重コレクターにまとめられます。

方程式

  • インポートファイル内に存在し得るソルバー方程式カード定義をインポートし、ソルバーカードデータ毎に適切な方程式エンティティを生成します。
  • 必須: 節点
  • オプションの追加のインポート: 荷重コレクター。荷重コレクターがインポートされない場合、すべての荷重は自動的に"Auto"荷重コレクターにまとめられます。

座標系

  • インポートファイル内に存在し得るソルバー座標系カード定義をインポートし、ソルバーカードデータ毎に座標系エンティティを生成します。
  • 必須: 節点(節点依存の座標系の場合)
  • オプションの追加のインポート: システムコレクター。システムコレクターがインポートされない場合、すべての座標系は自動的に"Auto"システムコレクターにまとめられます。

ベクトル

  • インポートファイル内に存在し得るソルバーベクトルカード定義をインポートし、ソルバーカードデータ毎にベクトルエンティティを生成します。
  • 必須: 節点(節点依存の座標系の場合)
  • オプションの追加のインポート: ベクトルコレクター。ベクトルコレクターがインポートされない場合、すべてのベクトルは自動的に"Auto"ベクトルコレクターにまとめられます。

ビーム断面

  • インポートファイル内に存在し得るビーム断面コメントカード(HMNAME BEAMSECTS)をインポートし、コメントカードデータ毎にビーム断面エンティティを生成します。
  • オプションの追加のインポート: ビーム断面コレクター。ビーム断面コレクターがインポートされない場合、すべてのビーム断面は自動的に"Auto"ビーム断面コレクターにまとめられます。

カーブ

  • インポートファイル内に存在し得るカーブコメントカード(HMNAME CURVES、HMCOLOR CURVES、HMCURVE)とソルバーカーブカード定義をインポートし、ソルバーおよびコメントカードデータ毎にHyperMeshカーブエンティティを生成します。
  • オプションの追加のインポート: プロット

エリプソイド

  • インポートファイル内に存在し得るソルバーエリプソイドカード定義をインポートし、ソルバーカードデータ毎にエリプソイドエンティティを生成します。
  • オプションの追加のインポート: マルチボディ。マルチボディがインポートされない場合、すべてのエリプソイドは自動的に"Auto"マルチボディコレクターにまとめられます。

マルチボディプレーン

  • インポートファイル内に存在し得るソルバーマルチボディプレーンカード定義をインポートし、ソルバーカードデータ毎にマルチボディプレーンエンティティを生成します。
  • オプションの追加のインポート: マルチボディ。マルチボディがインポートされない場合、すべてのエリプソイドは自動的に"Auto"マルチボディコレクターにまとめられます。

マルチボディジョイント

  • インポートファイル内に存在し得るソルバーマルチボディジョイントカード定義をインポートし、ソルバーカードデータ毎にマルチボディジョイントエンティティを生成します。
  • オプションの追加のインポート: マルチボディ。マルチボディがインポートされない場合、すべてのエリプソイドは自動的に"Auto"マルチボディコレクターにまとめられます。

ソルバーのインポートオプション

サポートされているソルバーのインポートオプション群。

ソルバーインポートオプション群には、Import - FE ModelsタブのSolver Optionsの横にあるSelect Optionsをクリックしてアクセスします。

Abaqus

Generic material
すべての材料サブオプション、パラメータおよびデータラインがシンプルテキストとしてサポートされているgeneric materialモードでモデルをインポートします。
Expand loads on sets
セット上のすべての荷重がを個々の節点 / 要素に展開します。
Expand sets defined by range
GENERATEパラメータを有するすべてのセットを通常のセットとしてインポートします。
ヒント: これは、節点 / 要素IDがインポート中に再番号付けされている場合に役立ちます。
Import Id's
インポート中に既存のIDを保持します。
Organize orphan systems, vectors, beamsects into separate collectors
インポート中に、オーファン(孤立状態の)システム、ベクトルおよびビーム断面を別々のコレクターにオーガナイズします。
このオプションが選択されていると、HMNAMEを介して定義されているシステムコレクターが優先され、デック内のそれらの場所に基づいた、特定のシステムコレクターへのシステムのオーガナイゼーションが優先されます。
オーファンシステムとは、同じインクルードファイル内にHMNAMEシステムコレクターなしに存在するマスターまたはインクルードファイル内のシステムのことです。インポートに際し、オーファンシステムは、同じインクルードファイル上に格納されている自動生成されたシステムコレクターにオーガナイズされます。ソルバーインポートオプションOrganize unidentified systems into separate collectorsは、オーファンシステムが自動生成されたシステムコレクターに如何にオーガナイズされるかを制御します。このチェックボックスが選択されていない場合(デフォルト)、1つのシステムコレクターが生成され、そのシステムコレクターに、すべてのオーファンシステムがオーガナイズされます。このチェックボックスが選択されている場合、各オーファンシステムについて別々のシステムコレクターが生成されます。
コンポーネントにプロパティが割り当てられている場合、IDはそのコンポーネント内に保管されます。IDが間接的に割り当てられている場合、IDはプロパティ内に保管され、別のエンティティの場合は、その対応するエンティティからIDが取得されます。

LS-DYNA

Read *INITIAL_STRESS_SHELL and *INITIAL_STRAIN_SHELL
*INITIAL_STRESS_SHELLおよび*INITIAL_STRAIN_SHELLキーワードをHyperMeshでインポートする前にソルバーデックから読み出します。デフォルトではこれらのチェックボックスは選択されており、HyperMeshで自動的にキーワードが読み出されます。チェックボックスからマークを外すと、*INITIAL_STRESS_SHELLおよび*INITIAL_STRAIN_SHELLキーワードからのデータは、.hmxファイルへエクスポートされます。
Map LS-DYNA Titles / Headings to HM names
HyperMeshは、名前のついたHyperMeshエンティティにマッピングされた各ソルバーキーワードエンティティについて、1つの名称しか保持しません。このオプションでは、ソルバーデック内にあるコメントとしてのHyperMesh名(存在する場合)とLS-DYNAキーワード内に存在する名称のいずれかを選択することができます。デフォルトでは、このオプションはオフとなっており、HyperMesh名への優先が示されます。
Include Type
インクルードファイルとして、HyperMeshで読み込まれたモデルに付加するファイルについて、ソルバータイプを選択します。
制約事項: ImportブラウザでImport as Include optionがアクティブである際に使用できます。
LS-DYNAには、下記のインクルードタイプが使用できます:
  • *INCLUDE
  • *INCLUDE_STAMPED_PART
  • *INCLUDE_STAMPED_PART_SET
  • *INCLUDE_COMPENSATION_BLANK_BEFORE_SPRINGBACK
  • *INCLUDE_COMPENSATION_BLANK_AFTER_SPRINGBACK
  • *INCLUDE_ COMPENSATION_DESIRED_BLANK_SHAPE
  • *INCLUDE_ COMPENSATION_COMPENSATED_SHAPE
  • *INCLUDE_CURRENT_TOOLS
Skip include file in *INCLUDE_STAMP
このオプションが有効である場合、キーワード*INCLUDE_STAMPED_PARTまたは*INCLUDE_STAMPED_PART_SETを使って参照されるインクルードファイルをインポート時にスキップします。デフォルトでは、このオプションは有効になっています。
Create HM assembly based on includes
インクルードの名前の付いたアセンブリ、およびインクルードファイルに含まれるコンポーネントを自動的に生成します。アセンブリの階層データ構造も、インクルードの階層データ構造に従います。デフォルトでは、このオプションはオフになっています。
Activate Transformations
このオプションが有効である場合、モデル内で定義されている変換をすべて、インポート時にアクティブ化します。デフォルトでは、このオプションは有効になっています。
ConstrainedExtraNodes_PID_NID
キーワード*CONSTRAINED_EXTRA_NODE_SETを名称Xtranodes_PID_NIDと関連付けします。ここで、PIDは*PARTキーワードのID、NIDはこのキーワード内で参照される節点セットのIDです。デフォルトでは、このオプションはオフになっています。
Extend Element Property Offset
ソルバーIDを有さないプロパティと要素にIDのオフセットを加えます。
Generate Element Property ID's Per Include
ソルバーIDを有さないプロパティと要素にグローバルな最大IDを割り当てる代わりにインクルードファイル毎の最大IDを割り当てます。
Organize orphan systems, vectors, beamsects into separate collectors
インポート中に、オーファン(孤立状態の)システム、ベクトルおよびビーム断面を別々のコレクターにオーガナイズします。
このオプションが選択されていると、HMNAMEを介して定義されているシステムコレクターが優先され、デック内のそれらの場所に基づいた、特定のシステムコレクターへのシステムのオーガナイゼーションが優先されます。
オーファンシステムとは、同じインクルードファイル内にHMNAMEシステムコレクターなしに存在するマスターまたはインクルードファイル内のシステムのことです。インポートに際し、オーファンシステムは、同じインクルードファイル上に格納されている自動生成されたシステムコレクターにオーガナイズされます。ソルバーインポートオプションOrganize unidentified systems into separate collectorsは、オーファンシステムが自動生成されたシステムコレクターに如何にオーガナイズされるかを制御します。このチェックボックスが選択されていない場合(デフォルト)、1つのシステムコレクターが生成され、そのシステムコレクターに、すべてのオーファンシステムがオーガナイズされます。このチェックボックスが選択されている場合、各オーファンシステムについて別々のシステムコレクターが生成されます。

Nastran

Element to property ratio
読み込まれた要素をどのようにコンポーネントに配置するかを定義します。FEモデル読み込み時にBy HM Commentオプションが選択されているがHyperMeshコメントカードが存在しない場合、NastranユーザーはHyperMeshエンティティ読み込み時に考慮される比率を指定できます。読み込み時に、HyperMeshはプロパティの数に対する要素の数の比率を計算します。
  • 計算された比率が指定した比率より小さい場合、すべての要素は1つのコンポーネントに保存されます。
  • 計算された比率が指定した比率より大きい場合、各プロパティに対し1つのコンポーネントが作成されます。
Delete duplicate nodes
インポートに際して重複した節点IDを削除し、指定されたIDの最終的にインポートされた節点のみが保持されます。
Delete duplicate systems
インポートに際して重複したシステムIDを削除し、指定されたIDの最終的にインポートされたシステムのみが保持されます。
Import comment lines on nodes and elements
節点および要素の上にNastranコメント行を読み出し、保管します。節点および / または要素に大量のコメントを含むモデルを読み出すと、モデルインポートの時間が長くなる場合があります。デフォルトでは、このオプションはオフになっています。
Organize orphan systems, vectors, beamsects into separate collectors
インポート中に、オーファン(孤立状態の)システム、ベクトルおよびビーム断面を別々のコレクターにオーガナイズします。
このオプションが選択されていると、HMNAMEを介して定義されているシステムコレクターが優先され、デック内のそれらの場所に基づいた、特定のシステムコレクターへのシステムのオーガナイゼーションが優先されます。
オーファンシステムとは、同じインクルードファイル内にHMNAMEシステムコレクターなしに存在するマスターまたはインクルードファイル内のシステムのことです。インポートに際し、オーファンシステムは、同じインクルードファイル上に格納されている自動生成されたシステムコレクターにオーガナイズされます。ソルバーインポートオプションOrganize unidentified systems into separate collectorsは、オーファンシステムが自動生成されたシステムコレクターに如何にオーガナイズされるかを制御します。このチェックボックスが選択されていない場合(デフォルト)、1つのシステムコレクターが生成され、そのシステムコレクターに、すべてのオーファンシステムがオーガナイズされます。このチェックボックスが選択されている場合、各オーファンシステムについて別々のシステムコレクターが生成されます。
Read ANSYS Comments and Read PATRAN Comments
インポート時にANSYSおよびPATRANコメントを読み出します。

OptiStruct

Element to property ratio
読み込まれた要素をどのようにコンポーネントに配置するかを定義します。FEモデル読み込み時にBy HM Commentオプションが選択されているがHyperMeshコメントカードが存在しない場合、OptiStructユーザーはHyperMeshエンティティ読み込み時に考慮される比率を指定できます。読み込み時に、HyperMeshはプロパティの数に対する要素の数の比率を計算します。
  • 計算された比率が指定した比率より小さい場合、すべての要素は1つのコンポーネントに保存されます。
  • 計算された比率が指定した比率より大きい場合、各プロパティに対し1つのコンポーネントが作成されます。
Delete duplicate nodes
インポートに際して重複した節点IDを削除し、指定されたIDの最終的にインポートされた節点のみが保持されます。
Delete duplicate systems
インポートに際して重複したシステムIDを削除し、指定されたIDの最終的にインポートされたシステムのみが保持されます。
Import comment lines on nodes and elements
節点および要素の上にNastranコメント行を読み出し、保管します。節点および / または要素に大量のコメントを含むモデルを読み出すと、モデルインポートの時間が長くなる場合があります。デフォルトでは、このオプションはオフになっています。
Organize orphan systems, vectors, beamsects into separate collectors
インポート中に、オーファン(孤立状態の)システム、ベクトルおよびビーム断面を別々のコレクターにオーガナイズします。
このオプションが選択されていると、HMNAMEを介して定義されているシステムコレクターが優先され、デック内のそれらの場所に基づいた、特定のシステムコレクターへのシステムのオーガナイゼーションが優先されます。
オーファンシステムとは、同じインクルードファイル内にHMNAMEシステムコレクターなしに存在するマスターまたはインクルードファイル内のシステムのことです。インポートに際し、オーファンシステムは、同じインクルードファイル上に格納されている自動生成されたシステムコレクターにオーガナイズされます。ソルバーインポートオプションOrganize unidentified systems into separate collectorsは、オーファンシステムが自動生成されたシステムコレクターに如何にオーガナイズされるかを制御します。このチェックボックスが選択されていない場合(デフォルト)、1つのシステムコレクターが生成され、そのシステムコレクターに、すべてのオーファンシステムがオーガナイズされます。このチェックボックスが選択されている場合、各オーファンシステムについて別々のシステムコレクターが生成されます。

Radioss

Read Engine
インポートされた入力デックと共にエンジンファイル(_0001.rad)が使用可能である際、Radiossエンジンカードを読み出します。
Read INITIAL SHELL Data
2次元要素のRadioss初期状態カードを読み出します。
Activate transformations
インポートプロセス中のRadioss移動を可能にし、モデルのインポート後に、移動されたエンティティが移動された位置に表示されるようにします。
Read INITIAL Brick Data
3次元要素のRadioss初期状態カードを読み出します。
Organize orphan systems, vectors, beamsects into separate collectors
インポート中に、オーファン(孤立状態の)システム、ベクトルおよびビーム断面を別々のコレクターにオーガナイズします。
このオプションが選択されていると、HMNAMEを介して定義されているシステムコレクターが優先され、デック内のそれらの場所に基づいた、特定のシステムコレクターへのシステムのオーガナイゼーションが優先されます。
オーファンシステムとは、同じインクルードファイル内にHMNAMEシステムコレクターなしに存在するマスターまたはインクルードファイル内のシステムのことです。インポートに際し、オーファンシステムは、同じインクルードファイル上に格納されている自動生成されたシステムコレクターにオーガナイズされます。ソルバーインポートオプションOrganize unidentified systems into separate collectorsは、オーファンシステムが自動生成されたシステムコレクターに如何にオーガナイズされるかを制御します。このチェックボックスが選択されていない場合(デフォルト)、1つのシステムコレクターが生成され、そのシステムコレクターに、すべてのオーファンシステムがオーガナイズされます。このチェックボックスが選択されている場合、各オーファンシステムについて別々のシステムコレクターが生成されます。
Create single collector for rigids rbe3 and admass elements
すべての剛体要素について1つのコンポーネント、すべてのadmas要素について1つのコンポーネントを生成します。オフである際は、各剛体要素とadmas要素は単一のコンポーネントとして読み出されます。

インポートエラーメッセージ

データのインポート時に外部トランスレータが使用された場合、HyperWorks Desktopはプログラムが起動されたディレクトリ内にメッセージファイルを作成します。

このファイルの名称はtranslator.msgで、translatorには、トランスレータープログラムの名前が入ります。このテキストファイルには、インポートプロセスに関するエラー、ワーニング、および役に立つ情報が含まれます。

HyperWorks Desktopトランスレータは、2つ目のファイルを作成し、これにはインポートされたファイルからの追加のデータが含まれます。このファイルの名称はimportfile.hmxで、importfileにはHyperWorks Desktopに読み込まれたファイルの名前が入ります。追加の情報には、FEAデータとHyperWorks Desktopではサポートされていないキーワード、およびデータに関する一般的なコメントなどが含まれます。

ImportタブでDisplay Import Errorsチェックボックスが選択されると、エラーメッセージがImport Process Messagesダイアログに表示されます。このダイアログからは、.hmxファイルの表示、メッセージファイルの保存またはメッセージファイルの消去を選択します。Closeをクリックすると、ダイアログは閉じますが、メッセージファイルはディレクトリから削除されません。

By HM Comment

ソルバーインターフェースがどのようにBy HM Commentインポートオプションを使用するかの概要。

Abaqus

Abaqusファイルをインポートする際、By HM Commentオプションは次のように機能します:
  • 利用可能である場合、以前のモデルエクスポート時に書かれたコメントをHyperWorks Desktopは考慮します。
  • **HM_comp_by_propertyまたは**HM_set_by_propertyコメントが存在しない場合、HyperWorks Desktopは、1つの断面プロパティを指す各要素セット(ELSET)にコンポーネントとプロパティコレクターを生成します。両コレクターには、参照された要素セットの名称が付けられます。
  • 断面プロパティ(例えば *SHELL SECTION)の前に**HM_comp_by_property “<property name>” <color>のようなコメントが見つかった場合、参照される要素セットの名称を有するコンポーネントが生成されます。同時に、そのコンポーネントの断面プロパティを定義するプロパティコレクターが生成されます(コンポーネントレベルにプロパティを割り当て)。その名称は、HyperMeshコメントから採用されます。
  • **HM_set_by_propertyコメントが見つかった場合、その要素セット内で言及されている要素の断面プロパティを定義するプロパティコレクターをHyperWorks Desktopは生成します(コンポーネントレベルにプロパティを割り当て)。また、その要素はエクスポート以前に属していたコンポーネントに置かれます。接頭子“HMprop_”が存在する場合は、インポート時に削除されます。

Nastran

Nastranファイルをインポートする際、By HM Commentオプションは次のように機能します:
  • HMCOMP NAMEカードに基づいてコンポーネントを生成します
  • HMMOVEカードに基づいて要素をコンポーネントに移動します
  • HMDPRPカードに基づいてプロパティを割り当てます
  • インポートされたデック内にHMCOMP NAMEが存在せず、要素とプロパティ(2Dおよび3Dプロパティ)が1対1の割合である場合、HyperWorks Desktopは1つのコンポーネントを生成し、すべての要素をこの1つのコンポーネントに移動します。プロパティはその要素に割り当てられます。
  • インポートされたデック内にHMCOMP NAMEが存在せず、同じプロパティをもつ複数の要素が存在する場合、HyperWorks Desktopは各プロパティにコンポーネントを1つずつ生成してプロパティを有する要素をすべて関連するコンポーネントに移動し、プロパティをもたないすべての要素について1つのコンポーネントを生成します。プロパティはそのコンポーネントに割り当てられます。
  • ANSYSまたはPatranコメントを含んだNastran入力ファイルをBy HM Commentインポートオプションを用いてインポートする際、HyperWorks Desktopはそれらを自動的に認識し、それらを使ってモデルをまとめます。サポートされるANSYSおよびPatranコメントとそれらのHyperWorks Desktopでの解釈を、以下に示します:
    ANSYSコメント
    HyperWorks Desktopは、下記のANSYSコメントを含んだNastran入力ファイルのとりまとめをサポートします。
    ANSYSコメント HyperWorks Desktopマッピング
    $ANSA_PART;GROUP Assembly
    $ANSA_PART; PART Component
    $ANSA_NAME Property / Material / Set Name
    $ANSA_COLOR Property / Material Color
    $ANSA_DEFAULT_SET_TYPE Set
    1つのプロパティのみを、HyperWorks Desktopコンポーネントに間接的に割り当てることが可能です。単一のANSA_PARTコンポーネントに関連付けされた追加のプロパティは、Direct Property Assignmentを使ってHyperWorks Desktopコンポーネントに割り当てられます(インポート中に警告のメッセージが現れます)。結果の要素プロパティ割り当ておよびソルバー入力ファイルの整合性は、これによって影響を受けません。
    Patranコメント

    HyperWorks Desktopは、下記のPatranコメントを含んだNastran入力ファイルのとりまとめをサポートします。

    Patranコメント HyperWorks Desktopマッピング
    $Elements and Element Properties for region Property
    $Material Record Material
    $<load type> of Load Set Load Collector
    $Deform Body Contact LBC Set Contact Surface
    $Subcase name Loadstep
    $Connector elements and properties for region Property

By Property階層構造



図 1. Solver Group 1. OptiStructAbaqusNastran


図 2. Solver Group 2. RadiossANSYSLS-DYNAPAM-CRASHPermas

By Component階層構造



図 3. Solver Group 1. OptiStructAbaqusNastran


図 4. Solver Group 2. RadiossANSYSLS-DYNAPAM-CRASHPermas

重複したエンティティID

LS-DYNAユーザープロファイルで、要素およびプロパティグループ内で重複したIDは、HyperWorks Desktopでサポートされています。

例えば、梁要素やシェル要素は、同じIDを有していたとしても、番号付け替えをすることなしにインポートすることが可能です。重複したIDの使用は推奨されることではないものの、既に重複したIDを含んでしまっているモデルをインポートする必要があるユーザーに多大な柔軟性を与えるために、このサポートが装備されました。このサポートは、ソルバーのデータルールを模倣することによってそのソルバーとHyperWorks Desktopとの間のデータの信頼性を保持する役目を担っており、下記のいくつかの方法で与えられています:

重複IDを有するLS-DYNAデータデックは、HyperWorks Desktopによって自動的に番号付け替えをされることはなくなりました。要素およびプロパティについてのID番号は、重複があったとしても保持されます。ただし、他のエンティティタイプについては、番号付け替えは引き続き有効です。

FE入力内においては、FE overwriteオプションが選択されている場合、同じIDグループ内でのみ、IDは上書きされます。

PreferencesドロップダウンメニューからMeshing Optionsパネルを選択し、allow duplicate IDsオプションを確認します。これは、HyperWorks Desktop内で作成する新規要素またはプロパティのプールにまたがってIDの重複を可とするために選択できます。例えば、ID 1は、1つのシェル要素と1つのソリッド要素に使用できます。しかしながら、ID 1を2つのシェル要素に使うことはできません。デフォルトではこのオプションは選択されておらず、HyperWorks Desktopは番号付け替えまたはメッシング中に同じIDを有するエンティティを生成することは決してなく、通し番号ルールを使用します。デックのインポートの際の例外を除き、HyperWorks Desktopの重複IDのサポートは、手動でアクティブ化する必要があります。

編集または削除の目的でプロパティまたは要素を選択しようとしてby idオプションを選んだ際は、1つのIDが複数のグループに存在する場合は、そのIDに加え、IDグループ(ELEMENT_SHELLやELEMENT_BEAMなど)を選択しなくてはなりません。IDグループにまたがって重複がある際に固有ののIDを特定するために、この選択は必要です。例えば、ID 1の梁要素とシェル要素が存在し、ID=1で要素を選択すると、ポップアップウィンドウが現れて、ID 1を含んだ2つのグループ間で選択を行うことが可能になります。

セッションファイルのインポート

セッションファイルを現在のセッションにインポートします。

  1. 以下の方法でセッションファイルをインポートします:
    • メニューバーからFile > Import > Sessionを選択します。
    • Standardツールバーから(Import Session)をクリックします。
  2. Import Session Fileダイアログ内で作業ディレクトリに移動し、インポートするセッションファイル(*.mwv)を選択します。

ジオメトリのインポート

CADファイルをインポートします。

  1. 以下の方法でジオメトリをインポートします:
    • メニューバーから、File > Import > Geometryを選択します。
    • Standardツールバーから(Import Geometry)をクリックします。
    Import - Geometryタブが開きます。
  2. File Typeに、インポートするファイルの種類を選択します。
    ヒント: 入力トランスレータを自動的に選ぶには、Auto Detectを選択します。
  3. をクリックし、インポートするファイルを選択します。

    File Selection領域からファイルを削除するには、(Remove Selection)または(Remove All)をクリックします。

  4. Import Optionsの左のをクリックし、CADインポートオプションを定義します。
  5. Importをクリックします。

CADインポートオプション

CAD読み込みプログラムは、インポート中のデータ処理用のオプションを提供します。

これらのオプションの一部は、Importブラウザからアクセスできます。また、他のオプションはそれぞれの書き出しプログラム用の_reader.iniファイルからアクセスできます。

Assembly

Create multiple components for linear members
各部材パートに対し複数のコンポーネントを作成します。
Create multiple components for stiffeners
各Stiffener形状につき複数のコンポーネントを作成します(各プロパティごとに1つ。たとえばFlangeとWebがある場合、2つの異なるプロパティとコンポーネントが作成される)。
Hierarchy as
作成する階層のタイプ。
  • アセンブリ / コンポーネントをベースに階層を作成する場合、Assembliesを選択します。
  • 空のパートをベースに階層を作成する場合、BOM Onlyを選択します。
  • 内容の含まれるパートをベースに階層を作成する場合、Partsを選択します。
Insert name field
コンポーネントの構成と名前を変更することが可能になります(NXパート)。名前付けオプションは”Format”オプションを使用して指定します。
  • <Part Name>を選択した場合、パートからDB_PART_NAMEストリング属性を使用します。その属性が存在しない場合は、パートファイル名が使用されます。
  • <Part Number>を選択した場合、パートからDB_PART_NUMBERまたはDB_PART_NOストリング属性を使用します。その属性が存在しない場合は、パートファイル名が使用されます。
  • <Category>を選択した場合、ジオメトリに関連するNXカテゴリーからコンポーネントが作成され、命名されます。
  • <RID-PDI>を選択した場合、パートからstring属性DB_PART_NAMEを使用します。
  • <Layer>を選択した場合、インポートされるジオメトリのレイヤーからコンポーネントが作成され、命名されます。
  • <Instance Name>を選択した場合、アセンブリ内のパートのインスタンス名を使用します。パートがアセンブリのルーツであれば、パートファイル名が使用されます。
  • <Material Name>を選択した場合、インポートされたジオメトリに材料が指定されている場合、その材料名を使用します。それ以外の場合、コンポーネントの名前は変更されません。
  • <Thickness>を選択した場合、インポートされたジオメトリが板厚情報を持った中立面であった場合、その板厚の値を使用します。それ以外の場合、コンポーネントの名前は変更されません。
  • <UG Body ID>を選択した場合、各ジオメトリボディの内部IDを使用します。この値は、インポートされる各形状ボディ単位で固有のものです。
  • <UG Tag>を選択した場合、パートインスタンスの内部数値タグを使用します。この値は、インポートされる各パートインスタンス毎に固有のものです。
Sample component name
これは、NX Part Browser Assign components by name optionに対応します。デフォルトの値は、"default"で、一般的なコンポーネントネーミングです。名前は、<>内のInsert name field optionに対応します。
Single part only
階層を1つのパートにまとめます。
Split components by
コンポーネント分割時にどのようにコンポーネントを作成するかを決定するもので、CADフォーマットに依存します。オプションには、以下の1つまたは複数を含みます(CADフォーマットに依存):
  • Bodyを選択した場合、ボディをベースにしたコンポーネントが作成されます。
  • Layerを選択した場合、レイヤーをベースにしたコンポーネントが作成されます。
  • Partを選択した場合、パートをベースにしたコンポーネントが作成されます。
  • Categoryを選択した場合、コンポーネントをカテゴリで分割します。
  • Materialを選択した場合、材料でコンポーネントを分割します。
  • Thicknessを選択した場合、コンポーネントの板厚を基準にしてコンポーネントを分割します。
  • Customを選択した場合、サブオプションが有効になります。

Topology

Cleanup tolerance
AutomaticまたはManualが可能です。
Create solids
ソリッドエンティティを作成します。選択しない場合、サーフェスは読み込まれますが、ソリッドエンティティを作成しません。
Ensure manifold geometry
マニホールドボディを、ノンマニホールド、またはトポロジーの次元が混合しているParasolidの一般ボディから抽出します。選択しない場合、Parasolidの一般ボディを定義通りに抽出します。
Extend surfaces
インポートされたサーフェスは、周辺のサーフェスに接触するまで引き伸ばされます。
Faceplates as surfaces
ファイル内にサーフェス記述がある場合、faceplateをサーフェスとして読み込み、そうでない場合はカーブとして読み込む。
Import type
ファイルの構造に基づいてオブジェクトを作成します。
Imprint stiffeners
スティフナーラインは、近くのサーフェスに投影され、それに応じて対象となるサーフェスのトポロジーが変更されます。
Merge edges
クリーンアップ処理の一部としてインポート時にエッジが(可能な場合)結合されます。
Perform connectivity
モデルをインポートし、接続性を計算します。サーフェスは接続されます。選択しない場合、接続性を計算せずにモデルを読み込みます。サーフェスは連続性を持ちません。このオプションは、インポート時間が短縮されますが、ビジュアライゼーション目的で使用する場合を除き不適切です。
Pillars as surfaces
ファイル内にサーフェス記述がある場合、 pillarをサーフェスとして読み込み、そうでない場合はカーブとして読み込みます。
Prefer detailed
オブジェクトの複数表現が利用可能な場合、最も複雑でないものをインポートします。
Scale Factor
インポート時のスケーリングファクターを定義します。
Split periodic faces
周期的サーフェスを分割しインポートの品質と堅牢性を上げます。
Stiffeners as surfaces
ファイル内にサーフェス記述がある場合、stiffenerをサーフェスとして読み込み、そうでない場合はカーブとして読み込みます。
Stiffener/beam/ER systems as
以下から選択します:
  • Solids - これらのオブジェクトをソリッドエンティティとしてインポートします。
  • Landing curves - これらのオブジェクトをランディングカーブとしてインポートします。
  • Landing curves and midsurfaces - これらのオブジェクトをランディングカーブおよび中立面としてインポートします。
  • Midsurfaces - これらのオブジェクトを中立面としてインポートします。
Stitch across bodies
異なるコンポーネントに属するサーフェスをステッチします。
Stitch different sheets
同じパート/インスタンスに属する異なるシートボディをステッチングします。
Target Units
インポートされたモデルに適用される単位系です。
  • 特定の単位系を選択します。
  • CAD unitsを選択した場合、インポートされたCADの単位系と同じになります。単位系がインポートされているCADファイルと一致しない場合は、対応する数値が単位系の変更を考慮して変更されます。
  • あるいは、Scale Factorを選択し、CAD単位系を用い、指定された係数によってエンティティをスケールします。
Tolerance value
リーダーは、このトレランスをCADデータ処理に使用するオブジェクト空間トレランスとして使用します。
Trim surfaces using
サーフェスのトリミング方法を指定します。オプション:
  • Parametric curves
  • Model curves
  • Preferred representation
Visualization only
モデルを表示目的のみで読み込みます。これは、読み込み時の多くのステップ(クリーンアップ、ステッチング、ソリッド作成など)を省略することで、読み込み時間を短縮します。読み込まれたモデルは、他の目的には不適な可能性があります。

Entities

Assign properties to components
プロパティを対応するコンポーネント(複数のプロパティを持つまたはプロパティが割り当てられていないコンポーネント)に割り当てる。
BREP and tessellation
B-repまたはテッセレーションをインポートします。B-repに与えられたプリファレンスとともにインポートされます。B-repが存在する場合、テッセレーションはインポートされません(デフォルト)。以下から選択します:
  • BREP or tessellation
  • BREP and tessellation
  • BREP only
  • Tessellation only
Compartment
ファイル内のCompartmentと”Face"によって定義されたCompartmentの両方をインポートします。前者は形状インポートにより、後者はメタデータを作成するのみです。また、参照面が作成され、これは、Compartmentによって参照されます。
Coordinate systems
CAD座標系をシステムコレクターとしてインポートします。
Cutout profiles
カットアウトプロファイルをインポートします。
Disable layers
これは、NX PartブラウザのLayer filteringモードでのDisableオプションに対応します。インポートで無効にするレイヤーは、NX Partブラウザのエントリーと同じ規則でリストされます。
Enable layers
これは、NX PartブラウザのLayer filteringモードでのEnableオプションに対応します。インポートで有効にするレイヤーは、NX Partブラウザのエントリーと同じ規則でリストされます。
FE models
FEモデルをインポートします。
Filtering
これは、NX Part browser Layer filtering selectionに対応します。
Free curves
モデルにフリーなカーブ(ワイヤーフレームエンティティ)をインポートします。
Free points
モデルにフリーなポイントをインポートします。
Groups as regions
グループに対応する領域エンティティを作成します。
Hidden (blanked/no show)
隠れた、ブランク、または表示されていないエンティティをインポートします。
Hidden ply surfaces
隠れているプライベースサーフェスを読み込む。
Holes
穴を作成します。
IGES compartments
ファイル内のCompartmentをインポートします。
Layer filter
指定されたレイヤーフィルターのみインポート。文字列は"%filter1%filter2%filter3"となります。フィルター名は、任意の文字で区切って列記され、区切り文字は、文字列の最初の要素として挿入されます。区切り文字には、””などを使用できます。属性名に"%"が使用されている場合は、その他の任意の区切り文字をユーザーが選択できる。HyperWorks Desktop は、文字列の最初の文字を分割文字として認識します。DEFAULTの特殊な値は、デフォルトレイヤーフィルターを示すのに使用可能。
Midsurfaces
バッチモードにおいて@Display= layerfilteringの場合に中立面がインポートされます。GUIでのインポートにおいてCreationタイプをAssembliesに設定した場合、NX Partブラウザでの対応するオプションを初期化します。
Notch profiles
ノッチプロファイルをインポートします。
Panel profiles
パネルプロファイルに沿ってカーブを作成します。
Parameters prefix
このプリフィックスのついたパラメータのみインポートします。その他はインポートされません。
Plane size factor
無限面のサイズのためのファクター > 0。ファクターはモデルサイズのパーセンテージです。
Ply contour gap tolerance
プライコンターギャップトレランス(デフォルト 0.3)。
Publications
publication内で参照される形状から領域を作成します。
Selected categories
これは、UG Part ブラウザオプションのCategoriesに対応します。これらは、コマンドファイル文字列と同様にリストされます。“<name1_length> <name1> <name2_length> <name2>…”ここで、<name<i>_length> は、カテゴリ名の文字長さを表す数字。
Skip entities
インポート時に読み込まない特定のエンティティタイプ、またはサブタイプ(例:特定のフォーム数を持ったエンティティタイプなど)。
ソリッド
バッチモードで、@Display= layerfilteringに設定されている場合、ソリッドをインポートします。GUIでのインポートにおいてCreationタイプをAssembliesに設定した場合、NX Partブラウザでの対応するオプションを初期化します。
Solver
適切なソルバーを選択します。
Topological properties
参照面を作成しコンターをスケッチます。さらに、これらの属性を持つメタデータをSystemにアタッチします。
Trim ply surfaces
インポート時にプライベースサーフェスをトリムします。
Unbounded curved plates
境界記述が不十分な湾曲したプレートをインポートします。

Metadata

Attributes
一般的な属性すべてを(グローバルおよび単独エンティティに関連する)メタデータとしてインポートします。
Body ID
ボディ識別子をメタデータとして与えます。
Color
形状エンティティの色属性をメタデータとして整数値で読み込みます。
Density
密度の値をメタデータとして読み込む。
Full name
CADパートから取り込む完全なCAD名は、メタデータとして作成します。これは、アセンブリ名 / パート名 / フィーチャー名 / エンティティ名で構成されます。
Layer
レイヤーの値をメタデータとして読み込みます(デフォルト)。
Legacy hierarchy
パート内のオリジナルのCAD階層でメタデータを作成します。
Original ID
オリジナルのCADエンティティIDをメタデータとしてインポートします。
Plate system attributes
Plate systemとBraket childにXMLで割り当てられる物理特性をメタデータとして作成します。
PMI
ポイントのPMIデータを読み込みます。新規ポイントが作成され、PMI属性がメタデータとして与えられます。
Prefix string
すべてのメタデータ名用のプリフィックス文字列。デフォルトではプリフィックスなし。
Stiffener normals
Stiffener/Beam/ERシステムの法線に関する情報をメタデータとして追加します。
Tags
エンティティ名をメタデータで作成します。
Unique ID
固有のCAD IDを追跡するためのメタデータを作成します(デフォルト)。1つのエンティティがインポート時に分割された場合、2つのエンティティに同じIDが与えられる。

User Defined

Options
GUIには表示されないその他のオプションは、 option1_name = option1_value、option2_name = option2_valueなどの形式で指定します。GUI内でも表示されているオプションをこのフィールドでも指定した場合、このフィールドの値が優先されます。
Timeout (seconds)

CADファイルのインポートを中止するためのタイムアウト値(秒単位)を指定します。タイムアウトは、サードパーティのライブラリコール(HyperMeshに送信するデータの読み込みと準備)内で行われた処理に費やされた時間のみをカバーしています。データがHyperMeshに送信されると、タイムアウトは適用されなくなります。このタイムアウトは、インポートする各CADファイルに個別に適用されます。単一のファイル(個々のパーツまたはマスターアセンブリファイル)をインポートする場合、ファイル全体のインポートに適用されます。複数のファイルをインポートした場合(複数のファイルを選択した場合やPartブラウザのRepresentation Loadの実行など)、各ファイルに個別に適用されます。

Colors

Colors
形状エンティティの色属性をRGBフォーマットでメタデータとして整数で読み込みます。

PDM Attributes

Material name
カレントのパートのPDM材料名情報を含むCAD属性の名前。デフォルトはMATERIAL_NAME。
Mesh flag
カレントのパートのPDMメッシュフラグ名情報を含むCAD属性の名前。デフォルトはMeshFlag。
MID
カレントのパートのPDM材料ID情報を含むCAD属性の名前。デフォルトは、MaterialId。
Part number
カレントのパートのPDMパート数情報を含むCAD属性の名前。デフォルトはPartNumber。
PID
カレントのパートのPDMプロパティID情報を含むCAD属性の名前。デフォルトはPID。
Revision
カレントのパートのPDM major revision情報を含むCAD属性の名前。デフォルトはRevision。
Thickness name
カレントのパートのPDM板厚情報を含むCAD属性の名前。デフォルトはThickness。
UID
カレントのパートのPDM UID情報を含むCAD属性の名前。デフォルトはUID。

デフォルトの_reader.iniファイルは、[Altair Home]/io/afc_translators/bin/[platform]の下にあります。CADリーダーが実行されると、各リーダーは現在の作業ディレクトリの適切な_reader.iniファイルを検索します。ファイルが見つからない場合、HW_CONFIG_PATH環境変数で指定されているすべてのディレクトリを検索します。

いずれにもファイルが見つからない場合、最終的にデフォルトの_reader.iniを使用します。この場合、_reader.iniは、"global"または"local"ユーザースコープを持ちます。例えば、"local"ユーザーは、現在の実行のためにローカルな現在の作業ディレクトリに_reader.iniファイルをコピーし修正することができます。

オプションは、1度に1つの値のみをとります。オプションはまた、各オプションの先頭に#を置くことでコメント行(無効)にでき、このような場合にはオプションのデフォルト値が使用されます。

多くのCADトランスレータは、その他の関連情報をメタデータとして特定エンティティ(アセンブリ、コンポーネント、ポイント、ライン、サーフェス、ソリッド)に付加することができます。メタデータの一部はデフォルトで作成され、そのほかのメタデータは_reader.iniファイル内で有効と無効を切り替えることができます。メタデータはデータベースに保存され、レビューやプロセス自動化に使用されます。例えば、CADファイルからのサーフェスタグ(名前)を取得し、メッシュ基準値をHyperWorks Desktop内のサーフェスに適用します。

BOMのインポート

材料表(BOM:Bill-of-Material)ファイルをインポートします。

  1. 以下の方法でBOMをインポートします:
    • メニューバーからFile > Import > BOMを選択します。
    • Standardツールバーから(Import BOM)をクリックします。
    Import - BOMタブが開きます。
  2. File typeに、インポートするファイルのタイプを選択します。
    ヒント: 入力トランスレータを自動的に選ぶには、Auto Detectを選択します。
  3. File欄で、インポートするBOMファイルに移動します。
  4. Import Optionsの左のをクリックし、BOMインポートオプションを定義します。
    1. Import typeに、インポートの挙動を選択します。
      • BOMファイルを現在のHyperMeshセッションにインポートするには、Childを選択します。
      • 現在のHyperMeshセッションを破棄し、BOMファイルに基づいて新規のモデル階層を作成するには、Replaceを選択します。
    2. ネイティブリーダーを使用するには、Use native readerチェックボックスを選択します。デフォルトでは、CADインポートと同様、UGネイティブリーダーが"Auto Detect"に使用されます。
      注: File typeがUGに設定されている際に有効です。
  5. Importをクリックします。

コネクターのインポート

コネクターファイルをインポートします。

  1. 以下の方法でコネクターをインポートします:
    • メニューバーからFile > Import > Connectorを選択します。
    • Standardツールバーから(Import Connectors)をクリックします。
    Import - Connectorタブが開きます。
  2. File typeに、インポートするファイルのタイプを選択します。
    • コネクター(*.mwf*.mcf*.xml*.vip*.csv
      注: xMCFファイルは、下記のヘッドラインを含む.xmlファイルを介してインポートされることが可能です:
      <xmcf xmlns:xs="http/www.w3.org/2001/XMLSchema" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns="http:
          <version>3.0.0</version>
          <data>2015-12-14</date>
    • Spotwelds
  3. File欄で、インポートするコネクターファイルに移動します。
  4. ID map file欄で作業ディレクトリをナビゲートし、マップファイルを開きます。

    ID Map Fileは、*.mwf、*.mcf、*.xml、*.vipまたは*.csvファイルからのコンポーネントIDとHyperMesh内でのそれらに対応するIDを表示します。IDは、1つのIDからその次へとマッピングされます

  5. Import Optionsの左のをクリックし、インポートオプションを定義します。
  6. Importをクリックします。
注:
XMCFファイルについては、以下のタイプのコネクターとフィーチャーが管理されます:
  • 0D: Spotweld、bolt、screw、gumdrop、clinch、rivet(blind、self-piercing、solid、swop)、robscan、contact_list、threaded connection、heat stake、clip、nail
  • 1D: Sequence connection 0D(spotweld、gumdrop)、seamweld(butt_joint、corner weld、edge weld、i_weld、overlap weld、y-joint、k-joint、cruciform joint、flared joint)、adhesive-line、hemming、contact list
  • 2D: Adhesive face
  • カスタム属性が管理されます
  • Appdataは管理されません

マーカーのインポート

マーカーファイルをMediaViewにインポートします。

開始する前に、ビデオファイルが読み込まれていることを確認してください。
  1. 以下の方法でマーカーをインポートします:
    • メニューバーからFile > Import > Markersを選択します。
    • Standardツールバーから(Import Markers)をクリックします。
  2. Import Marker Fileダイアログ内で作業ディレクトリに移動し、インポートするマーカーファイルを選択します。

テーブルデータCSVファイルのインポート

コンマ区切り値ファイルをインポートします。

TableViewは、シングルセル内の複数行のデータをサポートします。改行を加えるには、Alt + Enterを押します。TableViewでは、複数行を含むセルを選択、またはAlt + Enterを押した際、Conditional FormattingパネルとCell Dataパネルが表示されます。

  1. 以下の方法でCSVファイルをインポートします:
    • メニューバーからFile > Import > Table CSVを選択します。
    • Standardツールバーから(Import Table CSV)をクリックします。
  2. Import CSV Fileダイアログ内で作業ディレクトリに移動し、インポートするコンマ区切り値ファイルを選択します。